遊休地活用クラブで栽培したソバの実の製粉が終わったので、メンバーにソバ粉が配ら
れました。そのソバ粉を使って、年越しソバを打つ練習をしてみました。昨年、ソバ打ちを教
えて頂いた先生の手元を撮影した動画を収録した、私のブログ「蕎麦打ち指南」(下記URL)
を見直しながの練習です。
http://kotaroupapa.blog.ocn.ne.jp/blog/2011/12/
道具一式です。しかし、この写真に写っていない必要な道具があります。それは、篩いです。
今回のソバを打ち終わってから、篩いを使わなかったことが判明。年越しソバを打つ時には
忘れないようにしなければ。なお、篩いは粉の粒子を揃え、異物を取り除くためのものだそ
うです。
二人分の分量で打ちました。これで「菊練り」完成。ちょっとへたくそ。
「本のし」完成。ちょっと形がいびつ。写真左上はソバの打ち方の手順書です。
「切り」の途中。専用の包丁を使い始めてから、少し細く切れるようになってきたようです。
篩いの行程を抜かしたり、菊練りがうまくなかったり、やはり忘れていることが多く、練習を
しておいて良かったです。
ソバは打ってから数時間後に食べるのがおいしいと聞きました。今晩の夕食が楽しみで
す。
我が家の日本ミツバチの巣板を精製した「みつろう」を使って「みつろうリップクリーム」の配
合試験をしました。以前ネットで調べて作ったリップクリームは、蜂蜜の量がやや多く甘す
ぎるのと、少し柔らかい感じがしたので、自分好みのリップクリームの配合を決めるのが目
的です。
写真の左端の配合(ホホバオイル:7g、みつろう:2g、蜂蜜:2g)がネットで比較的よく出て
いる配合割合です。この配合をベースに蜂蜜量を半分にし、みつろうを3g、4gと増やした
ものを作ってみました。
個人的には、甘さ控えめで、クリームが少し堅い右端の配合(ホホバオイル:7g、みつろう:
3g、蜂蜜1g)が好みに合うことが判りました。しかし、この程度配合を変えてもいずれのリッ
プクリームもその機能は十分にあり、使う人の好みで配合しても大丈夫なことが判りました。
作り方は、湯煎しながらホホバオイルの中でみつろうを溶かし、十分にみつろうが溶けたら
今度は冷やしながらかき混ぜ、比較的柔らかなクリーム状になってきた時点で蜂蜜を加え
て出来上がりです。とても簡単です。
ミード酒の発酵が始まって24時間経過しましたが、よく発酵しているようで発酵栓を見ている
と楽しくなります。
</object>
YouTube: 発酵栓の働き
内部で発生した二酸化炭素は、発酵栓の中に入っている水を押しのけポコッと出てきます。し
かしその際、外部からの微生物やゴミの進入は水が防いでくれることになっています。
この栓は、発酵しやすい日本ミツバチの蜂蜜の保存にも応用出来そうですね。
ミツバチを飼育しているアマチュア養蜂家は必ずと言ってもいいくらい、一度はチャレンジし
たいと思っているのが蜂蜜酒(ミード酒)造りだと思います。今回、ミード酒造りに欠かせない
「発酵栓」という器具をやっと見つけましたので、実験的にミード酒を造ってみることにしまし
た。
ミード酒は人類最古のお酒とも言われているそうです。ハーブやスパイスを一緒に漬け込ん
だミード酒は血行が良くなり体が暖まり、体力回復に役立ったことからメセグリン(Metheglin)
と呼ばれ、これが薬(Medicine)の語源になったそうです。
また、古代から中世にかけてのゲルマン人は新婚直後の新婦は住居から外出せず、1ヶ
月間ミード酒を造り、新郎に飲ませて子づくりに励んだとされ、これが「蜂蜜の一ヶ月間」、
つまり「蜜月(ハネムーン)」という言葉が生まれた由来だそうです。
これだけ歴史のある、昔の人も愛飲したミード酒ですが、日本では酒税法により、個人で
造ることが禁じられています。造ると脱税ということになります。酒税法ではアルコールが
1%以上が酒類となります。そのため、今回は実験的にそれ以下を目指し、出来たミード酒
は家族だけで飲んでみることにします。
ミード酒の原料は、蜂蜜と水と酵母だけです。蜂蜜は勿論自家製の蜂蜜です。水はペット
ボトル入りの水を使いました。酵母はワイン酵母が望ましいとのことですが、手に入らなかっ
たので、白神山地で採れたパン酵母を使いました。
まずは、発酵に使う瓶を含め、全ての調理器具を消毒です。熱湯消毒の後、アルコール
