気ままにかしまライフ

趣味を楽しみながらのシニアライフを記事にしています。

越冬中のニホンミツバチ

2012年01月31日 | ミツバチ

 今年は例年になく寒さの厳しい日が続いています。そのため、ミツバチの越冬のための防

寒の備えが十分だったのか、ずっと心配でした。しかし、今日は比較的穏やかな天気で、日

だまりは暖かく感じましたので、ニホンミツバチの巣箱の中をちょっと覗いてみました。

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 重箱式巣箱の一番下の袴枠に設けたメンテナンス窓からデジタルカメラを差し込み、カメ

ラを上向きにしてパチリと一枚撮影し、寒気があまり入らないよう直ぐに撤収。パソコンで確

認したところ、このような写真が撮れていました。越冬前の写真(昨年12月10日のブログ写

真)に比べると少しボリュームが小さくなり、クリーム色の巣が少し見えています。しかし、多

くのミツバチが健在で、元気そうな姿が写っていました。ミツバチは皆で塊になって胸の筋肉

を緊張させて熱を出し、その熱で暖を取りながら長い冬を乗り切っています。蜂球の内部で

暖まったミツバチは外側にいるミツバチと交代するのだそうです。凄いですね。


鹿嶋パラダイス蕎麦会に参加しました

2012年01月30日 | スローライフ

鹿嶋市で無肥料・無農薬に拘り農業を営んでいる「鹿嶋パラダイス」さん主催の蕎麦会に参

加しました。種蒔きから製粉まで鹿嶋パラダイスの唐澤さんが手がけた蕎麦粉を使った蕎

麦を食べ放題で食べる会でした。蕎麦は常陸秋蕎麦で、前日に製粉し打ったものです。

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会場は鹿島神宮境内の茶店の「一休(ひとやすみ)」(写真)さんでした。こちらは、私達が

毎年蕎麦打ちを教えて頂いている師匠のお店ででもあります。今回の蕎麦は当初ニ八蕎

麦で打つつもりだったそうですが、試しに十割で打ってみたところ問題なく打てることが判

り、全て十割蕎麦で打つことにしたのだそうです。

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 凡そ20名の参加者を前に、まずは唐澤さんのご挨拶です。

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この蕎麦が食べきれなくなるまで出てきました。無肥料・無農薬で育てられた常陸秋蕎麦

の新ソバ、しかも石臼で製粉にしたばかりの粉で打った十割蕎麦をこれだけ沢山食べられ

ることはまずないのではないかと思います。贅沢でした。

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これは唐澤さんが栽培している深谷ネギ(原種)の天ぷらです。とても甘かったです。来年も

機会があれば参加したいです。


蜜源植物植栽地の除草作業をしました

2012年01月28日 | ミツバチ

 ミツバチを飼育している蜂場の直ぐ近くに400坪の土地をお借りすることが出来ました。南向きのひな壇の土地で、広さは凡そ400坪です。ここに蜜源植物を栽培し、近隣の住民の方々の目も楽しませられるような空間にしたいと思います。

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雑草はセイタカアワダチソウ、ススキ、チガヤ、クズです。蜜源植物も含まれていますので複雑な心境でしたが、まずは刈り払い機で刈り取りました。

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 その後はクズの蔓の刈り取りです。クズの蔓は長くてしなやかなため、天地返しに使う農機具に巻き付いてしまいます。そのため、予め駆除しておかなければなりません。しかし、地面を縦横無尽に走っているクズの茎を取り除くのは容易ではありませんでした。刈り取った草をかき集めながらクズの茎を探して鎌で切り取っていきます。この作業が結構大変でした。

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 ほぼ作業が終了する頃の写真です。ひな壇の上段、下段の境にあるコンクリート擁壁に沿って刈り取った雑草を積み上げました。いずれ堆肥にして有効利用する予定です。

 それにしてもこの除草作業は普段畑仕事に慣れていない私たちには少しハードでした。しかも、今期一番の寒気が日本中を覆っている最中の作業でしたが、3日間で延べ20名のメンバーで頑張りました。

 次は天地替えをして雑草の根っこを除去し、耕耘することになります。根っこの除去作業は私達が行いますが、天地替えと耕耘作業は鹿嶋市の支援を受けて行われます。

さて、春から蜜源植物として何を植えましょうか。これからメンバーで考える予定です。


ロゴマークが決まりました

2012年01月28日 | ミツバチ

Iogo_3  かしまミツバチプロジェクトのロゴマークが決まりました。環境指標生物 

であるミツバチが鹿嶋市内でいつまでも安心して飛び回ることを願い、市<o:p></o:p>

 内に多く見られる桜の木とミツバチを組み合わせてデザインし

ました。このデザインはかしまミツバチプロジェクトの活動を

支援頂いている鹿嶋市役所の方に制作して頂きました。


自宅蜂場完成

2012年01月21日 | ミツバチ

 昨年のクリスマス前から始めていました手作り自宅蜂場がやっと完成しました。防虫ネッ

ト張りはさすがに家内に手伝って貰いましたが、その作業以外は一人で造ることに拘りまし

たので、完成までにほぼ一ヶ月を要してしまいました。

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これが完成した蜂場の内部です。広さは5×3mです。地面にはブルーシートを敷き、その上

