Studioきのんち

作編曲家でOWLのキーボーディスト 木ノ下達也のブログ

Roland M-120

2012-07-21 02:31:37 | 楽器、PC
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さて、今日のメニューはRoland M-120
Roland製品の型番は数字の前に必ず「-」が付くのがお決まりで。


このM-120、もう20年近く前の製品になるでしょうか。
当時はシンセサイザーなどのハード機材全盛期。
リバーブなどのエフェクトも外付けになることも多く、とにかく事あるごとにチャンネルが足りなくなるもんでした。
そんな膨大な回線をまとめるが為、各社こぞって多種多様なミキサーをラインナップしていた時代でした。


その当時このM-120も所有していたのですが、時代は変わりエフェクターはシンセサイザーに内蔵されるのがあたりまえになり、もはや現在ではコンピューターの中だけで制作ができるようになってしまったのでこれらの外部ミキサーもお役御免になってしまいました。
自分もメインがピアノ&オルガンになったこともあり必要としなくなって手放したのですが、ここ最近また複数の機器を扱うことも増えたので中古で買い直したところです。


1Uというサイズで12のチャンネル数に2つのAUX、キャノンのメインアウトとは別にモニター用のアウトがあるなどの多機能ぶりはやはり当時から稀な存在で、オークションでも必ず買い手が付くほど現在でも人気があります。
とはいえ既に20年近く前のアナログ製品ですからあちこち劣化が出てくるのもまた然り。
この手に入れた中古のM-120も所々ガリったり挙動不審なチャンネルがいくつかあるので手を入れてみることにしました。

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まあ、しかしミキサーの分解は面倒この上なし。
しかりと各ボリュームポッドもパネルに固定されてるので全部取り外すだけでも相当な手間になります。


だいたいこの手のモノは端のチャンネルからダメになってきますが、どうしてもその辺に何やらぶつけたりするんですよね。(あるあるw)
これも例外ではなく1ch、2ch辺りが悪く、ツマミを一定方向に力を加えると直ったりするので、どうやらポッドと基盤とのハンダ付け部分が浮いてきていると判断。
一度完全に取り外してからハンダ付けし直すとバッチリ改善しました。



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やはりラックタイプのミキサーは他の機器とまとめられるところが良いところ。
OWLでは同期モノのMacやインターフェイスもあるのでそれらをずらりと平面に並べると結構なスペースが必要になります。
対バンのライブなどでそれらを組んだりバラしたりは結構大変。
ラックに組んでその上にMacを置けばそのまますんなりと移動することも簡単になりますからね。

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ミキサーと言えばいつの間にやら数台所有しておりまして、ベリンガーのEURORACK1604A、XENYX1002FX、KAWAI MX-8SR、MACKIE SR24? 4と結構なミキサーマニアですね。
ほとんど中古品ですが。


まあ何かを混ぜる為だけではなく、レコーディング時のモニター用途だったり、プリアンプ代わりだったりすることもありますし、OWLなどでは自分らでボーカルからドラムまでミックスするようなライブもあるので何かと現場で使う物ではあります。


制作段階ではほとんど出番もなくなってきたアナログミキサーですがライブ等の現場ではまだまだ必需品。
目立たないながらも重要なアイテムです。


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