当地のユリノキは本当に花蜜を吹いているのだろうかという疑問を先のブログに書き込みま
した。しかし今日、花蜜を吹いている証拠らしきものを見つけました。街路樹として植えられ
ているユリノキを見に行ったところ、何と歩道にポツポツとシミが付いていました。このような
様子は初めて見ました。
これがユリノキの街路樹です。凡そ50本弱植わっており、今年は沢山の花を付けていました。
見事に咲いていました。でも電線に枝が架かりかけているため、今年もしくは来年には剪定
されることになると思います。しかも強剪定されるので、数年間は花を付けなくなります。
これが花蜜が垂れた跡だと思うのですが、如何でしょうか。沢山花が咲いている木の下で
このようなシミが何カ所か見つかりました。当地でもユリノキはちゃんと花蜜を吹いている
のですね。良かったです。
自宅からほど遠くない公園の中に十数本のユリノキがあり、現在沢山の花を付けています。
大きさも形もチューリップに似た花です。このユリノキは「蜂が溺れる程の蜜を吹く」「街路樹
として植えられたユリノキの下の歩道は花蜜で濡れている」などと表現される程多くの花蜜を
ミツバチに提供する木です。それなのに、こちらでは花蜜の溜まった花はまだ見たことがあり
ません。歩道が濡れているのも見たことがありません。もちろんミツバチが訪れているのも
みたことがありません。何故でしょうか。
因みに佐々木正巳著「蜂からみた花の世界」では、ユリノキは花弁の橙色の模様のある部
分から蜜を分泌している珍しい花だと紹介されています。
今朝の最低気温は14℃(予報値)でした。この写真はその最低気温が出ている頃の朝6時
に撮影した西洋ミツバチの巣箱の写真です。ミツバチの出入りする巣門付近にびっしりとミ
ツバチが集合していました。これは何をしているのでしょうか。巣箱が手狭になり溢れてい
るのかなとも思ってしまいますが、2日前にはまだゆとりのあることは確認しています。
ミツバチがこのように巣門前に塊ることはよく見かけられますが、素人なりに考えるとその
理由は様々であるようにも思えます。私の考える理由は次に通りです。
(1)巣箱内が手狭になり(巣板が不足し)溢れている
(2)暑さを凌ぐために外に出ている(一部は巣箱内に風を入れる旋風行動をしている)
(3)巣箱内の保温のために熱の出入りを遮断している(断熱材の役割)
(4)風の侵入を軽減させている
この写真はみつばちの塊を横から撮影した写真です。巣門前にある空間部分にミツバチ
が垂れ下がってカーテン状になっているようにも見えます。
他の巣箱でも同様の現象が見られ、少しばらけかけてはいますがミツバチがぶら下がっ
てカーテン状になっている様子が観察されます。
一方ミツバチは気温が14℃以下になると集団で暖を取るため蜂球を作ると言われていま
すので、今朝の気温はその微妙な温度であったため、巣箱内の暖かい空気を外に逃がさ
ないよう、また外からの冷たい空気が入らないよう塊になって冷気の侵入を防ぐと同時に
断熱材の役割も担っていたのかなと思いました。なお、この塊は9時頃にはほとんど無くな
っていました。ミツバチを観察していると、彼らの行動から生活の色々が見えてきて想像が
膨らんでいくと同時に、彼らの結束力には感心させられます。
安全安心の水をミツバチが手近で調達出来るように、巣箱の近く設置する水場には工夫
をしてきました。ミツバチは綺麗な水より、少し汚れている水を好む傾向にあるようですが、
放置しておくとボウフラが湧いたり、知らぬ間に乾燥していたりとするので水場の管理は
意外と厄介でした。以前は、ミツバチが溺れないよう水苔を敷いたり、木ぎれを入れたトレ
ーに水を入れたりしていました。しかし、昨年ホテイアオイにミツバチが集まることが分か
り、自宅内の4カ所の水盤のうち2カ所にホテイアオイを浮かべて見たところ、とてもミツ
バチに好評であることが改めて判りました。ホテイアオイを浮かべていない水場を訪れる
