Hobo's File by KINO

道の向こうへ歩いて行けば 違った空が見えてくるんです

空の下の違った風景を見ていたら 色々感ずることもあるんです

大晦日

2022-12-31 09:57:38 | ノンジャンル

普通に6時前に目覚め、朝食取ってから洗濯に掃除。一段落してコーヒー淹れて一休み。
もう今年やり残したことは無い。のんびりと大晦日と三が日を過ごすとします。
世捨て人ですから正月飾りも形ばかりのお供え餅のみ、おせちも少しで我流の雑煮を食べる位。
来年は前期高齢者の65歳になるので年金を満額貰えるようになるのが嬉しい!
三が日はカキコもしません。気が向いた頃に浅草寺にでも初参りに行くのがカキコ初めになるのでは。
世界に平和が来て、安易に旅ができる世に戻る事を願って。皆様のご多幸もお祈り致します。
では、また来年!

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「長い長い殺人/宮部みゆき」を読了

2022-12-30 10:53:29 | 

図書館で借りて来た「長い長い殺人/宮部みゆき」を読了。
著者の初期の作品だが、長編だと思っていたら短編から始まった連作のようだ。
それでも長編のような感覚で面白く読み終えた。
登場人物の持つ財布を擬人化した語り部として進めていくのはある種斬新である。
著書が語るには気が付けはプレ「模倣犯」の様な話の構成になっているとある。
「模倣犯」も小説としては未読なので次に借りて来て読んでみることにしよう。

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2022年ベスト5 -映画編-

2022-12-29 13:41:45 | ベスト10

今年劇場で観た新作映画は22本、奇遇ですが昨年も一昨年も同数でした。この辺りワタシの限界か?ちなみに過去作は昨年+3の14本。
ベスト5選出基準を月1本の年間12本と縛りを付けてますので今年もクリアして掲載です。
ベスト10選出基準は年間36本としてますが、今まで到達した事はなし。それでも過去作含めて36本は初めてですのでチョット嬉しい。
名画座は文芸坐がリニューアルし、ギンレイホールがビル取り壊しで移転休館と様変わりしてきました。
但し、リニューアルした文芸坐の料金は名画座とは言い難いし、ギンレイホールは移転先不明でフェイドアウトの危機も秘めている。
個人的には封切り時に見逃した作品を安価な価格で2本立てで観られる名画座は愛してやまない場所なのです。
早稲田松竹、目黒シネマ、キネカ大森には末永く上映を続けて頂きたいと願っております。
でかい画面にでかい音の映画館で観る映画はTVとは違った映画の本質があると信じてます。年間新作36本目指して来年も街へ!


1.カモン カモン

ヴェンダースの「都会のアリス」に触発された映画との事だが、モノクロで大人と子供の交流と言う話に共通点は見いだせる。
カメレオン俳優のホアキン・フェニックスが心優しい叔父さんを好演している。ジョーカーとの落差は大きい。
観た後に心がほっこりする作品。地味な映画だがとっても好きな一作でした。


2.ベルファスト

宗教戦争が勃発する北アイルランドで、故郷に残るか平和を求めて立ち去るかを家族愛をベースに考える作品。
監督ケネス・ブラナーの幼少期の自伝的作品と称されるが、この時代の北アイルランドでは日常的な話だったと想像できる。
前後にちょこっとカラーを入れるが、基本的にはモノクロ作品。ヴァン・モリソンの歌声がかの地の大地を揺さぶる。


3.ブラックボックス : 音声分析捜査

フランスのサスペンススリラーは思いの外面白く、最後まで引き付けられた。
墜落した飛行機から回収されたブラックボックスの音声を拾う事から色々な疑惑が生まれる。
旅先の四国で時間の合間に観たのだが、これが思わぬ当たりでビックリしました。


