Hobo's File by KINO

道の向こうへ歩いて行けば 違った空が見えてくるんです

空の下の違った風景を見ていたら 色々感ずることもあるんです

今週末はトンプソン祭り

2011-06-30 23:08:00 | 音楽
Richard Thompsonが好きなのです。彼のHPではLIVE盤が何枚もリリースされており、
アメリカでLIVEを見た折に会場で1枚ずつ買い集めていたが、最近ではLIVEを見る機会もなく
未聴盤は増えるばかりであった。そんなCDをHMVのネットショップで見つけ、セールの時期に
3枚ばかり買ってみた。
  

3枚目の「Faithless」を聴き終えないうちに、こんなのが出てしまった


かって「Small Town Romance」として1部が世に出ていた82年のSolo LIVEが唐突にリリース。
そしてCD WOW!から届くのに間髪を入れず、CD3枚+DVDという凄いボリュームのBBCが続く


そして一緒に買ってAmazon.UKから届いたのが盟友Sandyのデラックス盤


ここまでRichが揃えばお祭り状態。と言うことで週末には我が家でトンプソン祭りを挙行です

Billboardで多くのミュージシャンがリスケージュルされるのを見るに至っては、
「リッチ早く帰って来いよ~」と心の叫びを上げるワタシであります。


コメント

LIVEに行こうよ!

2011-06-28 22:18:00 | 音楽
結局6月は3本追加して5本のLIVEに通い、それなりに楽しませてもらいました。
楽しむと共に考えさせられるLIVEも多く、「今の日本はヤバイ」とふと我に返る日々です。
まだまだ梅雨の続く7月ですがLIVE市場は相変わらずの日照り続きであります。
8月に遠征を予定しており、それまで家に居て小金を貯め込むとしますか。あ~閉塞状態!


★ヒックスヴィル/堂島孝平 7/10@ザーザズー代々木 前売3,500円

 

3月の震災による延期公演。今年はヒックスの連中もやる気十分でちょっと嬉しい。
お仲間の堂島クンとPopな歌で辛気臭い世の中を明るくして欲しいものです。


ということで7月は予定がこの1本しかない(爆)。まあ何か探して追加するとは思いますが。
手持ち資産も沢山あるので引きこもりの7月でも、またそれも良しとします。
コメント

宮間の一発で初戦辛勝

2011-06-28 00:10:00 | スポーツ
女子W杯初戦の対ニュージーランド、6分に大野がインターセプトして永里にスルーパス
これが決まった時は「今日は何点取れるのか」と思ったが、そんなに上手くは行くはずもなし。
体格にまかせロングボールを放り込むニュージーランドにワンチャンスを生かされ、ヘッドで
あっさり同点。それから取れそうで取れずに前半終了。芝のせいかパススピードが遅く
カットされることが多かった。あの澤でさえ、まともに球が足についてない感じだった。
そのためか分からないが大野に代えてドリブラーの岩渕を入れたのが転機でしたね。
彼女が突っかけたドリブルで正面のFKを奪い、それを宮間の正確なキックがネットを揺らした
のでした。この選手はアメリカでも活躍したが、視野の広い戦術眼に長けた良い選手だ。
澤だけでなく攻撃のタクトを振れる人材が出てきたのが日本女子の躍進へと繋がっている。
ニュージーランドのように単調な攻めを繰り返す相手なら、静かに試合を終えることは
今の日本にとってはそれ程容易な事ではなかったようだ。次のメキシコ戦に勝って、早々に
決勝トーナメントを決めたいものだ。しかし目標のメダルを取るにはBグループを
首位で抜けるのが組み合わせ的にも大事なようである。まずは目先のメキシコに勝つことに
全力を注いでもらうとしよう。しかし女子も上手いよ、ホント。
コメント

コステロのSpectacleは最高のTVプログラムだ

2011-06-26 23:38:00 | 音楽
終末にAmazon.usからElvis Costelloがホストの「Spectacle Season2」が届いたので
早速見てみた。Season1も面白かったが、2もなかなかいけている。Costelloとゲストの
インタビュー場面が主力で、英字字幕で追っかけているがまあ6割程度の理解力か(汗)。
Costelloは結構早口で、聞き取りが辛いッス。ゲストはU2のBonoとEdgeに始まり、
Songwrighter Circle的なSheryl Crow、Neko Case、Ron Sexsmith、Jesse Winchester、
Levon Helmを囲んでといった趣のNick Lowe、Richard Thompson、Allen Toussaint、
何故か女優のMary-Louise Parkerの単独出演、SSWなLyle Lovett、Ray LaMontagne、
John Prine、大物らしく前後編のBruce Springsteenとどの回も結構なメンツ。
NekoがJesseの歌を聴いて思わず感涙したり、NickのThe Bandへの熱き想いなど
良いシーン満載。LIVEシーンが見所だが、多彩なゲストに色々と突っ込むCostelloの
博識(オタク)さにも改めて驚かされます。ボリュームが凄いので、演奏シーンだけでも
また見ないとね。



