月刊 きのこ人

【ゲッカン・キノコビト】キノコ栽培しながらキノコ撮影を趣味とする、きのこ人のキノコな日常

きのこフィーバーJ

2010-10-12 23:31:47 | キノコ
この日ダントツに多かったのがヌメリイグチだった。これまでヌメリイグチというのを見かける機会があまりなかったので、少々オドロキ。

基本的に松につくキノコのようだが、それこそ土手という土手にうじゃうじゃ生えているという有り様。収穫しようと思ったらバケツ単位で採れたことだろう。ただ、消化不良や下痢を起こしやすい弱毒キノコとして扱われているので、食べるにしても少量、ということになる。


さらに問題なのは虫に食われやすいこと。この日のヌメリイグチはほぼ100パーセント、甲虫の一種(ハネカクシだろう)に食い入られていた。管孔に穴をあけ、お菓子の家よろしく、中に住んでいらっしゃる。機動性が高いうえに食欲がものすごいらしく、まだ発生したてだと思われるものでも、管孔がほぼない状態にまで食われているものがいくつも見られた。
まあそれでもキノコを溶かしてしまうウジ虫よりはマシなので、被害の少ないうちに追い出してしまえば食える。


チチアワタケとは、つばのあるなしで判別するそうだが、けっこう紛らわしいものもあるようだ。

アミタケも少量ながら見られた。三重では『スドーシ』の名で知られる食菌だが、いまでは細々としか発生しない。この日アミタケは撮らなかったが、かわりにアミタケのそばにしか生えないと言われるオウギタケを撮ることができた。


意外ときれいだねぇ……

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