4.クライ・マッチョ

クリント・イーストウッド監督・主演の古のハリウッドを感じさせる映画。ロード・ムービー的要素もあり。
今時こんなに大らかな映画を撮るのはイーストウッド監督位なのでは。緊張感は無いがオヤジ的にはとても好き。
いつまで続くか主演作?ワーナー映画との蜜月が最後まで続く事をお祈り致します。


5.エルヴィス

プレスリーの伝記映画だが、トム・ハンクスのトム・パーカー大佐の怪演あればこそ。
徐々に助演へとシフトしつつあるトム・ハンクスだが、名優の煌きに陰りは見えない。
脂ぎった守銭奴的な厭らしさを恥じることなく演じている。主演のオースティン・バトラーを食ってるよ。
ゲイリー・クラークJrやヨラ等のミュージシャンも出てきてハッとさせられた。


今年は映画館で観られる新作西部劇が無かったのが、ウェスタン・マニア的には寂しかった。来年は期待します。
今年最後に観た「ほの蒼き瞳」はNetflix製だったが、こういった配信主体の映画は劇場にかかる事が少ないのが残念です。
この映画も充分デカい画面に耐えられるだけの山岳ロケをしているのでもったいない。たとえ期間は短くとも劇場にかけて欲しいものです。
これにて今年の私的ベスト10(5)は全て終了です。お付き合い頂き有難うございました!

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2022年ベスト10 -ライヴ編-

2022-12-29 10:03:03 | ベスト10

コロナ禍でスタートした2022年でしたが、徐々に入出国の規制も緩和され3度の国外逃亡に成功致しました。
少しずつ外タレの来日も行われ、国内でも外タレのコンサートを観る事が出来る様になったのは、大きな前進と捉えています。
昨年、オール国内ミュージシャンの39本から今年はフェスを含む海外遠征も行い、17本増の56本まで寄り戻してきました。
コロナと共存しながら規則を守って現場へ足を運び、ミュージシャンにもお店にも少しずつ貢献できればと思ってます。
しかし、チケット代も関連手数料も人の足元見て大きく値上げになってるのは困りもの。休んでいた分の回収が見え見えなのでは?
円安・燃油サーチャージ高騰と緩和された海外遠征も逆風ですが、ここは行ける事の有難さを天秤にかけて受け入れてます。
後は長年培ったの旅人の底力を発揮してコストダウンに努めるのみ。ミュージシャンの素敵な演奏のリターンが心を暖めてくれる。
例年通り、良いLIVEにはランク付けをしませんので時系列での10本です。


1.優河 with 魔法バンド 4/22@WALL & WALL

新譜「言葉のない夜に」がリリースされた事もあり、今年は魔法バンドとしてのライヴを何本も観る事ができた。
リリース間もない時期にお初のハコWALL & WALLでの演奏が、適度な緊張感もあり一番だったような気がしている。
メンバーそれぞれに聴かせ所もあり、過去最高の魔法バンドの演奏だったのではないだろうか。優河の浮遊する歌声も最高だ!


2.Foy Vance 6/17@Eridge Park,Kent,UK

Monday's Meetingで先輩諸氏に教えてもらったアイリッシュマンをBlack Deer Festival@UKでキャッチ。
歌の力強さは地声にあり。マルチに演奏を行い、最後まで飽きさせずに聴かせてくれた。期待にそぐわぬ出来でした。


3.Courtney Marie Andrews 6/18@Eridge Park,Kent,UK

大好きな彼女をバンド・スタイルでBlack Deer Festival@UKで観られたのは幸せだった。
バンドをバックにギター&キーボードを弾きながら歌う彼女はポップでとても素敵でした。
自分の出演が終わった後にWilcoのステージにゲストとして1曲共演したのは美味しかった。こういうのがフェスの醍醐味です。


4.Van Morrison 6/19@Eridge Park,Kent,UK

太陽の下、最前列の柵にしがみついてVan MorrisonをBlack Deer Festival@UKで堪能。
ブルース系の曲も多かったが、まだまだ元気に現役感が強くて頼もしい。声もよく出てました。
"And It Stoned Me"、"Jackie Wilson Said"、"Wild Night"等、次から次と出てくる名曲の数々に痺れまくり。来てよかった!


