真面子の社会観察日記

社会で起きている様々なできごとを真面目に言いたい放題!

やっとは入れた竹むら

2018年01月21日 | Weblog
「 かんだやぶそば」は毎年恒例の大学院指導教授との忘年会があり、その帰りに竹むらで粟ぜんざいと揚げまんじゅうを頂くコースなのだが、12月29日は竹むらは30分待ちと言われて断念した。というのは、神田藪蕎麦ですでに1時間近く並んだ後だったからだ。

竹むらには、昨年9月にハワイから来た友人をお連れした時は月曜日で、いまは日曜、月曜、祝日がお休みになっていて、休日になっているのを知らないで、その時も空振りだった。それから5回ほどいったのだが、いつも入れずにいた。

母が生存中には、かんだやぶそばと竹むらコースがお決まりだったので、今でも懐かしくてよく行く。昨日は、エバー航空の台北ベースでCAとして働いている元教え子とお会いした。台北には美味しいイタリアンがないというので、御茶ノ水で待ち合わせして、生うにパスタを食べてから、そうだ、竹村に行こうと思いつき行った。

彼女は気仙沼出身の3.11の被災者だ。ご家族は気仙沼にいるのだが、卒業後はマカオ、そして二年前から台北ベースでCAとして飛んでいる頑張り屋さんだ。千代田区神田須田町の「 かんだやぶそば」「いせ源」、「まつや」、「ぼたん」 などがあるこの界隈が私は特に好きだ。

奇跡的に戦災から焼け残り、連雀町といわれたこの地域に昔ながらの建物がそのまま残っていて、現在80歳くらいの方達が青春時代を過ごしたところだったと思う。 入母屋造りで2階の欄干に竹と梅模様が彫られ、軒下に木製の提灯が下げられていて、外観は屋根と庇で4層に見える。東京都選定の歴史的建造物になっており、海外から写真を取りに来ている方達にもよく遭遇する。

竹むらは甘味処で和菓子店だ。揚げ饅頭が有名なのだが、まずは粟ぜんざいをいただいた。軽くて甘くなくて美味しかった。来たからにはと揚げまんじゅうも一つづついただいたのだが、これも美味でした。

昭和5年創業当時そのままの店内に入ると、一挙に昭和初期の小説の世界に戻るような気がするのだ。驚いたことは、20代の男子が多かったこと。ネットで調べてくるのか、こんなに甘味処に若い男子同士が連れ立って甘いものを食べている姿にびっくりでした。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする