3月8日は「日比谷線脱線事故の日」。2000年。営団日比谷線中目黒駅附近で電車が脱線し、対向電車に衝突。乗客5人が死亡した。
僕は、会社が恵比寿であり、自宅は東横線の大岡山である。車を除けば、会社に行く時は、大岡山か洗足から、目黒線に乗って、目黒から恵比寿がJRとなる。ただし、ときどき、渋谷からの東横線は利用する。
この日も渋谷に用事があったので、都立大学まで歩き、東横線で渋谷に向かった。そし . . . 本文を読む
3月7日は「山口百恵引退・結婚発表の日」。1980年、見事な引き際であった。
亭主の三浦友和は、74年「伊豆の踊り子」のオーディションで百恵の相手役を射止めたわけだが、共演の「赤いシリーズ」など、百恵ありきということで、評価は高くなかった。40代になった頃からだろうか、演技の幅が広がり、現在では、日本のインディーズ系、メジャー系含め、なくてはならない味のある俳優さんとなっている。
高校の同級生 . . . 本文を読む
3月6日は「菊池寛忌」。小説家・菊池寛の1948(昭和23)年の忌日。『無名作家の日記』『忠直卿行状記』『恩讐の彼方に』、戯曲『父帰る』『藤十郎の恋』等の作品を残した。また、雑誌『文藝春秋』を創刊し、作家の育成、文芸の普及に貢献した。
小説家というより、なんといっても、ジャーナリスト嗅覚にすぐれた人であった。大衆の欲望も、直感的に把握していた。
晩年の作品のひとつ「真珠夫人」。テレビの昼メロで . . . 本文を読む
3月5日は「團琢磨暗殺の日」。1932年、團琢磨 (三井財閥の指導者)が血盟団により暗殺された。
血盟団は、日蓮宗の僧侶井上日召によって組織された「ひとり一殺」の(宗教的)テロ集団。結果、前蔵相の井上準之助と、團琢磨が暗殺され、逮捕された。
実刑をくらったメンバーのひとりに、戦後のフィクサーである四元義隆もいた。
先日、20年の実刑判決がでた日本赤軍の重信房子の父親が、血盟団の一員であった。 . . . 本文を読む
3月4日は「半村良忌日」。2002年、享年68歳。
半村良は、高卒後、連れ込み宿の番頭、キャバレーのバーテンなどの職を遍歴した。
1972年星光賞「石の血脈」以来、伝奇ロマンの一領域を築いた。73年泉鏡花賞「産霊山秘録」、そして75年に直木賞「雨やどり」。
伝奇ロマンも長編も多く、未完成に終わったものもあったが、僕たちは、ワクワクした。少年期の冒険活劇に、歴史ロマンや、考古学・神話の知的好奇心 . . . 本文を読む
3月3日は「マルグリッド・デュラス忌日」。1996年、享年81歳。
30代になって、僕は、デュラスに明け暮れるようになった。きっかけは、小説であったか、映画であったか、脚本であったか、ドキュメンタリーであったか。あまり、覚えてはいないが。
デュラスは仏領インドシナ(南ベトナム)で、植民地支配の側の娘として生まれるが、4歳で父を亡くし、一家は没落。貧しい白人に転落していく。3人兄弟で、母は長兄を . . . 本文を読む
3月2日は「フィリップ・K・ディック忌日」。1982年、享年53歳。
1951年デビュー。62年「高い城」でヒューゴ賞。晩年、「ヴァリス3部作」を著した。死んだ年に、「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」を原作とした「ブレードランナー」が映画化された。
彼の作品は、ハヤカワ時代から、ほとんど持っていると思うが、ちょっとした自慢は、サンリオ文庫時代のディックを全巻持っていることだ。古本屋で働かさ . . . 本文を読む
3月1日は「小林秀雄忌日」。1983年、80歳。
2chで、小林秀雄にまつわる次の逸話が紹介されていた。
小林秀雄の娘が、学校の模試(?)ですごく難しい文章が出てうまくできなかった