5.Gladys Knight 6/21@Bournemouth International Centre,Bournemouth,UK

ベテラン・ミュージシャンが次々と鬼籍に入る中、Gladysの生歌に間に合った事は嬉しかった。
スローな曲に逃げず、リズムのある曲を多く歌っていた事に感動する。仕草もまだまだ可愛らしかった。
そして"Midnight Train To Georgia"が聴ければ、文句なしに来てヨカッタ感はMAXへ!


6.Western Edge : LA Country Rock In Concert 9/30@CMA Theater,Nashville,USA

このコンサートを知った時には震えが来た。当初は売り切れだったが、粘ってチケットを入手してナッシュビルへ。
The Desert Rose Bandの面々をハウスバンドにして、めくるめくLAカントリー・ロックの歴史を再現!
素晴しすぎてぐうの音も出なかった。ランク付けしないと言いながらも今年のベストはこれだったんだよな~!


7.The Desert Rose Band 10/2@CMA Theater,Nashville,USA

Western Edgeの記念コンサートの熱も冷めないままにThe Desert Rose Bandのソロ・コンサートを同所で堪能。
バンドの予告編は二日前に観ていたが、フル・コンサートはまた別物だった。
John Jorgensonにリードされ、ChrisもHerbも最高のパフォーマンスを観せてくれた。


8.原田知世 10/16@東京国際フォーラム ホールA

原田知世の40周年記念コンサートは、ゆかりのミュージシャンとのコラボも豊富で楽しい時間に満ちていた。
歌手・知世でありながら、随所に見え隠れする女優魂に心揺さぶれる事も多かった。
可憐さを残しながら良い歳の取り方をしている人だ。時をかける少女の「知世祭」はとても素敵でした!


9.Norah Jones 10/18@日本武道館

コロナ禍に大規模な日本ツアーを行ってくれたことにまずは感謝。こうして風穴はどんどんと大きくして行って欲しい。
ドラマーがBrian Bladeだったのが嬉しいし、何曲かでペダルスティールの音も聞こえた。
ジャズのフォーマットを基本としながらも、根底に流れるアメリカーナを感じさせてくれるNorahはやっぱり素敵だ!


10.T字路s 12/27@渋谷クアトロ

掉尾を飾るはT字路s。最近はチケットが買い難いこともあり、年末で今年お初の彼らのライヴ観戦となった。
カバー・アルバムのツアーという事で、いつにも増してバラエティに富んだ選曲だった。
絶叫しても潰れない伊東妙子の喉にも驚かされた。自信に満ち溢れ、彼ら二人の顔も輝いていたよ。
初期の歌も忘れずに歌い続けている事にも感激。下町臭く、庶民派な所はいつまで忘れずに。"泪橋"はいつでも最高だ!


コロナでの鎖国が解け、洋邦交えての選出となった事をとても嬉しく思ってます。
思い出野郎Aチーム、LAUREL、Shovels&Rope、Miranda Lambert、Mary Gauthier、矢野顕子等々その他多数の好演もあり。
海外ではコロナ前の状況に戻ってますが、国内ではマスクをして声出しを控えるなどはまだまだ続くかもしれませんね。
それでも動員数はフルに戻っていますので、怖がらずに多くの人に足を運んでもらいたいなと「ライヴおたく」としては思うのです。
2023年はもっと多くの外国人ミュージシャンのライヴを国内で観られると良いですね。

今年は映像物は全然買ってないのでDVD編はお休みです。昨年ベスト5で再開したもののまたもお休みへ。
最近はCD+DVDの販売も少ないし、このままDVD編は消滅となるかもしれませんね。まあYouTubeで観れるし時代の流れでしょうか。

