気ままにかしまライフ

趣味を楽しみながらのシニアライフを記事にしています。

オスのミツバチの受難を目撃

2010年11月29日 | ミツバチ

この1週間スズメバチの襲撃がなく、長かったスズメバチの時期は終わったと判断し、西洋ミツバチの巣箱に取り付けていたスズメバチの捕獲器を昨日(11月28日)取り外しました。

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巣門が丸見えになってミツバチたちの出入りがよく観察出来るようになりました。色々な色の

花粉を沢山足に付けて戻ってくるもの、これから外勤ハチになるために記憶飛行(オリエーテ

ーション飛行とも言って、巣門周辺の空中で頭を巣箱に向けてホバリングしながら、自分の巣

箱の位置を記憶するための飛行)をしているもの、その初心者の外勤ハチが巣箱に戻れるよ

うに、巣門の前でおしりを上げてニオイ物質を放出して巣箱の位置を教えているもの、巣箱の

外から観察するだけでも色々な生態が観察出来、時間の経つのも忘れてしまいそうです。そ

んななかで、とうとうオスバチが巣箱から引きづりだされる現場を目撃してしまいました。

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巣箱から出てきている2匹に注目下さい。左が体がすこし大きなオスの西洋ミツバチです。そ

のオスに食らいついているように見えるのが働きバチです。巣箱の中からこのような状態で2

匹で絡まり合いながら出てきました。

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そしてとうとうプラットホームの端まで追いやられてしまいました。この後オスは嫌がって飛ん

でいきました。何匹かのオスが出入りしていましたので、引きづり出されたり、戻ったりを繰り

返しているのではないかと思いました。しかし、戻ってきたオスは今度は門番らしきハチがオ

スの体の上に乗っかったりしていじめているような光景も見られました。それにもめげずオス

は巣箱の中に消えるのですが、同じようなことが繰り返されそのうちにオスは完全に駆逐され

るのだと思います。


スムシ発見

2010年11月25日 | ミツバチ

弱群のため冬が越せるのか心配な我が家のニホンミツバチの巣箱内を保温する目的で、巣

箱の中で使われていない巣脾(すひ)枠を2枚取り出し、空いた隙間に断熱材代わりに新聞

紙をまるめて詰め込みました。取り出した巣脾を掃除していたところ、写真のようなスムシが

数匹見つかりました。この巣脾はニホンミツバチ用に特別に開発された合成樹脂で作られた

ものですからスムシは食べられませんが、これがミツバチが作った本当の巣脾だったら、冬

の保管中に確実に食い荒らされていたことと思います。冬の間このように夏場使っていた巣

枠を保管する際にはスムシ対策のための処置が重要になってきます。以前は対策用の薬剤

が販売されていたようですが、法律で使用禁止になったそうで、現在は養蜂家の皆さんが手

探りで様々な対策をされているようです。例えば、密閉容器に巣枠とドライアイスを入れて二

酸化炭素を充満させておく方法とか、スムシが嫌がるワサビ成分を利用した薬剤と巣枠を一

緒に密閉容器に入れておく方法等があるようです。

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画面中央少し右側にいるウジ虫のようなものがスムシです。スムシは蛾の幼虫です。


秋の里山散歩

2010年11月25日 | 写真

自宅の近くにある谷津田に散歩に行きました。雑木林の丘に囲まれた水田が広がり、周囲に

構造物が見えない私のお気に入りの場所です。周囲の雑木林からは水がわき出ているため

毎年ホタルが見られる自然豊かなところです。

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哀れなオスバチたち

2010年11月04日 | ミツバチ

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これは西洋ミツバチのオスです。オスは働きバチよりも少し大きく、目がとても大きいのが特

徴です。巣の近くで弱っている個体を手のひらに載せて撮影しました。どうやらミツバチのオ

スの受難の時が始まったようです。オスバチは生殖活動以外には何もしません。つまり居候

のような存在なのです。そのため、繁殖期も終わり、蜜が採れなくなる秋になるとオスはミツ

バチの群れにとっては全く存在意義がなくなり、巣から追い出される羽目になります。私はま

だ観察したことはありませんが、嫌がるオスバチを働きバチが無理矢理巣門から引きずり出

す光景も見られるそうです。その結果オスバチは巣の周りでのたれ死にをするのだそうです。

この写真のオスバチもそのようなことで追い出されたのかもしれません。ちょっと可哀想です。

因みにオスバチは刺しません。ミツバチの針は産卵管が変化したものですから、オスには針

がないためです。


ソバを収穫しました

2010年11月04日 | 家庭菜園

市の協力を得ながら活動している「そばサークル」の収穫作業の第二弾を行いました。まず

前回の刈り残しのソバを刈り取りました。次ぎに10月24日に収穫し温室で乾燥していたソバ

からソバの実を選り分ける作業をしました。

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これが10月24日から乾燥していたソバです。これから実を分離する作業をします。ブルーシ

ーとの上には既に多くのソバの実が落ちていました。

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まずは脱穀です。この日のために借りてきた脱穀機で実を茎から外します。ブルーシートに

散らばったソバの実を集め、フルイにかけて大きなゴミやソバの茎を除きます。次ぎは唐箕

(とおみ)がけ作業です。

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これが唐箕です。現在は使われなくなった農機具の一つです。これで籾と空籾、茎等のゴミ

等を風の力で選り分けます。上部のスリット部から分離したいものを少しづつ入れ、それに風

を当てて選別するのです。最も軽いもの、次ぎに軽いもの、最も重たいもの(ソバの実だった

り、お米の籾だったり)の3種類に分類出来ます。今回どこかで保存資料として保管されてい

た唐箕を市が借り出してくれたようです。写真の唐箕の円筒部にタグが付いていますが、これ

には資料番号と「遺跡」という文字が書かれていました。

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これが唐箕作業です。写真の作業をされている方の右手は風を起こすためにハンドルを回

し、左手は風選したいものを落とし込む量を調整するレバーを調整しています。足下にソバの

実が溜まるようになっています。

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今回の作業で採れたソバの実です。収量がとても少なかったようです。それでもソバが採れ

たのです。12月のソバ打ちが楽しみです。