ミツバチの数は少ないですが、ホテイアオイの浮いている水盤は圧倒的に賑やかです。
花の間を器用に飛び回るミツバチですが、着地は意外と下手くそです。そのため、水場で
着地に失敗して水に溺れやすいミツバチも、ホテイアオイの葉っぱが水面に広がっている
となんとか着地出来、葉っぱの付け根あたりから水を飲むことが出来ます。
この写真は二カ所目の水盤の写真です。この水盤は昨夕縁から水が溢れんばかりに水
を入れておいたのですが、お昼には既にこれだけ減っています。水盤の縁に逆さまにと
りつき、お尻を上げて水の飲むミツバチもかわいいものです。
毎夕水盤に水を補給するのが日課になっていますが、忘れていてもホテイアオイが浮か
んでいる限りミツバチは水を飲めます。こちらの手間も省け良かったと思います。水盤には
金魚を入れていますので、ボウフラの心配もありません。この水盤だけでも一日で800~
1000CCの水が減ります。蒸発分も含まれていますが、かなりの量の水をミツバチは飲ん
でいるようです。
西洋ミツバチの分封群を昨日捕獲しました。
この蜂球を袋で回収し、予め巣板などを入れた巣箱にドサッと放り込みました。しかし、袋に
入ってくれたのは70%程度。残りは蜂球のあった場所に戻ったり、周囲を飛び回ったりして
いました。
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YouTube: 集合フェロモンの発散
この動画は、70%のミツバチを巣箱に入れて蓋をし、蜂球のあった場所の直下に置いた直
後の映像です。巣箱に入ったミツバチ達は巣門の前に大勢集まり、お尻を突き上げツンツ
ンしているように見えます。これは、周囲でウロウロしているミツバチ達に自分たちの住処
のありかを教えるために、集合フェロモンを放出しているところです。因みにこの集合フェロ
モンはお尻近くの体節にあるナサノフ線というところから出ているのだそうです。
小一時間程でほぼ全員が巣箱に入ってくれました。それにしても、ミツバチの生態やその
社会性には驚くばかりです。
昨日植えたキュウリの苗に今朝朝露が付いていました。その朝露を飲みにミツバチがやって
きているのを目撃しました。よく見ると舌を出して舐めている様子が判ります。
そこで調べてみました。朝露には二通りあるのだそうです。一つ目は放射冷却により葉っぱの
表面の温度が下がり、空気中の水分が葉っぱに結露したもの。二つ目は植物が根っこから吸
い上げた水分が植物内で過剰となり葉っぱにある水孔から排出される溢液というもの。さて、
今日の朝露はどちらの原因で発生したものだっったのでしょうか。
そんなことを考えていたら、先日聴講したミツバチのお話で、浸透性農薬で種子処理された種
から育てられた植物の溢液には、農薬成分が含まれており、ミツバチに影響を与える可能性が
あるとの説明のあったことを思い出しました。勿論、その植物が付けた実にもその農薬成分は
含まれており、それは当然人間にも影響する可能性があるとのことでした。
家庭菜園で育てて安心と思っていると、とんでもない落とし穴もあるのかもしれないと思ったり
しました。
ホップのグリーンカーテンを作りました。この方法によるグリーンカーテンの支柱作りが楽しくなり、
今年は同様のパイプを利用して西面にも、もう一基支柱を建てることにしました。購入したパイプ
には見た目を良くするために水性塗料で塗装しました。地面には70cm程埋め込み、パイプとパ
イプはクランプで固定しました。昨年は幅が4m、高さ3.3mの支柱でしたが、今年は幅6.6m、高さ
3.3mと大きくなったため、倒れ止めには工夫しました。支柱は斜材を入れ、既設の蜂場の梁とも
結合し、絶対に建物側には倒れないようにしました(そうしたつもりです)。
これが今年製作した支柱です。グリーンカーテンにはゴーヤを15本植え付けました。
これは、今年のホップのグリーンカーテンです。現在既に背丈程に伸びています。今年はたっぷ
りと日差しを遮ってくれることを期待しています。