氣楽亭 日乗

大阪生まれで奈良県広陵町の長閑で氣楽な田舎暮らしの氣功師が氣ままに綴る懐かしい昭和の年代記です。

あぶり出し

2005-12-30 11:06:44 | 懐かしい遊び
家に「火鉢」が有った頃の思い出です。
私は「火鉢」にへばり付いて本を読みながらミカンやお餅を食べるのが大好きでした。

其の頃の「月刊漫画誌」には人気の「少年探偵団」や「忍者物」が掲載されています。
その特集記事で「暗号」や「秘密の手紙」「財宝の隠し場所の地図」を書く時に他人に秘密を知られないように「あぶり出し」を書く事を知りました。

お手軽な「あぶり出し」は「ミカンの絞り汁」を浸した筆で絵や文字を書き乾かすと何も見えなくる簡単な物です。
その紙を燃えないように火にかざすと茶色くなった絵や文字が浮かび上がる。

何でもやりたがる好奇心旺盛な私は早速に挑戦します。
スッパイミカンを絞り汁をお皿に溜めて筆で「あぶり出し」を書きました。
乾くと何も見えません。
「火鉢」の火に「あぶり出し」をかざすと茶色の文字が浮かび上がる・・・

上手く書けましたが「暗号」を書いて渡す相手は居ません。
それに「財宝」や「宝の隠し場所」も有りませんでした。

最近のミカンは水臭いのは有るけれどスッパイミカンは有りません。
「あぶり出しで」遊んだあの頃が懐かしい。

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