使われていない農地を借用して、皆さんで農業を楽しんでいる遊休地活用クラブで、今朝早く
からトウモロコシの収穫をしました。
トウモロコシ班の人達は、既に収穫したトウモロコシを分け合っており、今日はその残りを
販売しようとトウモロコシ班以外の人も集まりました。
皆で皮をむいて中身を確かめ、販売出来るものはラップに包みました。
虫が入っていたり、粒の欠けているものは、仲間の一人が飼育しているニワトリさんの餌に
することになりました。これは軽トラの荷台一杯の餌になる予定のトウモロコシです。そんな
中にもまだ十分に食べられるものもあり、最後に持ち帰りたい人が良さそうなものを選んで
持ち帰りました。我が家も今日はトウモロコシが一杯です。
トウモロコシは生で販売しますが、試食用として茹でたトウモロコシも準備しました。今日販
売する場所はカシマサッカースタジアムのマルシェです。沢山売れること良いのですね。
売上はこのクラブの活動費になります。沢山買って下さい。
我が家のベランダに落ちてきたムクドリの雛を発見してから13日目の先日、居なくなりまし
た。その少し前からベランダに覗きに行くとベランダの壁に沿って垂直跳びのような動作を
していましたので、巣立ちの練習をしていたと思われ、きっと巣立ったのだと思います。で
も洗濯物も気を遣いながら干し、ベランダに設置しているエアコンの室外機が動くと驚くだろ
うと、暑い夜を過ごし、ベランダ中糞だらけにされてながらも見守ってきたので一安心です。
しかし、その一方でアシナガバチは駆除しました。我が家の蜂場の一角にアシナガバチ
が営巣を始めたので、巣を切り取りました。写真のように卵も産み付けらちょっと可哀想で
したが、こちらは刺されることがあるかもしれないので、仕方無く駆除しました。
除草作業の時に見つかったキジの卵(5月14日付ブログ参照)をニワトリに抱かせると言って
持ち帰った知人のお宅を訪ねました。庭には沢山のニワトリや鳩などが多数飼育されており、
相当の鳥好き。持ち帰った5個の卵をチャボに抱かせていたそうですが、先週3個が孵化した
とのこと。
行った時にはチャボに抱かれていましたが、驚いて歩き始めました。せっかくなので、記念
写真を撮りましたが、これにもちょっと驚かせてしまったようです。このまま大きくなってくれ
れば良いのですが、これから大きくすることが難しいのだそうです。写真右側に写っている
抹茶色のペースト状のものは、彼が工夫している餌なのだそうです。無事大きくなって欲し
いものです。
鹿嶋市で無肥料・無農薬に拘り農業を営んでいる「鹿嶋パラダイス」さん主催の蕎麦会に参
加しました。種蒔きから製粉まで鹿嶋パラダイスの唐澤さんが手がけた蕎麦粉を使った蕎
麦を食べ放題で食べる会でした。蕎麦は常陸秋蕎麦で、前日に製粉し打ったものです。
会場は鹿島神宮境内の茶店の「一休(ひとやすみ)」(写真)さんでした。こちらは、私達が
毎年蕎麦打ちを教えて頂いている師匠のお店ででもあります。今回の蕎麦は当初ニ八蕎
麦で打つつもりだったそうですが、試しに十割で打ってみたところ問題なく打てることが判
り、全て十割蕎麦で打つことにしたのだそうです。
凡そ20名の参加者を前に、まずは唐澤さんのご挨拶です。
この蕎麦が食べきれなくなるまで出てきました。無肥料・無農薬で育てられた常陸秋蕎麦
の新ソバ、しかも石臼で製粉にしたばかりの粉で打った十割蕎麦をこれだけ沢山食べられ
ることはまずないのではないかと思います。贅沢でした。
これは唐澤さんが栽培している深谷ネギ(原種)の天ぷらです。とても甘かったです。来年も
機会があれば参加したいです。
年末のソフトスモークサーモンに引き続き、今度はベーコンを作ってみました。ベーコンは豚
の三枚肉を使います。まずは、フォークでまんべんなく肉に穴を開けます。次に肉に塩をふり
かけ手で擦り込み、一晩冷蔵庫で寝かせます。その後ビニール袋に肉と漬け込み液を入れ、
袋の中の空気をしっかり抜いて口を閉め、そのまま冷蔵庫で一週間寝かします。漬け込み液
はソフトスモークサーモンを作った時と同じものを使いました。次に塩抜きです。今回はため
水で8時間ほど行いました。塩抜きの済んだ肉は、しっかりと水気を拭き取り、その後一日
日陰で風乾させます。その後、燻製工程です。
燻製の方法は温燻です。庫内を煙で60~70度にして3時間燻製します。私の持っている燻
製機は電熱器を下に挿入することが出来るようになっています。庫内にはサクラのチップを
