届いていたBlu-ray2枚組「American Epic」を観る。5時間以上のボリュームに圧唐ウれる。
T Bone Burnett、Robert Redford、Jack Whiteの3人が制作で名を連ねている。PBSでの放送?
20年代後半にアメリカ中をスカウトして録音された音盤から、演奏者たちの背景を紹介しながら
アメリカのルーツ・ミュージックを解き明かしてゆく。1枚目には「The Big Bang」(約60分)、
「Blood & Soul」(約60分)、「Out Of The Many,The One」(約90分)と3つのエピソードに分け
フォーク系、ゴスペル&ブルース、ハワイやメキシコ、ケイジャン等のワールド系等を紹介。
流石に30年前後の歴史は知らない事がほとんどなので、思わず画面に引き込まれる。
勿論、音楽的にも素晴らしいのです。インタビューを受けるのが老人や孫だったりするのが
時代を感じさせてくれます。何度もTaj Mahalが出てきて喋ってるのも目につきます。
そして2枚目は「The American Epic Session」(約120分)と名打って、当時の録音機器で
当時の曲を現代アメリカーナのミュージシャン達に録音させるという企画モノ。
45回転4分以内録音で105ャ塔hの巻き上げた錘で回転させてダイレクトカッティングしてゆく。
途中、錘を繋いだ布ベルトが切れ、Jack Whiteが近くの小売店へ赴き、そこの工業用ミシンで
自分で補修するなんて場面もある。Beckは10数テイクしてやっとOKが出る始末。
マイク1本のモノラル・レコーディングの1発取りですから。ミュージシャンも楽しそうだ。
しかしJack Whiteは以前にもU2のThe EdgeとZepのJimmy Pageと「It Might Get Loud」で
手作りの1弦ギターを掻き鳴らしたりと風変りな男である。今年になってデトロイトに
アナログ・レコードのプレス工場までオープンさせるマニアックさである。
まあ、そんな彼が関わっているだけにこの映像集も十分マニアックでとっても楽しい。
個人的にはど真ん中のストライクでした。しかし繰り返して観るには長すぎる(爆)。