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月刊 きのこ人

【ゲッカン・キノコビト】キノコ栽培しながらキノコ撮影を趣味とする、きのこ人のキノコな日常

打ち上げ花火

2009-08-24 19:19:10 | イベント
ドン!ドドン!

からだ全体に響くような音。そういえば今日は夏祭りの日だったか。窓から顔をのぞかせると、打ち上げ花火が開くのが見えた。夕涼みがてら、外で眺めるとするか……そういえば花火撮ったことってないよな。ついでに遊びで撮ってみよっと。

三脚構えてっと……えーと、どうやって撮ったらいいのかわからんな。ピントは?シャッター速度は?ホワイトバランス?ま、適当でいいや。パシャ。



うーん、これでいいのかな。なんかパッとせんなぁ。

(その後、試行錯誤するもあまりかわりばえせず)

やっぱダメだ。もうちょい高く打ち上げてくれ、木がジャマだ。えーい、こうなったらシャッター速度遅くして木ごと撮っちゃんねん。どや!



うわっ、まぶし。重なりすぎてナニ撮ったのかわからへんぞ。でもちょっと面白いかも。もうちょいシャッター時間短めでもう一度チャレンジだ!

……って、アレ?

花火終了。ちょっと早すぎるんじゃないの?

終わるのはあっという間。はかないねぇ――パッと開いてすぐ消える。花火もキノコとちょっと似てるか。

光るキノコを見に行った4

2009-07-08 17:31:04 | イベント
翌朝。天気予報の通りの雨。今日の予定は観光しながら帰るだけなので問題なし。でも運転がちょっと大変……帰りも乗せてもらってスンマセン。

まずは熊野古道センターとやらに立ち寄る。うへー、総ヒノキ。こう言ったらなんだけど、立地に不釣り合いな、すんごい箱モノ施設。でも風呂屋がついてるのはいいかも。最初のワンカットは熊野市駅のジオラマを撮影。電車だー、わーいわーい。


お次は漁港で獲れ獲れの新鮮魚介類のお買い物。

サザエやアワビがゴロゴロしてるけど、オススメは赤イカとのこと。ひとり分しかいらないからチビちょいの3匹買ってこっと。胴はお刺身、足は肝ごと厚揚げやインゲン、シイタケと煮付けちゃう。きっとうまいぞ……

そして昼飯。尾鷲から走ること30キロ、紀伊長島の道の駅『マンボウ』のはす向かいにある『丸正』で食べる。ここのエビフライはデカイらしいのだが、私は朝ご飯食べすぎたので(おかず完食ご飯三杯)ここは天丼にしとこっと……


うわお。天丼のエビも十分デカイっす。ちょっとおごりすぎなのでは……

う、ま、満腹。。。なんか食ってばっかしだな、今回。

ということで数時間の長い道のりが終着。お疲れ様でした……とか言いながら、Tさんの家でさらに庭の果物をいただいて(まだ食うのか)。ごちそう様でした。

ようやく解散。皆様、ありがとうございました。




光るキノコを見に行った3

2009-07-07 17:11:33 | イベント
……?こんなにたくさん生えてたっけ?

もう一度遊歩道に戻ると、そこかしこに光るものが見えるようになっていた。どうやら目が慣れたらしい。夜空も本来の闇を取り戻したのだろう。

いい所にあるのを見つけた。2本だけだけど大きめのキノコ(といってもせいぜい径1.5センチ)で、三脚から狙えるところに生えている。ISO200、絞りはf7、シャッター速度を60秒に設定、ローアングルから狙って……

シャッターをきってから、撮れるまでが長い。身じろぎもせずに待つ。……静寂。聞こえるのは、波が岩場に打ちよせる音、ただそれだけ。暗闇。見えるのは、眼下に光るキノコ、ただそれだけ。だんだんと気持ちが澄んでくる……キノコ撮影をはじめて以来、こんな感覚を味わうのは初めてだ。