といって問題用紙を父親に見せた。
小林秀雄は「誰だこんなわけのわからん文章を書いた奴は」といったのに対し娘が
「お父さんよ」
おもしろい。この娘さんは、小林秀雄の著作管理もやっておられる白洲明子さんのこと . . . 本文を読む
2月28日は「バカヤローの日」。1953(昭和28)年、吉田茂首相が衆議院予算委員会の席上、西村栄一議員の質問に対し興奮して「バカヤロー」と発言した。これがもとで内閣不信任案が提出・可決され、この年の3月14日に衆議院が解散してしまった。この解散は「バカヤロー解散」と呼ばれている。
このことに因んで、この日は日ごろ頭にきていることに対して「バカヤロー」と叫んでも良いという日、だとのこと。
そう . . . 本文を読む
2月27日は「天地茂忌日」。1985年、享年54歳。
日本では、ハンフリーボガードのように、ハードボイルドな男は少ないが、天地茂は、ダンディで、トレンチコートも似つかわしい。ヒット番組「非情のライセンス」の主題歌「昭和ブルース」は、時代をよく反映していた。
「生まれたときが悪いのか、それとも俺が悪いのか」
もともと、三島由紀夫の要望で、「黒蜥蜴」で、美輪明宏と競演、明智小五郎役を演じたのが、 . . . 本文を読む
2月26日は「2.26事件の日」。1936(昭和11)年、2.26事件が発生した。陸軍の皇道派の青年将校が、対立していた統制派の打倒と国家改造を目指し、約1500名の部隊を率いて首相官邸等を襲撃した。内大臣・大蔵大臣等が殺害され、永田町一帯が占拠された。
部隊のほとんどの兵士は、貧しい東北出身の青年たちであった。クーデターにもならない貧相な計画で、しかしここから、昭和の軍部独裁に大きく舵をとられ . . . 本文を読む
2月25日は「道真忌」。平安時代の学者・廷臣の菅原道眞の903(延喜3)年の忌日である。
菅原道真は、学問の神様とされ、九州太宰天満宮はじめ、全国に祀られている。受験生にことに人気があるのだろう。
けれど、本当のところは、太宰=「雷」神に象徴されるように、荒ぶる神であり、鎮魂せざるを得ない物語に満ちている。
藤原氏の専横を抑えるため、右大臣までのぼりつめた道真だが、左大臣藤原時平の讒訴により . . . 本文を読む
2月24日は「月光仮面登場の日」。1958(昭和33)年、ラジオ東京(現在のTBS)で国産初のテレビ映画『月光仮面』のテレビ放送が始った。
「月光仮面」の最高視聴率はなんと67.8%(平均40%)である。原作・脚本は川内康範。
川内は20年にわたる長寿番組であった「日本昔ばなし」の監修者としても知られている。
本職は、作詞家であり、「誰よりも君を愛す」(マヒナスターズ)「伊勢崎町ブルース」(青江 . . . 本文を読む
2月23日は、「山下奉文が死刑になった日」。1946年、陸軍大尉で「マレーの虎」と称された山下奉文が、マニラ軍事裁判で死刑に処された。享年60歳。
山下奉文といえば、フィリピンに眠る財宝をめぐるトレジャー・ハンターの定番物語である。ここ数年でも、僕のところにも、10件を超えるひそひそ話が来ている。金塊含め、さもありなんという証書をみせつけられた。
「山下財宝」に関しては、「財宝は存在するか」の . . . 本文を読む
2月22日は、「爆弾三勇士が自爆を遂げた」とされる日。 昭和7年1月末、「上海事変」が勃発した。蒋介石の最強部隊である19路軍は天険を利用した堅固な陣地を構築し、わが軍は攻めあぐねていた。2月22日の払暁、36名の決死隊が鉄条網に爆弾を投入して突撃路を開くことを企図した。このとき、久留米第24旅団の工兵江下武二、北川丞、作江伊之助の一等兵は、予め点火した破壊筒(竹製の即席爆薬筒)を抱いて鉄条網に突 . . . 本文を読む