今日、朝6時に蜂場に集合し、今年4度目の採蜜を行いました。
蜜を絞るための分離器は、蜂場と同じ屋上に据えました。これはいつもと同じ場所です。
この場所は、蜂場から死角になっているので今までは採蜜時にミツバチがやってくることは
ほとんどありませんでした。でも、今日は何故か沢山のミツバチがやってきてしまいました。
熟成されたハチミツを溜めた巣房には蜜蝋で蓋がされているので、蜜枠を分離器に掛けて
ハチミツを絞る前に、この蜜蓋を切り落とします。上の写真は、その切り落とされた蜜蓋に
付いている蜂蜜を舐めに来ているミツバチです。ちょっと判りづらいですが、ハチミツを舐
めている舌が写っています。
切り落とした蜜蓋を入れたコンテナの周りには沢山のミツバチがお尻を上げ、妙な格好をし
ていました。きっとハチミツを食べ過ぎて、飛ぶのがしんどくなったのではないかと、しばし
皆で観察しました。
ミツバチにとってヒマワリは、タンパク源となる花粉と、エネルギー源(炭水化物)となる花蜜
の両方が沢山とれる素晴らしい蜜源植物と言われています。しかし、それを観察したことが
ありませんでした。しかし、今日その凄さを始めて確認することが出来ました。
まずは、花粉源として。雄しべに沢山の花粉が付いています。
ミツバチは花粉を集めて後ろ足の花粉バスケットと称される部分に花粉を集めます。こ
のミツバチはまだ体中に花粉が一杯付いています。この花粉を脚を使って器用に花粉バ
スケットに集めるのです。大変ですね。
ヒマワリから花蜜が吹き出し、しずくになっているのが判りますか? 凄く沢山花蜜が出る
ようです。
花粉を沢山付けて重たそう。でもまだ集めるために飛び回っています。
こちらのミツバチも重たそう。ミツバチの体重は80mg程度だそうですが、自分の体重の
半分以上の花粉や花蜜を毎回運んでいるのだそうです。凄いですね。
さすがに疲れたのか、ちょっと休憩。
我が家のベランダに落ちてきたムクドリの雛を発見してから13日目の先日、居なくなりまし
た。その少し前からベランダに覗きに行くとベランダの壁に沿って垂直跳びのような動作を
していましたので、巣立ちの練習をしていたと思われ、きっと巣立ったのだと思います。で
も洗濯物も気を遣いながら干し、ベランダに設置しているエアコンの室外機が動くと驚くだろ
うと、暑い夜を過ごし、ベランダ中糞だらけにされてながらも見守ってきたので一安心です。
しかし、その一方でアシナガバチは駆除しました。我が家の蜂場の一角にアシナガバチ
が営巣を始めたので、巣を切り取りました。写真のように卵も産み付けらちょっと可哀想で
したが、こちらは刺されることがあるかもしれないので、仕方無く駆除しました。
前回に続き、再びBEE GARDENの除草作業をしました。しかし、除草に向かった私達を迎えてくれたのは、一面のヒマワリです。綺麗に咲き誇り、驚きでした。
どうでしょう。前回の除草の際には、こちらのヒマワリはまだ咲いてなかったのに、一週間の間に見事に咲きそろいました。
それとエキウムが見頃です。相変わらずミツバチを含む沢山の昆虫がやってきていました。
コスモスはこんな感じです。コスモスの向こう側が、一面に咲き出したヒマワリ畑です。
BEE GARDENのヘアリーベッチはすっかり枯れて、多くの雑草が侵入していたので全て刈り取ることにしました。
休憩の風景です。お喋りに花が咲き、こちらも満開でした。
BEE GARDENはヒマワリやコスモス、エキウムなどが咲き、それらしくなってきましたが、その一方で雑草も元気に育ってきました。そのため、今日は除草を行いました。
BEE GARDENはひな壇二段になっています。これはひな壇下段の200坪です。こちらには、ヘアリーベッチを植えていましたが、すっかり枯れていました。そしてその代わりに雑草が目立っています。
こちらはひな壇上段の200坪の東側です。奥にはヒマワリ、手前はコスモスです。
こちらはひな壇上段の西側です。円形にヒマワリで囲い、その内側にエキウムとローズマリー、さらにその内側にはヒマワリ(キッズスマイルとゴング)、ハチミツソウが植えてあります。
咲いているヒマワリはキッズスマイルです。左側奥の青色の花はエキウムです。このエキウムに沢山のミツバチがやって来ています。西洋ミツバチ、日本ミツバチ、そして日本ミツバチによく似たアブの仲間などです。
エキウムを訪れている西洋ミツバチのお尻です。
花を眺め、ミツバチを観察しながらの除草です。まだしばらくこの作業は続きそうです。
香取市環境フォーラム(7月1日)で活動が紹介され、その時の記事が千葉日報に掲載されました。
記事を大きくするにはこちらをクリックして下さい : 「chiba_nippo_20120704.pdf」をダウンロード
昨年の自然分封回収群が今年も分封してしまいました。やはり分封しやすい血統なのでしょ
うか。早朝にはしっかりと内検をし、新女王蜂の誕生を確認し、他に王台の無いことを確認し
ていたつもりだったのですが、どこかに王台が隠れていたのでしょうか、分封してしまいました。
お隣の土地で菜園をされている方から蜂が塊になっていると連絡を受け、始めて分封したこと
が判りました。
ツゲの木の地面から数十センチのところに蜂球を作っていました。蜂球の回収は、とても簡
単に出来ました。こんな時のために準備している大きな布の袋を蜂球に下からそっと差し込
み、蜂球の付いている枝をバサバサと揺すると、蜂球はドサッと袋の中に落ちてくれました。
それを準備した巣箱に中に再びドサッとあけ、直ぐに巣箱の蓋をし、蜂球のあったツゲの木
の下に巣箱を置きました。1時間もすればミツバチはほとんど全て巣箱の中に入り、すっか
り落ち着きました。なお、巣箱の中には、予め巣板(巣脾)を4枚入れておきました。
これは、巣門に向かってミツバチ達が入っていく様子です。一部のミツバチは仲間を呼ぶ
ためにお尻を持ち上げ、フェロモンを出して、仲間のミツバチ達に女王蜂のいる巣箱の場所
を匂いで知らせています。
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YouTube: 自然分封群の回収
上はその時の動画です。プライベートでの蜂群回収は今年始めてでしたが、住宅地でミツバ
チを飼育していることを考えると、自然分封させたのはとてもまずかったと反省です。