に人工芝を敷きました。これは地面からの湿気を遮断するためと、雑草が生えないように

するためです。もちろんミツバチにとっても暮らしやすいのではないかと考えました。南側の

一部と南西側の一部にはガルバリウム鋼板(トタンの仲間)を張りました。これは巣箱から

飛び出したみつばちを人の背丈よりも高く飛び出させ、人の動線と交わらないようにするた

めと、風よけと目隠しを兼ねて取り付けました。南西の隅は丁度道路の曲がり角にあたり

ますので目隠しをしておいた方が良いと判断しました。しかし、これを西側全面に張ると光の

差し込みが極端に無くなりますので、西側でも一部は透明のポリカーボネート波板を貼り付

けることにしました。西面の天井には幅900mmの透明のポリカーボネート波板で屋根を

付けました。これは巣箱を出たミツバチが隣地側に飛び出す高さを高くするための工夫で

す。西面の壁の高さを高くしたのと同じ効果が得られるのではないかと考えました。

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 南側から北向きに撮影した写真です。奥の物置は養蜂具専用です。物置の右側が入り口

となります。いずれ防虫ネットを張った扉を作る予定です。

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 蜂場の東側には我が家があります。蜂場と我が家の間はよく通ります。そのため、巣箱か

ら飛び出したミツバチが私達の動線と交わらないように防虫ネットを張りました。防虫ネット

は風通しもよく、光の遮りも少ないためいいのではないかと考えました。この防虫ネットの効

果は、今まで西洋ミツバチの巣箱を置かせて頂いていたご近所のT氏の蜂場でも実証済み

です。T氏はこの防虫ネットを張った場所でもミツバチを飼育されています。 

 これで扉を付ければ完璧となりますが、一応いつでも巣箱を受け入れる準備は整いました。

自宅から数十メートル離れたT氏の土地で飼育させてもらっている西洋ミツバチの巣箱をこ

の新居にに引越するタイミングと方法ですが、ある養蜂業者さんからは、冬の寒い時期なら

数十メートルでも直接巣箱を移動させても大丈夫でしょうと教わりました。本来は2~3Km

離れた場所に一ヶ月程度移動させた上で、改めて新しい場所に移動させるのが安全な巣

箱の移動方法のようですが、直接移動という方法にチャレンジしてみます。気温の低い日

の夕暮れにでも巣箱の引越をしたいと思います。上手く引越出来るでしょうか。

 この蜂場の建設にあたって、T氏には支柱を建てるための穴掘り道具をお借りしたり、材

料の選び方や組立方など様々なアドバイスを頂きました。T氏に深謝致します。


ベーコン作り

2012年01月05日 | スローライフ

 年末のソフトスモークサーモンに引き続き、今度はベーコンを作ってみました。ベーコンは豚

の三枚肉を使います。まずは、フォークでまんべんなく肉に穴を開けます。次に肉に塩をふり

かけ手で擦り込み、一晩冷蔵庫で寝かせます。その後ビニール袋に肉と漬け込み液を入れ、

袋の中の空気をしっかり抜いて口を閉め、そのまま冷蔵庫で一週間寝かします。漬け込み液

はソフトスモークサーモンを作った時と同じものを使いました。次に塩抜きです。今回はため

水で8時間ほど行いました。塩抜きの済んだ肉は、しっかりと水気を拭き取り、その後一日

日陰で風乾させます。その後、燻製工程です。

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燻製の方法は温燻です。庫内を煙で60~70度にして3時間燻製します。私の持っている燻

製機は電熱器を下に挿入することが出来るようになっています。庫内にはサクラのチップを

敷き、下から電熱でチップを焦がして燻製する方法でやってみることにしました。

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肉をセットしたところです。肉の下のパンは肉の脂がチップに掛からないために置きます。こ

の状態で蓋を閉めて電熱器のスイッチを入れました。後は出来るまで待つだけのつもりでし

た。しかし、今日は外気が3~4度程度しかなく、おまけに風も強かったため、庫内の温度が

ほとんど上がりません。トラブルです。そのため、発泡スチロールで燻製器の外側を囲い熱

が逃げないように工夫し、また熱源が足らないのではないかとと思い、スモークウッドにも火

を付け庫内に入れました。それでやっと58度まで温度を上げることが出来ました。そのため、

燻製時間は最初の温度の上がらなかったロスを考慮し、4時間としました。

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これが出来上がったベーコンです。しかし、まだこれから煙の香りをやわらげるため、一晩

