昨年のクリスマス前から始めていました手作り自宅蜂場がやっと完成しました。防虫ネッ
ト張りはさすがに家内に手伝って貰いましたが、その作業以外は一人で造ることに拘りまし
たので、完成までにほぼ一ヶ月を要してしまいました。
これが完成した蜂場の内部です。広さは5×3mです。地面にはブルーシートを敷き、その上
に人工芝を敷きました。これは地面からの湿気を遮断するためと、雑草が生えないように
するためです。もちろんミツバチにとっても暮らしやすいのではないかと考えました。南側の
一部と南西側の一部にはガルバリウム鋼板(トタンの仲間)を張りました。これは巣箱から
飛び出したみつばちを人の背丈よりも高く飛び出させ、人の動線と交わらないようにするた
めと、風よけと目隠しを兼ねて取り付けました。南西の隅は丁度道路の曲がり角にあたり
ますので目隠しをしておいた方が良いと判断しました。しかし、これを西側全面に張ると光の
差し込みが極端に無くなりますので、西側でも一部は透明のポリカーボネート波板を貼り付
けることにしました。西面の天井には幅900mmの透明のポリカーボネート波板で屋根を
付けました。これは巣箱を出たミツバチが隣地側に飛び出す高さを高くするための工夫で
す。西面の壁の高さを高くしたのと同じ効果が得られるのではないかと考えました。
南側から北向きに撮影した写真です。奥の物置は養蜂具専用です。物置の右側が入り口
となります。いずれ防虫ネットを張った扉を作る予定です。
蜂場の東側には我が家があります。蜂場と我が家の間はよく通ります。そのため、巣箱か
ら飛び出したミツバチが私達の動線と交わらないように防虫ネットを張りました。防虫ネット
は風通しもよく、光の遮りも少ないためいいのではないかと考えました。この防虫ネットの効
果は、今まで西洋ミツバチの巣箱を置かせて頂いていたご近所のT氏の蜂場でも実証済み
です。T氏はこの防虫ネットを張った場所でもミツバチを飼育されています。
これで扉を付ければ完璧となりますが、一応いつでも巣箱を受け入れる準備は整いました。
自宅から数十メートル離れたT氏の土地で飼育させてもらっている西洋ミツバチの巣箱をこ
の新居にに引越するタイミングと方法ですが、ある養蜂業者さんからは、冬の寒い時期なら
数十メートルでも直接巣箱を移動させても大丈夫でしょうと教わりました。本来は2~3Km
離れた場所に一ヶ月程度移動させた上で、改めて新しい場所に移動させるのが安全な巣
箱の移動方法のようですが、直接移動という方法にチャレンジしてみます。気温の低い日
の夕暮れにでも巣箱の引越をしたいと思います。上手く引越出来るでしょうか。
この蜂場の建設にあたって、T氏には支柱を建てるための穴掘り道具をお借りしたり、材
料の選び方や組立方など様々なアドバイスを頂きました。T氏に深謝致します。