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2022年ベスト5 -再発・発掘編-

2022-12-28 18:36:43 | ベスト10

昨年豊作の反動かワタシが気付かない為なのか、今年の再発・発掘物は買うべきものがあまりなかった。
そんな訳でベスト5に縮小しての寂しいランキングと相成りました。
何万もする大箱やブートまがいのLIVE盤はワタシの範疇ではありませんので。
権利関係の問題なのか初CD化のものは相変わらず少なめで購買意欲をそそられません。
こちらの余命も5~15年位と思いますので、手持ち資産を楽しむ事も大事ですので無理してダブリを買うのは止めないと。
新譜編でも言わせてもらいましたが価格高騰の兆しも購買意欲減退の一因かもしれません。
活況の新旧アナログ市場もここで利益を確保したいお店側の思惑が見え隠れして嫌な感じになってますね。
思わずポチらせてくれる興味深い音盤達には財布のひもを緩めますよ。来年はベスト10復活となります事やら?


1. In Remembrance  Love Songs & Lost Treasures / B.J. Thomas

昨年5月に亡くなったB.J. Thomasの90年代のアウトテイク等未発表曲が18曲中13曲とは何とも嬉しい!
何故にお蔵入りしていたのか分からない程に素晴らしい歌いっぷりに痺れます。
大好きな"Rock And Roll Lullaby"も別テイクが収められている。作家と歌手が分業の幸せな時代を体現した一人でした。


2.The Lost Tapes Vol.2 / Valerie Carter

ロストテープスのまさかの第2集が登場。Hirth Martinezがリード・ボーカルの曲が収録されるなど、少し薄口になっているのは致し方なし。
それでも彼女のふくよかな歌声をまとめて聴ける事に感謝しつつ聴き惚れる日々。再発・発掘編の常連さんです。
もう彼女の亡くなった歳に追いついてしまった...........。
佐橋佳幸とのジョイント、名古屋でのソロ、JTとJBのバックコーラスと少なからず彼女の生歌に接しられたのは幸せだった。


3.Carry Me Home / Mavis Staples & Levon Helm

2011年のレヴォン・ヘルム・スタジオの共演ライヴが唐突にリリースされる報を聞いた時の驚きと喜びは半端ではなかった。
ラストワルツ(但しスタジオ)でのThe BandとThe Staplesの素晴らしい共演を思い出す人も多いに違いない。
Mavisは彼女のバンドとLevonのバンドをバックにイキイキと歌いまくる。共演というよりも彼女のLIVE盤と言ってもよい位だ。
Levonの歌声が聴けるのは終曲の"The Weight"だけだと思うが、彼らしいドラムスは随所に聴ける。壮絶なるスワンソング!


4.Before After / Daryl Hall

Hall & OatesのDaryl Hallのソロでのベスト盤。1980年から2011年に渡る5枚のソロ・アルバムから満遍なく収録した2枚組CD。
Hall & Oatesとソロでの明確な違いがどこにあるのかは説明しがたいが、ソウルフルな彼の歌はどこであろうと素晴らしい。
何よりも彼が2007年から行っている自宅へゲストを招いての「Live From Daryl's House」から8曲も収録されているのが特筆である。


5.オールデイズ・レコード増感号 Vol.6  Going Back To New Orleans : Tribute To Dr. John / Various

Dr. Johnの遺作「Things Happen That Way」のリリースに合わせ、彼の本拠であるニューオリンズの音楽を紹介した編集盤。
これがなかなか的を得たコンピになっており、CD+BOOKSの形態での読み物部分も入門としては最適かもしれない。
ほとんどの音源は聴いた事があるものだが、まとまって聴けば心はかの地へと飛んで行く。


