菌類とは……えーと、分類学的に「菌界」に属する生物群のこと……って、全然説明になってへんな。
あちこちの本にそれなりのことが書かれていて、だいたいおおまかなことはわかるんだけど、定義っていうと、なかなかまとまった形では書かれていない。もうちょっとアカデミックな本があれば別なんだろうけど……
正確かどうかは別として、『朝日百科 キノコの世界』にかかれているのがシンプルにまとまっている。
――『体が主として多数の細胞からなり、その各細胞はしっかりした壁(細胞壁)で囲まれるが、全体としてはあまり分化せず、その各細胞の内部には1個以上の核があり、光合成要素を欠き、吸収により栄養をとる生物』
って、なんかわかったような、わからんような。とりあえず
①光合成しない
②細胞壁がある
③細胞が連結した菌糸体を本体とする(細胞1個からなるコウボみたいなのもある)
あたりは間違いのなさそうなところだ。
ちなみに菌糸というのが、きわめてシンプルでありながら、けっこう独特の性質を持つ組織であるらしく、細胞分裂や生殖方法なんかも含めて「オモロイなー」と思うところが、個人的には多々ある。ただそれは、高校生物で苦痛を感じながら暗記した「げんすー分裂」とか「ゆーせー生殖」とかいう(一見ムダとも思われる)知識があるからであって、そういう勉強をしていない人にはチンプンカンプンなことだろう、とも思うので、ここでは割愛する。(勉強したい向きは『都会のキノコ』大館一夫 著 がオススメ)
生態学的には、有機物を無機物へ分解する「分解者」としての役割を担っている、とされている。まあ分解ってのは、消費との境目がけっこう曖昧だし、例外も多かろうから、これを菌類の定義とは言いづらいけど。それでも菌類というひとかたまりの生物群としては、「分解」が重要な性質であることに違いない。
えーっと、ちなみに「細菌」というのは同じ「菌」がついていても、キノコやカビ、コウボといった「真菌類」とはまったく遠縁の、別個の生物群だそうだ。……知らんかった。ただ、生活用語として「菌類」という言葉を使う場合、どちらかというと「細菌」のことを指しているように思う。
結論。個人的な感覚で言ってしまうと、菌類ってのは
「植物ではないし動物でもない、下等ではないが上等ともいいきれない、はっきりしない連中」ということでよかろうと思うのだが、いかが。(……こんだけ調べといて結論はそれかよ)
あちこちの本にそれなりのことが書かれていて、だいたいおおまかなことはわかるんだけど、定義っていうと、なかなかまとまった形では書かれていない。もうちょっとアカデミックな本があれば別なんだろうけど……
正確かどうかは別として、『朝日百科 キノコの世界』にかかれているのがシンプルにまとまっている。
――『体が主として多数の細胞からなり、その各細胞はしっかりした壁(細胞壁)で囲まれるが、全体としてはあまり分化せず、その各細胞の内部には1個以上の核があり、光合成要素を欠き、吸収により栄養をとる生物』
って、なんかわかったような、わからんような。とりあえず
①光合成しない
②細胞壁がある
③細胞が連結した菌糸体を本体とする(細胞1個からなるコウボみたいなのもある)
あたりは間違いのなさそうなところだ。
ちなみに菌糸というのが、きわめてシンプルでありながら、けっこう独特の性質を持つ組織であるらしく、細胞分裂や生殖方法なんかも含めて「オモロイなー」と思うところが、個人的には多々ある。ただそれは、高校生物で苦痛を感じながら暗記した「げんすー分裂」とか「ゆーせー生殖」とかいう(一見ムダとも思われる)知識があるからであって、そういう勉強をしていない人にはチンプンカンプンなことだろう、とも思うので、ここでは割愛する。(勉強したい向きは『都会のキノコ』大館一夫 著 がオススメ)
生態学的には、有機物を無機物へ分解する「分解者」としての役割を担っている、とされている。まあ分解ってのは、消費との境目がけっこう曖昧だし、例外も多かろうから、これを菌類の定義とは言いづらいけど。それでも菌類というひとかたまりの生物群としては、「分解」が重要な性質であることに違いない。
えーっと、ちなみに「細菌」というのは同じ「菌」がついていても、キノコやカビ、コウボといった「真菌類」とはまったく遠縁の、別個の生物群だそうだ。……知らんかった。ただ、生活用語として「菌類」という言葉を使う場合、どちらかというと「細菌」のことを指しているように思う。
結論。個人的な感覚で言ってしまうと、菌類ってのは
「植物ではないし動物でもない、下等ではないが上等ともいいきれない、はっきりしない連中」ということでよかろうと思うのだが、いかが。(……こんだけ調べといて結論はそれかよ)