Hobo's File by KINO

道の向こうへ歩いて行けば 違った空が見えてくるんです

空の下の違った風景を見ていたら 色々感ずることもあるんです

師走の夜に流れる下町の天使達の歌声

2008-12-04 22:24:46 | 音楽
昨晩は帰り道を入谷で降り、なってるハウスへ足を運ぶ。ここは以前に渡辺勝を見に来ており
土地勘があり難なく到着。本日は東京ではやらないことになっている渋谷毅に小川美潮と
金子マリの「両手に花」のLIVEである。事前にメール予約したら予約席を用意してくれていた。
恐縮です。12/8発売の渋谷&マリのCD先行発売もしていたが、ここは生ビールとトルティーヤで
抑えることとした。何せ在庫過多ですから(爆)。客は30人程度ですがいい感じ。

25分押した20:25からスタート。渋谷さんは美潮さんを呼び入れて「最初に一緒にやった曲と」
"花のこども"と"花の答え"を続けて歌わせる。柔らかな声が店内に暖かな空気を振りまく。
渋谷さんのピアノもJAZZというよりもRandy Newmanの様な感じで鳴っている。これも歌い手との
相性のなせる業なのだろうか。美潮さんのMCもいつものように天然な感じだ。
「二人のCDのライナーを書かせてもらったんだけど、だれのクレジットよりも名前が大きい」と
嬉々として話す無邪気さに場が和む。途中、彼女のBandのベーシストの大川俊司も加わり
"はじめて"や"遠い夏""窓"なんかを歌って45分でまずは1部は終了。

30分程度の休憩後はまずは渋谷さんのピアノ・ソロで3曲ほど。サティみたいな感じがしたね。
人柄なのだろうか優しいピアノの調べでした。そしてマリさんを招き入れる。
マリさん何故かコート姿(笑)。彼女の歌には母性を感じる。しかしMCは漫才師のように
いい感じのボケを入れる。いつも感じるが日本語の歌よりも英語の歌の方が声が鳴っている
気がする。ゴスペル調の曲は最高だ!
再び美潮さんも招きいれ漫才コンビで佳境に入る。"What's A Wonderful World"は横浜でも
聴いたが、二人の鰍ッ合いが最高だ。違った味の二人だが水と油にならない微妙な感じだ。
ここでもマリさんの英語詩がビンビンに耳元で鳴っていた。
アンコールは御馴染みの「ケセラセラ」。いいかげんな歌詞を加えハッピーなオーラを
振りまく二人でした。伴奏する渋谷さんと大川氏からも楽しそうな感じが伝わってきた。
2部は1時間。暖かな余韻に浸りながら家路を急ぐのでした。
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