</object>
コメント

ついに読了「春嵐」、ありがとうパーカー

2011-06-26 11:28:00 | 
今朝から続きを読み始め、たった今読了した。「ああ、終わったか」と一抹の寂しさ。
それはスペンサーと共にジェッシィ・ストーンとサニー・ランドルとのシリーズともお別れである。
巻末の訳者あとがきには、「スペンサーはエース・アトキンス、ジェッシィ・ストーンは
マイケル・ブランドマンが引き継ぐ」獅ェ記されているが、ホントなのかしら?
まあパーカーもレイモンド・チャンドラーのフィリップ・マーローものの続編を
書いたことがあるし、あり得ない話でもないか。ただ、真の彼らの物語は完結としておきたい。

そしてこの日のBGMにはKate and Anna McGarrigleの

 と  を選んだ

奇しくもパーカーとケイトは昨年の1/18という同じ日に亡くなっていたことに気付く。
永遠の命なんてありはしないが、共に数々の作品を世に残した功績は称えられるべきだろう。



NYCのグラウンドゼロにほど近い場所で、彼女たちとエミルー・ハリスで歌うこの歌を
聴いたことは決して忘れません。
コメント

黒い歌声に包まれながら頁をめくってゆく

2011-06-25 22:10:00 | 
朝、聡怩Iえアイス・コーヒーを飲みながら「春嵐」のページをめくり始めた。
作者の不在も関係なく、いつものようにスペンサーとスーザンがそこにいる。

まずは3枚組のこいつをBGMとしてかける。

Nina SimoneはJazzだけでなくPopな楽曲も積極的に歌っていた。ホントに自由な感じ。
言ってみればCassandra Wilsonのお姉さんみたいな立場の人だろうか。51曲DVDも付いて
送料込で約2,300円とはお買い得。今はそのDVDを見てます。素敵です。

そしてお次は荒々しい3連スライド・リフが個性的なブルースマン

Elmore Jamesはブルースと言うよりもロック・ギターだと思ってます。凄すぎる.....
これも2枚組41曲で送料込で約650円。安すぎです(爆)。

5~6時間もCDかかっていたのに今だ100頁弱を残している。間に一眠りしてました(笑)。
阪神vs巨人なんかも見てたからね。しかし交流戦明けの巨人は連敗スタートで4位へ陥落。
いただけません。まともに打線は機能してないし、守備はャ鴻ロ。泣くな投手陣。
出でよ孝行息子。

と言うことで残りのページは明日読むことにします。さて明日は何かけましょうかね。
コメント

勝ち抜ければ良しの2次予選

2011-06-24 09:18:00 | スポーツ
深夜未明のサッカー代表戦対クウェートを見る。前半1-0でリードした段階で一安心していたが
後半2点取られてちょっとヒヤヒヤさせられた。バックスがセーフティー・ファーストで
クリアボールが繋がらず、押し込まれる場面が多かった。気候のせいもあるのだろうが
バックスのクリアがもっとボランチに収まらないと厳しい。前線も復帰した永井のスピードが
全然生かされていなかった。このチームは山村と清武が現状でのベスト・プレーヤーか。
いずれにしても2次予選はホーム&アウェーの総得点で決まるのだから、1点差負けでも
勝ち抜く作戦は悪いものではない。但し、アウェーで劣勢を跳ね返して引き分けに持ち込めれば
自信が付いただろうからその点では残念だった。最終予選はどんなドローになるか分からないが
必ずロンドンへ行ってくれるものと信じてます。
週明けには女子のW杯も始まるので、こちらも楽しみにしてます。
コメント

再びの....流浪

2011-06-23 20:26:00 | ノンジャンル
今の部署も今月末まで、またまた健保もぶっ飛ばされて関係会社巡りの旅。
嫌なことがあれば、それは身から出た錆。だれも恨むもので無し。
まあ夏休みもしっかりと取らせてもらえるようなので、今夏のアメリカ行きを
妨げられるものではなさそうだ。そう考えると悪くないのかも。
旅に出られずストレス溜まる方が嫌ですもの。また来月から一からやるとします。
コメント