The Beach Boys、Karen Dalton、Patty Griffin等が次点ですが、Neil Youngを卒業の上The Rolling Stonesも買いそびれて絶対数不足。
5位に入れたOLDAYS RECORDの「増感号」シリーズは全8巻を購入いたしました。
Vol.5の「ヒッチコック映画」は外した感はありますが、おしなべて好コンピにまとまっており、Vol.6をランクインさせました。
何より価格が770円(税込)という事が素晴らしい。敷居を低くして若いお客を取り込むことは未来に向けて大事な事と思います。
著作権(死後70年)に抵触せずにやられていると思いますが、温故知新も必要と思いますので陰ながら応援しています。
「増感号」は「音庫」としてリニューアルの様ですが880円(税込)と値上げとなったのが少し残念であります。
未聴の音源が廉価版として多くリリースされる事を願って止みません。

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2022年ベスト10 -新譜編-

2022-12-28 10:11:35 | ベスト10

昨年から音盤の元値の値上がりを感じていましたが、今年に入っての急激な円安の波は輸入盤市場には大きなものでした。
年末に近づくにつれて日銀の介入で少し円高にシフトしましたが、一時は1ドル150円超えと辛いものになりました。
まとめ買いして割引率を上げたり送料を下げたりしつつ購入を続けていますが、自分の購入額リミット超えも出てきているのが現状です。
早くから欧米市場はコロナとの共存を決めた事から、音盤制作のペースは戻って来てますので聴くべき新譜はどんどん生まれました。
主戦場としているアメリカーナでも、今年も10指に余る愛すべき作品に巡り合う事が出来ました。
今を生きているアーチストを応援しながら、好きなタイプの音を見つけていく作業はこれからも続けていくつもりです。


1.Rolling Golden Holly / Bonny Light Horseman

Anais MitchellとEric D. Johnsonのツイン・ボーカルにプロデューサーでもあるJosh Kaufmanが舵取りをする現代のフォーク・トリオ。
前作に負けず劣らずこの2ndでのフォーキー・サウンドも素晴らしい。ゆったりとした音に二人のボーカルが絡み合っていく。
Ericメインの"Someone To Weep For Me"は個人的なキラー・チューンで何度となく繰り返し聴かせてもらった。


2.Dark Enough To See The Stars / Mary Gauthier

Lucinda Williamsの「Car Weels On A Gravel Road」を思い出させてくれるようなMaryの新譜が素晴らしい。1位にしてもよい位の1枚!
10曲中9曲を競作とした事が各曲を研ぎ澄ませたのなら成功だろう。出しゃばらないバックの演奏が更に曲を輝かせてくれた。
どの曲も染みるが、"Amsterdam"に心惹かれる。


3.Things Happen That Way / Dr. John

生前最後のレコーディングはプロデュースにも名を連ね、ほぼ完成していた所から発掘ではなく新譜として捉えた。
自身の新曲は10曲中競作3曲のみだが、カバーも再録もまがう事なきドクター節で堪能!
最後に素晴しい演奏を残してくれて、笑顔でお別れができました。


4.Vol.Ⅱ / Watkins Family Hour

3rdにして謎のタイトル「Vol.Ⅱ」は、2ndが姉妹のミニマムな演奏を収録したものであり1stの方向性での同タイトルと解釈している。
LAの友人達との華やかなコラボが続くが、真ん中にあるのはSeanとSaraの歌であるのは間違いない。Saraのバイオリンも心地良い。
オール・カバー曲の中でもライヴ感たっぷりの"Thanks A Lot"や"She Left Me Standing On The Mountain"の弾けっぷりが微笑ましい。


5.Spanish Villager NO:3 / Ondara

Bob Dylanに憧れ、20歳の時にグリーンカードを取得してミネアポリスへ移住したケニア出身のSSW。
声にアフリカンの出自を伺わせるが、作る曲は真っ当なアメリカーナ。3作目にしてJ.S. OndaraからOndaraとしている。
Mike ViolaをプロデューサーにDawesのGoldsmith兄弟のバックアップとLA勢の参加でより洗練された1枚となっている。


