清真学園中学校自然科学部の皆さんを対象にした西洋ミツバチの内検作業見学会が茨城新聞の記事になりました。
記事はこちらをクリックして下さい : 「ibaraki_seishingakuen.pdf」をダウンロード
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ミツバチのためにナタネの種を蒔いて、来年春の蜜源を確保しようと計画しています。ナタネは種子から油が絞れナタネ油にもなります。そのナタネ油を絞る現場を見学出来るチャンスがありましたので、メンバー数名で行ってきました。訪問先は茨城県取手市にあるNPO法バイオライフさんの搾油現場です。
これがドイツ製の低温圧搾(コールドプレス)方式の搾油機です。写真右上にあるホッパーにナタネの種子を入れます。
すると写真中央に見えるようにナタネ油が糸を引くように絞り出されてきます。種子の重量の25~30%の油が絞れるそうです。
NPO法人バイオライフさんではキラリボシというナタネの品種を使われているそうです。この品種を低温圧搾方式で油を絞るとトランス脂肪酸が全く含まれないナタネ油が絞れるとのことでした。
かしまミツバチプロジェクトで沢山のナタネの種子が収穫出来ればナタネ油を絞り、ナタネ栽培にご協力頂いた皆さんと天ぷらパーティが楽しめればと考えています。
7月23日に住宅の床下営巣群を現代式縦型巣箱に移植して4週間が経過しました。その
間、女王蜂が逃げないように「ハチマイッター」を取り付けたままにしていました。働きバチ達
が1分間に10匹程度が花粉を運ぶようになれば「ハチマイッター」を外す予定でしたが、一
向にそこまでの活発さが認められませんでしたので、付けたままになっていました。
そんな中、先日の観察で働きバチの出入りがほとんど見られなくなりましたので、思い切っ
て内検をしてみることにしました。
移植時から比べるとかなりミツバチの数は減っていました。女王蜂は見つけられませんで
したが、数は少いものの産卵は確認出来ましたので、女王蜂が生きており、産卵しているこ
とが判りました。卵は一つの巣房に一つだったので、複数個が生み付けられる働蜂産卵の
様子はありませんでした。
ところが、上の写真は床下にあった巣板を切り取り移植したものを撮影した写真ですが、
何か変です。新女王蜂が誕生するであろう王台があります。そして蓋が出っ張っているオ
スの有蓋蜂児巣房が沢山あります。また、移植時に巣枠に巣板を固定するために取り付け
た輪ゴムも、移植後数日で噛み切られるはずなのですが、4週間を経た時点でもそのまま
です。
これは別の巣板ですが、やはりオスの有蓋蜂児が多く、左上に働きバチ(メス)の有蓋蜂
児巣房がわずかに見えます。輪ゴムも切られていません。
お盆過ぎの今頃はミツバチの繁殖期が終わっている時期ですから、オスもそれ程生まれ
ないし、新女王蜂を誕生させる王台も出来ないはずなのですが、何故か繁殖期のような様
子を示しています。移植でミツバチ達の危機意識を高めてしまったのしょうか。それとも女王
蜂に異変が起こって新しい女王蜂の誕生を望むような状況になっているのでしょうか。
原因がよく分かりませんので、ミツバチ達の行動に任せて見守ることにしました。仮に分封
が発生しても回収しやすいような仕掛を作り、当面観察を続けることにします。
因みにミツバチ達の行動に任せるにあたり、分封で旧女王蜂が巣から出たり、また新女王
蜂が交尾飛行に出かけられるように、「ハチマイッター」は外して観察することにしました。
真夏は蜜源植物が少なくミツバチの餌となる花蜜が少ない季節です。そのため、半月程前
から我が家のニホンミツバチにも時々糖液を給餌しています。給餌の方法は重箱式巣箱の
最下段に細工しているメンテナンス用の窓を開け、糖液(砂糖:水=1:1)を入れた一合升を
巣箱内に差し入れるというやり方です。糖液を給餌して30分後に、そっと窓を開けて中を撮影
しました。一合升に満杯に入っていた糖液が随分と減っていました。前回の給餌の祭は2時間
程度で一合升が空っぽになる程の勢いで飲んでいました。
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YouTube: ニホンミツバチのお食事
この暑い夏をニホンミツバチ達も一生懸命生きています。一つしかない巣門に沢山のミツ
バチが並び扇風行動をして風を巣箱の中に取り入れようとしています。その一方で、閉じて
ある巣門の周りにも多数のミツバチが集まりゴソゴソしているのが見かけられるようになり
ました。これはひょっとして、閉じられている巣門を暑いため何とか開けようとしている行動
ではないのかと考えました。そのため、重箱式巣箱の最下段の閉じられていた巣門を試験
的に開けてみることにしました。そうするその開けた巣門の周りでまた沢山のミツバチが集
まりやはり何かゴソゴソしています。それが下の映像です。元々の巣門(映像の中で、後か
ら写し出される巣門)では扇風行動しているミツバチがいますが、新しい巣門のハチ達は扇
風をしていません。巣門を閉じていたガムテープの糊のあとを剥がそうとしているのかなと
思ったりして見ています。さて、このミツバチ達は何をしているのでしょうか。
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YouTube: 何をしているのかな
メンバーが集まり、先月捕獲したニホンミツバチの巣板を溶かして蜜蝋を精製する作業を行いました。沸騰したお湯の中に巣板を入れると巣板が溶けていきます。それを漉します(巣板を最初に溶かす工程の写真はあまり美しくありませんので割愛します)。
ガーゼで漉して不純物を取り除きます。この状態でしばらく鍋を放置しておくと、蜜鑞と水が分離して、鍋の上部で蜜蝋が固まります。その蜜蝋を取り出しもう一度火に掛けて溶かしてまた漉します。この作業を何度も繰り返さないと中々きれいにならないことが判りましたので、当日完全に精製するまでには至りませんでしたが、後日最後まで仕上げて型に流し込んで固める予定です。
この日は蜜蝋作りの他、バーベキュー懇親会を行いました。メンバーのお宅のシンボルツリーがなんと蜜源植物として最も優れている植物の一つでもある「ユリノキ」です。このユリノキの木陰で懇親会を行いました。
自宅とは別の場所で飼育しているニホンミツバチの様子を見に行ったところ、一匹のミツバ
チが別のミツバチを執拗に攻撃(?)している場面に遭遇しました。ちょっと見ていて可哀想にな
りました。門番が他の群れのミツバチを巣箱の中に入れないように攻撃しているのでしょうか。
それとも仲間割れしているのでしょうか。
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YouTube: ニホンミツバチの争い
床下からニホンミツバチの営巣群を捕獲してから16日が経過しました。現在のところミツバチ達が一生懸命花粉を運んでいる様子が伺えないため、未だ住居として新しい巣箱に棲みつく覚悟が乏しいものと思われ、女王蜂を閉じ込める目的で取り付けているハチマイッターは外さないでいます。ハチマイッターの隙間から出入りがしづらそうですがそれでも働きバチ達は盛んに動いている様子が伺えます。昨日撮影した動画をご覧下さい。
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YouTube:清真学園蜂場2011.8.7
動画をアップする方法が判りましたので、我が家のニホンミツバチの働きぶりをご紹介し
ます。羽音が録音されていますが、これは巣門に並んで外気を取り入れる扇風行動の羽音
です。時々脚に花粉を付けたミツバチが帰ってきます。今は何の花粉を持って帰っているの
でしょうか。
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YouTube: ニホンミツバチ(自宅)