風に晒して乾かさなければなりません。食すのは明日になります。どのようなお味になって

いるか楽しみです。


蜂場作り

2012年01月04日 | ミツバチ

 昨年参加した「はちみつ蔵」の講習会で、西洋ミツバチのハチミツの収量を上げるために

は飼育している土地の気候、風土に適した系統のミツバチを自分で作り出す必要があると

教わりました。その土地で良く卵を産み、ハチミツを沢山集め、おとなしく、病気に強いとい

う条件にあった系統が必要だそうです。そのためには、飼育管理をしっかりしなければなり

ません。そこで今まではご近所の土地をお借りして飼育していた西洋ミツバチを自宅の敷

地内に引っ越し、小まめに飼育管理をすることにしました。

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今まで家庭菜園として使っていた場所を利用することにしました。しかし、自宅は住宅地の

ど真ん中にあります。そのためトラブルを防止するために、巣箱から飛び立ったミツバチを

出来るだけ高く飛ばし、人の動線とクロスしない工夫が必要だと考えました。そのためには、

囲いが必要です。そこで、囲いの建設工事をすることにしました。図面を引き、資材を調達

し、自分で工事をやります。ミツバチのためにちょっと頑張ることになりました。

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23本の柱を建てたところです。柱の埋め込み深さは1mです。ご近所の皆さんからはちょっ

と頑丈過ぎるのではないかと言われてしまいました。素人にありがちな安全側すぎる設計

になってしまったようです。

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骨組みが完成したところです。

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 出来上がった骨組みを我が家の二階から撮影した写真です。隣地側(西側)と、南面の半

分には壁を貼ります。南面の残りと我が家側(東側)には防虫ネットを張る予定です。壁は

風よけにも、目隠しにもなります。防虫ネットは風通しを確保すると同時に、蜂場と我が家の

間を歩く時の安全も確保してくれると考えました。また、隣地側の屋根の一部には透明のポ

リカーボネート波板を貼り付ける予定です。これは雨よけではなく、隣地との壁の高さを稼ぐ

役割を期待して付けることにしました。

 これからが壁やネットを張ったりする大工仕事が始まります。始めてこのような工事をやり

ましたが、結構楽しいものです。さてこの蜂場で何群ぐらいの飼育が出来るでしょうか。


スモークサーモンを作りました

2012年01月02日 | スローライフ

久しぶりにソフトスモークサーモンを作ることにしました。脂ののったサーモンで作るソフトス

モークサーモンは絶品です。サーモンは近所の鮮魚店にお願いして仕入れて貰い、ついで

に3枚に下ろして貰いました。

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 まず、サーモンをソミュール(漬け込み液)に約17時間漬け込みます。ソミュールは水5リッ

トル、塩1.5kg、砂糖150g、これに黒こしょう、白こしょう、ローリエ/パウダー、セージをそれ

ぞれ小さじ一杯を加え、ベイリーフ数枚入れました。

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 低温で漬け込んだ後は塩抜きです。塩抜きは1時間から1.5時間ほどかかります。時々サ

ーモンの端を少し切り取り味わって時間を決めました。

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塩抜きが終わったらぺーバータオルなどでサーモンのしめりけを取り、ぶら下げるためのフ

ックを付けます。ぶら下げている時にサーモンが落ちないようにフックはカマにしっかりと引

っかけておく必要があります。

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風通しのよい日陰で約15時間風乾します。雨に濡れたり、直射日光で乾燥させてはいけな

いそうです。

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乾燥が終わるといよいよ燻煙です。これが燻煙器です。温度計が付いて、空気取り込み窓

と煙抜きがあるだけのステンレス製の箱です。この中で煙で燻します。

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これがスモークウッドです。これに火を付けると線香のように数時間煙を出し続けます。ス

モークウッドにサクラ、ヒッコリー、ブナなどがあります。お好みで使い分けます。

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 燻煙しているところです。ソフトサーモンを作るには、この時の温度管理がとても重要で、

庫内温度を27~30℃で6~8時間保持しなければなりません。燻煙器に直射日光が当た

ったり、冷たい風が当たりすぎたりすると温度管理がとても難しくなります。頻繁に温度を

見ながら、空気窓や煙抜きの開閉度と調整したり、燻煙器全体をダンボールで囲って風

が当たらないようにしなければなりません。燻煙が終わったら一晩陰干しをして味を馴染

ませて出来上がりです。

 出来るだけ薄く切り、ケッパーを添えて、レモン、黒こしょうをかけて食べます。おいしい

です。