勝負に惜しいはないけれど....惜しかったゾ伊達サン

2011-06-23 00:13:00 | スポーツ
「ドロー悪すぎ」と思った2回戦での対ヴィーナス・ウィリアムス。しかし伊達さんはさすがだ。
1セット取った上、ファイナル・セットも互角の接戦で3時間以上の戦い。しかしここで
勝てないのも勝負の世界らしい。「あ~番狂わせをやらせてあげたかった」。
試合後の観客の大きな拍手は彼女に送られたものも多かっただろう。ただし彼女は勝つために
試合をしているので、接戦でも負けてしまえば楽しくないに違いない。まあ、このチャレンジ
見ている方は十分楽しませてもらっているのです。若手も頑張ってね。

彼女が本日試合をしたウィンブルドンのセンターコートですが、ここで1998年にワタシも
ヒンギスやサンプラスの試合を見ているのが自慢です。フランスW杯の日本vsジャマイカの翌日
パリから飛来し、長いこと並んでセンターコートのチケットが買えたのでした。
中日の土曜日で割引の日でしたね。リサーチ能力を駆使しているのは昔も今も変わりません。

コメント

このアルバム、カッチョエ~

2011-06-21 22:51:00 | 音楽
15年位前から組んでるユニットらしいが知りませんでした。カナディアンのバンドである
Blackie And The Rodeo Kings。Colin Linden、Stephen Fearing、Tom Wilsonの3人組。
ColinはBruce Cockburnのギタリスト兼プロデューサーとして有名ですね。
Rosanne Cash経由で新作「Kings And Queens」の噂を聞き購入。一発でハマりました。
カントリーなのだろうが所々でThe BandのRichardみたいな音も聞こえる。同郷なればこそか?
そしてアルバム・タイトル通りに素敵な女性ミュージシャンとのデュエット・アルバムに
なっているのがたまらん。知らない人も数人いるが、慣れ親しんだ歌声がかしこから聞こえる。
いや、ご機嫌ですこれ。カントリー、カントリー・ロック好きにはたまらないと思います。
ぜひ下の映像で聴いてみてね。








コメント

No Nukes再び

2011-06-21 07:51:00 | 音楽
8/7にShoreline AmphitheatreでNo Nukesのコンサートが開催されることが決まりました。
Jackson Browne、Bonnie Raitt、Graham Nashらが再集結するらしい。現在国会議員の
John Hallも来るのかな。彼らがどんな声明をだすのかにも注目してます。



コメント

ロング・グッドバイ

2011-06-20 22:36:00 | 
訃報から早1年半余り。ロバート・B・パーカーの遺稿「春嵐」が発売となり一昨日購入した。
オビの「さらば、スペンサー ありがとう、パーカー」の文字が悲しいぜ。
スペンサー・シリーズも38年目の完結とあるが、ワタシも30数年は付き合っているだろう。
実際に読み始めたのは3作目の「失投」だったはず。メジャー・リーグものと思い図書館で
手に取ったが、思わぬハードボイルドに惹かれ、「ゴッドウルフの行方」へと遡り、以降は
借りるのではなく律儀に買い続けている数少ない作家だった。淋しくなります......
終末にゆっくりとページをめくりたいと思います。これで本当のお別れ、さらばパーカー!


コメント

日本、クウェートに先勝

2011-06-19 21:04:00 | スポーツ
ロンドン・オリンピックのサッカー・アジア2次予選対クウェートのホーム戦。3-1で勝利、
まずはホッとしました。1失点は余計だったが、アウェーで0-2で負けなければ大丈夫。
ここで負けるようなら最終予選も勝ち上がれるはずもなし。左足捻挫の永井をムリして
出さずに済んだのもよかったのでは。次は後半途中、相手のガソリン切れの時に出せば効果的。
しかし今の若い選手もテクニカルで、反転して前にすぐに出ていけるのでビックリする。
ボール回しも良いし、これからも楽しみ。五輪へ進めば香川や宇佐美、宮内なども入ってくる
可能性も高いので今出ている選手も必死にならざるをえない。競争が良い結果を生む。
活躍すればA代表に呼ばれるだけでなく、海外のチームからも声がかかる可能性という
エサもぶらさがっている。ということでロンドンまで行くのでなく、メダルを取る位で
のぞむべきである。次のアウェーでも快勝を信じてます。深夜のゲームだがちゃんと見ないとね。
コメント

