真面子の社会観察日記

社会で起きている様々なできごとを真面目に言いたい放題!

大学付属校が人気上昇の理由

2018年01月14日 | Weblog
昨日からセンター試験が始まっているが、この試験に変わって2020年からは大学入学共通テストになる。この新大学入試のためか、系列の大学に進学できる「大学付属校」といわれる中学、高校の人気がこれまで以上に高まっている。

特に顕著なのが、早稲田、慶応、「MARCH」と言われる明治、青山学院、立教、中央、法政といった大学に連なる学校だ。新大学入試の初の受験生となる中3の高校入試だけでなく、中学入試でも志望者を増やしている。

実は数年前から少子化に備えて、系列の大学に進学できる「大学付属校」の中学、高校入試はすでに変化している。法政、明治など今まで男子校だったものがすでに共学になっている。背景には早いうちから生徒を抱え込もうという戦略でもある。

私の大学入試は、英語も国語も日本史でさえ記述式の問題があった。それがマークシートになり、記述式が消えたのだ。駿台中学生テストセンターによれば、昨年11月の同センター模試の中3志望状況では、男子の早慶MARCHの大学付属校・系列校の高校の志望者数は、一昨年11月模試の延べ約9550人から約660人増加し、早稲田大本庄、青山学院、明治大明治、中央大付属なども志望者を増やしている。

大学入試の時に浪人すると新入試を受けなければならないので付属人気が高まっているのだが、中学入試でも同じ傾向だ。四谷大塚、日能研、サピックス、首都圏模試の四つの模試の志望状況をみると、早慶、青山学院、明治、法政などの「大学付属校」や、立教大学に半数程度が推薦で進める枠のある香蘭女学校などが、昨年より志望者を増やしている。

今の小6は、大学入試で浪人すると変更後の新入試で受験することになるので、保護者が情報を集めて進学先を決める。大学進学まで踏まえ、より安全に希望の大学へ入れる方法を考えて先取りしているのだと思う。

大学付属校に入ってしまえばお受験をしなくて済むという利点はあるけど、私は小学校から予備校に通い、中学、高校、大学、大学院と受験してきた受験ばかりの人生だった。付属に入っても大学卒業前に人生で一番大事な就職試験があるからね。精神的にやわだったら就活には取り組めない。

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