Hobo's File by KINO

道の向こうへ歩いて行けば 違った空が見えてくるんです

空の下の違った風景を見ていたら 色々感ずることもあるんです

もう一歩越えられず....

2011-12-04 13:02:00 | 音楽
休日夕方に始まるLIVEは悪くない。昨晩は久しぶりの武道館へEric Clapton & Steve Winwood
を聴きに行ってきた。その前にアゴ下にできたイボを取り除きに上野のクリニックに立ち寄る。
奇遇な事にT館長のビルの店子さんでしたので、間接的に貢献です。まあ 保険治療できるので
高額の支払いにはならず。薬代入れて邦楽LIVE並みの価格でした(爆)。

17:10に客電が落ちるとメンバーが出てくる。べー、ドラにキーボード、二人の女性コーラスが
バックアップで、それに加え主役の二人と意外と簡素。いつもはサイドに有能なギタリストを
配するEricですが、この日はSteveがキーボードを弾く時は一人でギターという珍しい形。
MSGのライヴ盤と同じ"Had To Cry Today"でスタート。微妙に異なった選曲が功を奏したとは
あまり思えなかった。同行のTOMO先生も「クラプトンのブルース多過ぎ。そんなの聴きたくない」
とおっしゃる。「おっしゃる通り」ですよ。自分がブルース・ロックの第一人者でR Johnson好き
なのは分かるが、Steveと一緒にやるならもっと違った楽曲、攻め口があるはず。但し、Ericには
Steveとギターの見せ場を分かち合うなどの気配りは伺えた。しかし"Wonderful Tonight"の
リードをSteveにまかせるのはどんなものなのか?おまけにこの曲アコギでやるし。
黒澤楽器がマーチン名義でスャ塔Tードしている為か、3曲ばかりこのアコギのセットは続いたが
"Voodoo Chile"でブラッキーを冗長に引き唐キEricの姿こそ本来の姿なのではないだろうか。
おまけに楽しみにしていた"Little Wing"はやらないし....これには二人して撃沈でした(爆)。
けなしてばかりだが、見る場所も決して少なくなかったのも事実。ギタリストの数が少ないので
Steveがキーボードを弾く時はEricがしっかりとギターを弾く姿も堪能できた。しかしこの日は
久しぶりに見るSteveに注目していた。白眉はオルガンをブイブイ弾き鳴らし、元祖青い眼の
ソウルを叫ぶ"Gimme Some Lovin"か。古い曲なれど今もって輝きを放つ名曲でした。
「もっと歌ってよSteve」ってのがこの日の感想か。あと、"Presence Of The Lord"が静かな
たたずまいな中にも両者の緊張感が感じられて良かった。"Cocain"が始まれば終わりの合図と
分かるだけに物足りなさは残った。もう一歩両者のボーダーを越えきれなかった感も強い。
共演を重ねる事によって緊張感が薄れているのだったら残念だ。その為に曲を入れ替えたりも
しているのだろう。時計は19:15を指していた。2時間5分か。

時間も早いので、神保町でのAnyの皆さんの忘年会に合流させていただき、反省会の場と
したのでした。Ericには今度はJ.J.Caleを連れて来てもらいたいものです。
TOM'Sにはギャラの高い相手のようですので。

コメント (2)