敷き、下から電熱でチップを焦がして燻製する方法でやってみることにしました。
肉をセットしたところです。肉の下のパンは肉の脂がチップに掛からないために置きます。こ
の状態で蓋を閉めて電熱器のスイッチを入れました。後は出来るまで待つだけのつもりでし
た。しかし、今日は外気が3~4度程度しかなく、おまけに風も強かったため、庫内の温度が
ほとんど上がりません。トラブルです。そのため、発泡スチロールで燻製器の外側を囲い熱
が逃げないように工夫し、また熱源が足らないのではないかとと思い、スモークウッドにも火
を付け庫内に入れました。それでやっと58度まで温度を上げることが出来ました。そのため、
燻製時間は最初の温度の上がらなかったロスを考慮し、4時間としました。
これが出来上がったベーコンです。しかし、まだこれから煙の香りをやわらげるため、一晩
風に晒して乾かさなければなりません。食すのは明日になります。どのようなお味になって
いるか楽しみです。
久しぶりにソフトスモークサーモンを作ることにしました。脂ののったサーモンで作るソフトス
モークサーモンは絶品です。サーモンは近所の鮮魚店にお願いして仕入れて貰い、ついで
に3枚に下ろして貰いました。
まず、サーモンをソミュール(漬け込み液)に約17時間漬け込みます。ソミュールは水5リッ
トル、塩1.5kg、砂糖150g、これに黒こしょう、白こしょう、ローリエ/パウダー、セージをそれ
ぞれ小さじ一杯を加え、ベイリーフ数枚入れました。
低温で漬け込んだ後は塩抜きです。塩抜きは1時間から1.5時間ほどかかります。時々サ
ーモンの端を少し切り取り味わって時間を決めました。
塩抜きが終わったらぺーバータオルなどでサーモンのしめりけを取り、ぶら下げるためのフ
ックを付けます。ぶら下げている時にサーモンが落ちないようにフックはカマにしっかりと引
っかけておく必要があります。
風通しのよい日陰で約15時間風乾します。雨に濡れたり、直射日光で乾燥させてはいけな
いそうです。
乾燥が終わるといよいよ燻煙です。これが燻煙器です。温度計が付いて、空気取り込み窓
と煙抜きがあるだけのステンレス製の箱です。この中で煙で燻します。
これがスモークウッドです。これに火を付けると線香のように数時間煙を出し続けます。ス
モークウッドにサクラ、ヒッコリー、ブナなどがあります。お好みで使い分けます。
燻煙しているところです。ソフトサーモンを作るには、この時の温度管理がとても重要で、
庫内温度を27~30℃で6~8時間保持しなければなりません。燻煙器に直射日光が当た
ったり、冷たい風が当たりすぎたりすると温度管理がとても難しくなります。頻繁に温度を
見ながら、空気窓や煙抜きの開閉度と調整したり、燻煙器全体をダンボールで囲って風
が当たらないようにしなければなりません。燻煙が終わったら一晩陰干しをして味を馴染
ませて出来上がりです。
出来るだけ薄く切り、ケッパーを添えて、レモン、黒こしょうをかけて食べます。おいしい
です。
遊休地を活用して栽培したソバを使いメンバー全員で蕎麦打ちをしました。蕎麦の打ち方
は市内で蕎麦屋を営んでいる方に講師になってもらい教えて頂きました。この方には昨年
も蕎麦打ちを指導頂きました。昨年の様子は写真付きで下記サイトで紹介しています。
http://blog.goo.ne.jp/kimamakashima/d/20101220
しかし、写真では手の動きが今ひとつよく判らないので、今年は動画で記録しました。昨
年より詳しく蕎麦打ちの工程が判るようにしてみました(自分の記録のためでもあります)。
なお、蕎麦の打ち方はプロの皆さんもそれぞれ少しずつ違うとこのことで、ここでの紹介は
指南頂いた蕎麦屋さんのご主人のやり方ということでご理解下さい。
(1)配合と計量
ソバ粉:400g、つなぎ:100g、水:240g (凡そ4人前の配合)
「つなぎ」は準強力粉か強力粉がよいそうです。水は温度、湿度によって変化するそうで、
大凡は粉の重量に対して40~45%程度だそうです。水の計量は計量カップではなく、計り
できっちりと計量するそうです。計量カップは目分量になるから不正確。それだけ水分量は
重要だそうです。
まず、「つなぎ」を正確に計量し錬り鉢に入れ、その上にソバ粉を継ぎ足していれます。
そして、水は使用量の8割~9割程度を錬り鉢の中央に入れます。
(2)水回し