ビッグ・マン逝く

2011-06-19 14:29:00 | 音楽
家族のようなE Street Bandを温かく包んでいたクラレンス・クレモンス。
脳卒中から回復することなく6/18に亡くなったそうです。残念です.......
コメント

二つ目の満月

2011-06-19 09:59:00 | 音楽
昨日は雨そぼ降る中、再び渋谷Duoへ。これも久しぶりのソウルフラワー・ユニオンのLIVE。
ギターが河村博司から高木克に代わってからは初見である。最新アルバムも未聴だし、最近は
良いファンとは言い難い。しかし彼らのLIVEは縦ノリが浮「ので前の方へオジサンは行けない。
段差がある辺りに場所を確保し、ビールを飲んで開演を待つ。この日は朝から鼻かぜであり
追加のお酒は控えていた。LIVEは5分押しの19:05に"世紀のセレナーデ"で始まった。
いやあこの曲好きです。ええ感じでのスタート。お初の高木は河村の不在を気にさせない位に
バンドに溶け込んでいた。ギターにコーラス、ミディアムテンモフ曲ではブズーキも弾いていた。
スライドプレーも素晴らしく、アンコールで見せたブルース・ジャムっぽいインストの演奏は
彼が入っての新機軸だったような気がする。しかしこのバンドはミクスチャー・ロックであり
社会派であるので大人のファンも喜ばせる。そして中川敬のMCが熱くそして面白いのも魅力だ。
未聴の「キャンプ・パンゲア」からも"死ぬまで生きろ !"、"ダンスは機会均等"等数曲が
演奏されたがサビがキャッチーで軽く口ずさめるのが不思議。前者はカリプソか?
彼らの音楽は昭和の香りも漂い取っつきやすいのかもしれない。若い奴らはダンス・チューンの
"海行かば山行かば踊るかばね"や"エエジャナイカ"なんかで爆発したいのだろうが、ワタシは
"荒れ地にて"とかのミディアム・テンモェ好みである。こういった曲は歌詞も素晴らしいのだ。
途中で中川がリクオと高木克とのアコースティック部隊で被災地南三陸町を慰問した話をした。
前日にMM誌で石田昌隆のこの慰問の記事を読んでいただけに、中川の話はビンビンと響いた。
その時に用意した"おいらの船は300トン""斎太郎節"のバンド・バージョンも聴きものだった。
古い曲や民謡を携えて高齢者を慰問するのは、阪神淡路の際に身に着けた技なのだろう。
「80歳以上の人にしか分からんかった」と中川は笑わすが、地元の曲は涙を誘ったことだろう。
最近は沖縄辺野古の米軍基地問題に熱心だった彼らだが、「いざ鎌倉」とばかり必要になれば
すぐに動き出すのが素敵だ。もちろん"満月の夕"も歌い、この日の一つのクライマックスでした。
山口洋の歌詞がより心情を歌ったものならば、中川の歌詞はより風景を切り取ったものである。
どちらが素晴らしいということはない。どちらも人の心に沁み込むものである。
「能動的にピンャCントにやろうや」と彼は言う。ピンャCントと言う点では山口と根っこは同じ。
「俺はこのバント104歳までやるから、そして105歳になったらニューエストモデルの再結成や」と
彼はのたまう。どこまで本気かは分からないが、さすが関西人だけに愉快な男だ。
そんな彼でさえ「俺、久しぶりに受け身になったわ」と言わせるだけ、原発問題は深刻だ。
"極東戦線異状なし!?"で「この戦争を止めさせろ」と言う歌詞を「この原発を止めさせろ」と
彼は歌わずにおれなかった。思わずこちらもピース・サインで答えていた。連帯してましたね。
それだけに優しい"海へゆく"が沁みるのである。「あまたの悲しみを天空へ放つ」とは何とも
素敵な歌詞だ。高木のスライドも良い間を作っていたな。ラストは"うたは自由を目ざす!"。
北朝鮮や東ティモールでも歌ってきた彼らの永遠のテーマか。歌の持つ力を今だ信じているに
違いない。縦ノリは拒むものの、彼らの姿勢には共鳴するし歌も演奏も素晴らしかった。
2時間15分。雨降りなれど今週は2つの満月が心を照らしてくれた。傘を盗む奴もいるが、
日本人もまだまだ捨てたものではない。しかし足が疲れました(爆)。


コメント