今年は昨年に比べ見るべき映像物は多かったような気がする。CDのベスト10に入れられなくて
こちらにぶち込んだものもある。それに加えてLIVEと、三つにうまく配分しようと少しばかり
作為が伺える節もある(汗)。しかし自分が良いと思ったものは人にも教えたいし、それが
少しでも音楽を広める役に立てれば嬉しくもある。とは言いつつも映像は妙にベテラン連中に
偏り過ぎではあるわな(爆)。
1.Live At The Royal Albert Hall / Adele
CDも良いがLIVEでの堂々とした歌いっぷりが素晴らしくDVDで栄えある第1位に選出。
小太りなDusty Springfieldってイメージだったけど、23歳には見えないよね。
かってサマソニでの来日が決まり、単独公演もやることになりチケット持っていたのだが
あえなく来日キャンセル。残念。来年のグラミーでは確実に複数受賞するだろうから
次来るときは武道館クラスだろうな。
2.World Tour Live Speak Now / Taylor Swift
こちらのアメリカ娘はさらに若く22歳。但し若手はここまでね(笑)。今年日本に来たツアーだが
シカゴでののLIVEはもっとはじけている。カントリーとあなどるなかれ。ギター、バンジョー、
ウクレレ、ピアノを弾き曲も自作の立派なSSW。"Better Than Revenge"なんて、ストレートな
アメリカン・ロックだし、次に持ってくる"Speak Now"がPopでまたキュートな事。構成も含め
大きな会場を湧かせる魅力たっぷり。3回来日しているが2回も行っちゃった(爆)。
3.All I Want Is Everything / Southside Johnny And The Asbury Jukes
1992年と1979年のドイツはRockpalastでの2本をコンパイルしたお徳用。どこを見ても
汗が飛び散ってくる熱演。盟友Bruceに勝るとも劣らないステージワーク。80年代に1度だけ
来日し後楽園ホールで素晴らしいLIVEを見せてくれた。もう来ることはないだろうから、
アメリカのどこかのローカル・タウンで是非また会いたいものです。
4.Ramble At The Ryman / Levon Helm
喉の故障も癒えて、Woodstockを本拠にマイペースの活動を続けるLevon。これはNashvilleの
Ryman Auditoriumで、沢山の友人たちに囲まれ、惜しげもなくThe Band時代の曲も演奏する
楽しげな姿が印象的だ。娘のAmyとLarry Campbellの貢献大。まだまだLevonはいけてます。
5.A Musicares Tribute To Neil Young / Various
御大Neilが挨拶だけで誰とも演奏しないのが不満であるが、交友が多い人だけに出てくる
メンツが大物ばかりで見るのが楽しいね。何でWillie Nelsonは来なかったのでしょうか?
6.Some Girls Live In Texas '78 / The Rolling Stones
初渡米の1978年、ツーソンの街でこのツアーのャXターを見かけた。「あっ ストーンズ
来てたんだ」と思ったものでした。その時のツアー・フィルムが唐突に登場。若い彼らが
小さなホールで暴れてる。良き時代ですね、ぜひこの時みてみたかった。MickがRonに
何度もちょっかい出すのが微笑ましい。
7.Spectacles Elvis Costello With...Season 2 / Various
第一集に負けずにゲストが豪華。インタビューは英語字幕で見るが、楽しみはゲストとの
演奏の数々。ソング・ライター・サークルでのJesse Winchesterの歌に思わず落涙する
Neko Caseの姿にグッときてしまいました。
8.Live In London / Randy Newman
オーケストラを従えた2008年のLIVE。ピアノを叩き決して美声とは言えない声で物語を語る。
昨年見たソロのライヴでもこの人のピアノと歌は時を超越していた。1978年にバークレーで
聴いた時と目をつぶれば大きな差は見いだせない。ピアノがあればどこでも歌えるのは
矢野顕子と同じ。是非日本にも出前コンサートをやりに来て欲しいと強く願います。
9.Look Thruough Any Window 1963-1975 / The Hollies
メンバーのインタビューを交え演奏シーンもたっぷりと楽しめるヒストリービデオ。
若き日のGraham Nashもたっぷりと楽しめる。しかしそのGrahamがCSNへ行っちゃったのが
終わりの始まり。Buddy HolllyもThe Holliesも好きですので嬉しい1本でした。
10.The Bridge School Concerts 25th Anniversary Edition / Various
3枚組と聞いた時は6時間位のライヴシーンを期待したが、1枚は趣誌ミ介のドキュメント、
演奏シーンは1枚60分の2枚で2時間。「ケチ臭いぜニール」。CDの方が沢山曲入ってるとは
どういうこっちゃ。趣獅ノも賛同するし、アコースティックな演奏はどれも素晴らしい。
しかし出し惜しみだ.....それでランクは大きく下がるのでした。やっぱ現地へ行くか。
Crosb-Nash、Counting Crows、Rickie Lee Jones、Peter Gabriel、Motownの連中と
まだまだいくらでもお気に入りはあり。円高でDVDも安いよ。CD以上に格差は大きいね。