水の周りの粉を真ん中の水の上にかけるようにして水と粉を混ぜます。この時両手の指
を開いて立てて、なるべく早く大きく回します。そして時々動画のように空中で粒子をぶつけ
合うようによりをかけます。
</object>
YouTube: 水回し
粉全体がしっとりしたら最後の水を入れてさらに水回しをします。
(3)練り
粒が大きくなり数えられる位に大きくなったら一つにまとめて「練り」を行います。塊の外側
を中に練り込むように練ります。
</object>
YouTube: 練り
(4)菊練り
「練り」を続けて塊につやが出てまばらな部分が無くなったら、菊練りをします。これはし
わを真ん中に寄せていく作業です。
</object>
YouTube: 菊練り
菊練りが完成すると下の写真のように菊の花のようになります。
しわをさらに真ん中に寄せて空気を抜いていく作業がへそ出しです。しわの中心を自分
の方に向けて、手をチューリップの形にして転がしながら円錐形にしていきます。
</object>
YouTube: へそ出し
(6)地延し
へそ出しが終わった固まりは、円錐形の先端を上にして、手の片で上から押さえつけて尖
り部分をつぶします。次に、手の平で延して厚みを整える作業をします。これが「地延し」
です。
</object>
YouTube: 地延し
(7)丸出し
いよいよのし棒の登場です。のし棒で丸を大きくし、厚みをさらに整える作業です。生地の
上に打ち粉をまき、のし棒で半分より上を延ばします。延ばし終えたら生地を角度で20度か
ら30度回してまた延します。これを2周くらい行います。その後、時計の10時から2時まで延
したら90度回転さこれを1周繰り返します。
</object>
YouTube: 丸出し
(8)四つ出し
円形になっている生地を円形から四角形に延します。これが「四つ出し」です。動画のよう
な作業を行うと、円形だった生地が四角形に形を変えます。
</object>
YouTube: 四つ出し
(9)荒延し
四つ出しの後、のし棒で厚い部分の肉を延します。四角形の対角線と一辺で囲まれた三
角形の部分が厚い部分です。
</object>
YouTube: 荒延し
(10)本延し
荒延しが終わったら180度回転させて半分広げ、下1/3を仕上げていく。これが終わったら
仕上がった部分に打ち粉をまき、巻き棒に巻きます。次に上の巻き棒を広げ、真ん中の1/3
を仕上げます。仕上げた部分に打ち粉を巻いた上で巻き棒に巻き、最後に上の1/3を仕上
げます。仕上げた部分に打ち粉を巻き、生地全てを巻き棒に巻いて次の「たたみ」の工程に
入ります。
</object>
YouTube: 本延し
(11)たたみ
生地をたたんで切る準備をします。巻き棒を自分から見て左側から半分以上広げて打ち
粉をまきます。その生地の上に重ねるように巻き棒の残りの生地を重ねていきます。再び打
ち粉をまき、生地の上半分を手前の自分の方に折りたたみます。さらに打ち粉をまき、今度
は自分側(下)から上に半分に折りたたみます。これが「たたみ」工程です。
</object>
YouTube: たたみ
(12)切り
まな板に打ち粉を十分にまき、折りたたんだ生地をのせます。こま板で生地を押さえて包
丁で切ります。この時の包丁の使い方は次の動画の通りです。
</object>
YouTube: 包丁の使い方
実際にゆっくりと切って貰いました。
</object>
YouTube: 切り
(12)蕎麦を茹でる
蕎麦は熱湯でさっと茹でるのがコツだそうです。今回は公民館の調理室の大きなガスコン
ロで大量のお湯を沸かして茹でましたが、家庭では出来るだけ大きなお鍋を使うことと、一
人前ずつ少量茹でるのがいいそうです。一人分を茹でた後にまたしっかりと沸騰させて次
の蕎麦を茹でるのだそうです。茹で時間は1分30秒です。
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YouTube: 茹で方
講習の後は各自で蕎麦打ちを行いました。そして天ぷら蕎麦を頂きました。その味は格別でした。
今回私達が栽培したソバは、単位面積当たりの収量も多く出来は上々でした。ソバ粉として
も良いそうで、講師の先生からもとても良いソバだと評価頂きました。種蒔きから収穫、そして
ソバの講習まで楽しく参加させて頂き、とても勉強になりました。お世話頂いた方々に感謝で
す。来年もまた参加したいと思います。