少し遠くの方からキノコ仲間の歓声が聞こえた。キノコ好きには夢のような空間だ。



撮れた。身もフタもない、ホントに撮れただけって感じだけど。

でも光るヒダが美しい。飯沢耕太郎『世界のキノコ切手』のヴェトナム切手を見てから、絶対に撮りたいと思っていた「光るキノコ下からアングル」だけど、こうして見るとやっぱりこのキノコはこのアングルをおいて他になし、ということを確認できた。100点にゃ程遠いけど、ま、最初だからこんなもんでしょ。

各自それぞれの感慨を胸に、引き上げ開始。最初過ごしやすいと思っていた外気も、帰る頃にはねっとりと肌にからむような湿り気を帯びていた。明日は雨だ。運がよかった。

今回、光る葉っぱも確認できた。詳細はこちら

光るキノコを見に行った2

2009-07-06 19:53:37 | イベント
腹ごしらえも済んだところで、いざ出陣!

懐中電灯、登山靴、虫よけスプレーに、カメラ……めいめい好みの装備に身を包み、車へと乗りこむ。
目的のキノコは車道からしばらく歩いた海沿いの地にあるそうだ。車から降りてわき道へ入ると、それは真っ暗な下り坂。散歩もできるよう、きちんと整備された遊歩道なのだが、それもお日様があってのこと。懐中電灯で足もとを照らしながら、おそるおそる前進する。
ここんとこ晴れ続きでキノコのコンディションとしては相当悪いけど……なんとか撮れるようなのが生えていますように!

歩くこと15分、「この辺にあるはず」の声。みんな一生懸命あたりを見回す。……けど、よーわからん。ホンマにあるんかいなー。するとその時、「あったあった」と誰かの第一声。急いで駆け寄る。
どれどれ、お、スゴイ。ぼんやりとだけど、確かに光ってる。こうしちゃおれん、さっそく撮影向けのキノコを探さなければ。

明かりをつけるとキノコが見えん、明かりを消すと足元が見えん、とにかくそれがじれったい。どうやらキノコの数は多くないようだ。最低でも2本はかたまってないと絵にならない。念入りに探す。
遊歩道沿いは急な斜面になっていて、低い方の斜面からはもう海が近い。ちょうどその海の手前の立ち枯れに数本がまとまっているのを見つけた。よし、これでひとつ試してみるか……



うげっ、激しくブレた。私のカメラは高感度撮影の能力が高くない。ISOは400が限界といったところだ。でも望遠レンズは使いたい。となると、シャッター時間は少なくとも30秒は必要だ。しかしこのキノコ、朽木のうろの中だとか、立ち枯れのてっぺんだとか、三脚をうまく固定できる位置になかなか生えてない。30秒を手持ちで?絶対ムリ。そしてムリを承知がこの結果。

しょうがない、別のをさがそう……

光るキノコを見に行った1

2009-06-29 20:51:34 | イベント
長年の念願だったシイノトモシビタケツアーに参加することになった。

シイノトモシビタケとは知る人ぞ知る「発光キノコ」。奄美や八丈島、紀伊半島の一部など、日本のごく一部でしか確認されていない珍しいキノコだ。しんと静まりかえる夜の森、漆黒の闇にぼんやりと浮かびあがる神秘的なランプ……キャー、ステキ!(暴走)

キノコの質・量ともに東日本に圧倒的に劣る三重地方だけど、このキノコに対する立地だけはゆずれないもんね~

ということで、出動、出動!

威勢だけはいいけど、基本的には金魚の糞みたいにくっついていくだけ。長い道のりなのに車まで乗せてもらってホント申し訳ありません。お世話になります。

尾鷲の旅館で夕食後、キノコ観察に出発、終わったらそのまま旅館で宿泊、という計画。

宿泊先の尾鷲シーサイドビュー。



豪華とは言えないけど、よそよそしくない清潔さ、っていうんだろうか、親近感を感じる。安心して泊まれそうだ。



旅館の名前にもあるとおり、海の眺めが良い。沖縄の海みたいに美しいってわけじゃないけど、釣り船や湾奥の街並みに人のにおいが感じられ、とても落ち着く。時間帯や天候によって刻々と表情が変わる水面を眺めているだけで時間が過ぎていく。宿泊客には釣り人も多い。



さかな、うめー。

げふっ、食いすぎた。ヤバイ、動けない……