でも消毒し、野生酵母等の雑菌の侵入を極力避けるようにしました。
蜂蜜400gに水1300CCを70~75℃の範囲内で15分程加熱しながらゆっくりと撹拌しま
す。温度をこれ以上上げると蜂蜜の香りが飛んでしまうのだそうです。
この途中で表面に浮いてくる灰汁を丁寧にすくい取りました。雑味の原因になるようなもの
が極力混ざらないようにするみたいです。15分加熱したら、少し冷まして発酵させるための
瓶に移します。発酵用瓶は一升瓶を使うことにしました。
一升瓶に入れた原料の温度が30℃以下となった時点で、予め予備発酵をさせておいた
酵母菌を一升瓶に入れます。予備発酵は30℃程度のお湯(30CC)に酵母約5g入れて、
約2時間発酵させておきました。
酵母投入後、少し液をかき混ぜ、酸素を供給してから「発酵栓」をします。これから発酵の
開始です。発酵が始まると一升瓶の中で二酸化炭素が発生します。これを外に逃がさない
と瓶の圧力が上がって瓶が割れてしまいます。そのために、外からの雑菌の侵入を防ぎな
がら、瓶内のガスを逃がすこの「発酵栓」が欲しかったのですが、なかなか見つかりません
でした。「発酵栓」という名称さえ判らずにいましたが、やっと入手出来たので今回の実験に
こぎ着けたということです。
発酵は2~3週間程で終了するそうです。その時点で瓶の底に澱が貯まっているので、上
澄みをサイホンで抜き取り、その時点で少々のウォッカを投入して酵母菌を殺してしまえば
出来上がりだそうです。さて、どの時点でウォッカを加えるか思案のしどころです。
今年は予想以上に早く寒くなってきており、蜂場に設置している水場では、昨朝厚さ8mm程の氷が張りました。そのため、寒くて小雨の降る生憎の天候でしたが、巣箱を保温する作業を急遽行うことにしました。
昨年は麻袋で巣箱を覆いました。そして巣箱を巻くように2枚の波板で雨よけをしましたが、波板の重なった部分から雨がしみ込み巣箱が湿ってしまったという事故がありましたので、麻袋での保温を止め、今年は発砲スチロールで保温箱を作りました。今回製作した保温箱については、以下のURLで紹介しています。 http://kotaroupapa.blog.ocn.ne.jp/blog/2012/12/post_0863.html
比較的温暖なこの地域ですが、今年は寒さがいつもよりも早くやってきました。昨日の朝に
は氷も張るほどに気温が低くなってきました。そのため、先日から準備を進めていたミツバ
チの越冬のための巣箱の保温対策を行いました。
昨年までは巣箱を2枚の麻袋で包み、その上から波板で覆い、寒さと雨を凌ぐようにしてい
ました。しかし、横なぐりの雨で麻袋が濡れるなどの欠点がありました。そのため、今年は
発泡スチロールで断熱することにしました。しかし、巣箱が保温出来たとしても、巣箱の中
の湿度が高くなってしまうとミツバチの健康には良くないそうです。そのため、保温箱内でも
適度に空気が流れるような構造にしておく必要があります。そこで、巣箱上面の空間を確
保のために10mm角の棒を巣箱の蓋の上に並べ、その上に発泡スチロールが載るように
しました。また、巣箱の横は蓋が出っ張っているため、発泡スチロールを当てても自ずと空
間が出来るようになっています。また、巣箱前面にも空間を設けるために、巣門上部の左右
に空間を作るためのスペーサー(写真に写っている2枚の板)を取り付けました。その上で巣
箱前面に発泡スチロールの板を当てました。
これが巣箱前面に発泡スチロール板を取り付けたところです。発泡スチロールの保温箱
の上に波板を置き、ブロックで押さえています。これで、巣箱の上面の空間は巣箱前面の
空間と繋がり、空気の流れる空間が確保出来たので、保温箱内の湿気が高まることは防
げるのではないかと考えました。
保温箱をセットした巣箱の後ろからの写真です。これで巣箱内に溜めてあるハチミツが来春
まで無くならなければ越冬は出来ると思います。ミツバチは外気温が14℃以下になると、お
互いがくっつき合い蜂球を作り、筋肉を収縮させて熱を出し、蜂球内部の温度を20~30℃程
度に高めて暖を取りながら冬を越します。そのエネルギー源がハチミツとなりますので、これ
が無くなるとミツバチは凍死してしまいます。ハチミツは十分に入っていると思いますが、今
年はことさら寒い冬になるとの予報なので、少し心配ですが、無事に越冬して欲しいもので
す。