6.Songs From The River Wind / Eliza Gilkyson

政治色を一掃し、西部への郷愁をオリジナルだけでなくトラッドやカバーにも求めて1枚のアルバムとしてまとめている。
心なしかいつもよりも明るい歌声に聴こえるのは錯覚だろうか?
朗々と歌われるトラッドのカウボーイ・ソング"The Colorado Trail"が古の大西部へと誘ってくれる。


7.Crooked Tree / Molly Tuttle & Golden Highway

ギターの名手にしてSSWのMolly TuttleがJerry Douglasを共同プロデューサーに招いての突き抜けた新作。
Jerryの顔なのか味のあるゲストと多数共演するが、自己のバンドなので音のまとまりは良い。
勢いのある歌と演奏はブルーグラスの中では個人的に今年の一番。更なるブレイクが期待されるアーチストだ。


8.If You Will / Flora Purim

近年旧盤をコツコツと集めていたFlora Purimだが、唐突に15年以上ぶりの新作がリリースされた。
旦那のAirto Moreiraや娘のDiana Purimのサポートと共に心地良いブラジリアン・フュージョンでの変わらぬ歌声が清々しい。
Chick CoreaやGeorge Dukeにも評価され、彼らと一緒にやっていた曲も再演している。何気にアナログ盤にて取得。
かっては来日もしているが未見であり、出来る事なら生のお姿を一度観てみたい。


9.Breaking The Thermometer / Leyla McCalla

ハイチ系アメリカ人の新作は、SSWというよりもかなり土着性の高いワールド・ミュージック。これが妙に心に引っ掛かる。
チェロやバンジョー、ギターなどを操るマルチ・ストリングス奏者でRiannon Giddens絡みで聴くようになった。
アメリカ南部の混血音楽は下手なロックよりも血をたぎらせてくれる。


10.Legend ActⅠ & ActⅡ / John Legend

今風R&BシンガーのJohn Legendは、外部のラッパー達の音楽も上手に取り込みながら成長してきた。
それでもレトロなソウルも忘れずに歌ってくれる事が彼に惹かれる理由なのかもしれない。
ここでも"One Last Dance"、"Wonder Woman"など幾つかの曲でスウィートなソウルを聴かせてくれる。最高じゃないか!


次点にMelody Gardot、Courtney Marie Andrews、Keb'Mo'、Van Morrison、Taj Mahal & Ry Cooder、Bruce Springsteen、Dan Pennなど多数。
ベテランには既知感が強かったり予想の範囲であったりとどうしてもハードルが高くなります。良いのですがもう一歩欲しくなる。
邦楽も優河と坂本慎太郎の新作を買い、楽しんだのですが10傑入りとなるとイマイチ。
来年もお気に入りの新譜に沢山出会える事を願っております。もう少し円高になって輸入盤が安くなることも期待してます。

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いい顔してるぜ伊東さん!

2022-12-27 23:32:15 | 音楽

facebookのコピペでの手抜きにて失礼致します。

本日、今年最後のライブ行脚は渋谷クアトロでのT字路s。久しぶりに来る会場は導線が悪くなっていた。
T字路sもチャンスが無くて今年お初である。フロア半分程ある座席の4列目に座れてラッキー。
もっと座席があると思いきやスタンディングのスペースを結構確保していた。

5分押しの19:35に伊東(vo.g)と篠田(b)の二人が出てくる。先ずは"その日暮らし"から始め、"花束"と続く。
カバー・アルバムのツアーなので"星影の小径"、"ユウマツメ"とカバーを2曲。
オリジナルの"今朝の目覚めは悪かった"を挟んで、「2020年の新しいカバーを」と歌ったフォーキーな曲は"コンビニエンスマン"。
お笑いのオズワルドの片割れ畠中の作った曲と聞いて驚く。なかなか良い曲だった。
"帰れない二人"、"そばにいたい"等を演るが、この辺りのカバーはお初なのでなかなか楽しい。
ソリッド・ボディのエレキで何曲か演奏したが、楽器屋でカスタムメイドで作ってもらって今日が初披露らしく伊東の鼻息は荒かった。
「ラジオ深夜便」の12,1月の歌で書き下ろしたと言う"夜も朝も午後も"はなかなかの名曲だ。
T字路sのスタンダードになりそうな予感がした。
何曲か分からない曲はもあり、1部は50分。

15分の休憩後はお馴染みの物販コーナーから始まった。伊東さんの慣れた口上は流石。
そして"生活の柄"で2部を始めた。
"メロディー"、"まほろば"、日本語でカバーし続けているベッシー・スミスの"電気椅子"とカバーを続けてからオリジナルの"はきだめの愛"へ。
"愛のメモリー"を歌ってからゲストの西内徹を呼び入れ、以降は彼のテナーサックスがむせび泣き、昭和歌謡の色が深まる。
"あの鐘を鳴らすのはあなた"、そしてラスボスと伊東が言う"スローバラード"の素晴らしさよ!
"T字路sのテーマ"で本編を終え、アンコールでは"それさえあれば、カンザスシティバンドの復興の歌"新しい町"、
そしてT字路sの人生の応援歌"泪橋"と怒涛の3連発。この3曲は初めてT字路sを観た7年前には既に演っていた。
"泪橋"聴いて足繁く通う様になったもの。この日の演奏も鬼気迫ってました。
年末サービスでWアンコールをメンバー二人で"愛の讃歌"をやって大団円。伊東さん、お得意のでんぐり返しして下がって行ったよ🤗
2部は85分。他にも演ってるはずだが失念。

いい顔してたよ伊東さん。
初めて観た時はチンコロ姉ちゃんだったけど、一歩ずつ場数を踏んで、お客の支持を受けて自信を深めていった。
それが今の顔つきに現れている。素敵です。

彼女は女・木村充揮と思っていたが、今日の叫び歌う姿を見ると女・ハウリン・ウルフって感じを強くした。
年に一度はT字路s。幸せな時間を過ごさせて貰いました。Thank You!

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今年最後の映画館

2022-12-26 21:33:53 | 映画

facebookのコピペでの手抜きにて失礼致します。

本日、ヒューマントラストシネマ渋谷で「ほの蒼き瞳」を観る。Netflix製の映画が小屋にかかるのは貴重だが、夕方1回ってのが厳しい。

一昔前のアメリカ陸軍士官学校で起こった学生の殺人事件。犯人捜査を依頼された民間人が謎を解き明かして行く。
犯人が見つかったと思いきや、もう一捻りある辺りは脚本の妙。お〜っと思わせてくれました🤗
極寒の冬のケベックでのロケは寒々としてます。なかな面白かった。

これで今年の映画館行脚も終わり。後日、私的ベスト5選出させて頂きます。

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墓掃除中止

2022-12-26 08:08:19 | ノンジャンル

昨晩、姉さんからメールが来て「都合が悪いからお寺詣では中止して欲しい」と言ってきた。
年内はご多忙らしく、墓掃除はやって頂けるとの事で年内の墓掃除は取りやめとした。
早速管理費と大般若のお布施は口座振り込みとさせてもらった。
個人的には楽にさせてもらったのでプラスに解釈しておきます。変な形だが大掃除はこれにてコンプリート。

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NHKのドラマは民放とは一味違う!

2022-12-25 11:11:03 | ノンジャンル

昨晩、NHKのドラマ「ひきこもり先生シーズン2・後編」を観た。
ワタシがガキの頃に放送していた「中学生日記」を思い出させるような内容で考えさせられる事も多かった。
佐藤二朗演ずる引き籠り上がりの非常勤講師が、大人に押しつけられる生徒たちの自我を目覚めさせる。
「何を言っても良いんだ」と取りやめになった修学旅行を自分達で考えた違った形で実施するのが素晴らしい。
コロナで自由を奪われた生徒達は京都で2020年にタイムスリップするよう願掛けをするつもりだったが、
結局は2022年の現実と向かい合っていくような終わり方であった。若者たちよ逃げずに今を生きて下さい!

NHKでは今年「恋せぬふたり」や「拾われた男」等の秀作ドラマを放送した。
民放のエンタテイメントに特化したドラマとは違ったドラマをNHKは制作し続けている。
視聴料を払う意義を感じさせる番組制作にこれからも従事して欲しい。

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これにて自宅の大掃除は終了

2022-12-25 11:01:25 | ノンジャンル

昨晩、換気扇のフードを洗浄液につけておき、今朝ブラシでこびりついた油を取り除きにかかった。
完璧には程遠いが許せる範囲で綺麗になった。満足度は結構高い。
次いで通常の掃除を済ませてからベランダと窓ガラスの清掃。これも許せる範囲で済ませ、これにて自宅の大掃除は終了。
段取り命、手際が良いぞ自分!明日管理費と大般若のお布施を納めながら墓掃除して来ればコンプリートだ。

今はクリスマスCD聴きながら少しのんびりしてます。宗教が違うがまあその辺は大目に見て(笑)。

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買うたった

2022-12-24 12:57:56 | ショッピング

自分へのクリスマス・プレゼントって訳ではないが、昨日1台のブルートゥーススピーカーが届いた。
幾つかブルートゥーススピーカーは持っているが、充電式なのでワイヤレスFMラジオとして購入。
早速充電して聴いてみたがまずまずだ。もちろんiphoneとブルートゥースで繋いで音楽も聴けるし、時計とアラーム機能もある。
外部媒体を繋いでMP3音源も聴けるようだが、これを使う事は無さそうだ。料理しながらFM放送聴くのが一番かな。
まあ、オモチャですから使わない事も充分考えられるが、サンタさんmyselfありがとさん。

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図書館通いも今日が今年はラスト、お世話になりました

2022-12-23 11:12:28 | ノンジャンル

12/30が返却期限という事であったが、一通り読み終えたので今朝返却に行ってきた。
そして旅行ガイドブックを中心に小説も何冊か借りて来た。返却期限は1/6なので今年はこれが最後の図書館訪問。
1年間お世話になりました。来年もヨロシク。しかし風が冷たい日だ。

昨晩お風呂に入り、風呂桶の残り湯を使って排水溝の清掃をした。
シンクと洗面台と風呂場の3か所。ゴミのトラップをブラシで綺麗にしたが、シンクは油が凄かった。
洗浄剤をまき、風呂の残り湯で排水溝に流し2時間ほど経ってからバケツ2杯の残り湯でそれぞれ流して終わり。
あとは換気扇のフードをつけおきして磨き、窓ガラスとベランダを清掃して全て終了。先は見えて来た。
まあ、疲れるほどやる気はないし、疲れたら昼寝をするだけです。来週は墓掃除にも行くつもりです。働き者だワタシ!

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大掃除その4

2022-12-21 13:38:25 | ノンジャンル

本日は水周りの大掃除にとりかかる。まずはキッチン。シンクやガス台、冷蔵庫や収納など結構やりではある。床も磨いた。
換気扇フードは漬け置きにしてから磨くつもり。排水溝も後日洗面所や風呂場とまとめて夜に洗浄剤を流すつもりだ。
トイレと洗面所も清掃完了。風呂場はいつもやってるので特別な清掃は無しにした。おまけで廊下と玄関周りも雑巾で撫でた。
あとは窓ガラスとベランダやれば終了。もう1回やって良しとします。「撫でるだけ」は木下家の家訓です(笑)。

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「淋しい狩人/宮部みゆき」を読了

2022-12-21 06:46:33 | 

図書館で借りて来た「淋しい狩人/宮部みゆき」を読了。
「田辺書店」の店主とその孫を中心とした事件を綴った6編の短編連作。短編なので深みは薄いが、流石に展開は見事です。
連作なので繋がりもあり、まあ悪くは無いがやはり長編が好きですワタシ。時代物に行くのはまだ先ですよ~。

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