「稲敷みつばちの里づくり」に鹿嶋から移住させた日本ミツバチの採蜜をしました。重箱式巣箱で飼育している日本ミツバチの採蜜は一般的には秋だそうです。しかし、この蜂群は昨秋採蜜していない上に、分封により蜂数が減少してしまったため、巣内の守備範囲を縮めるために巣板を切り取り、採蜜をすることにしました。
まずは、巣箱の天井板を外します。天井板には巣板がくっついているので、ワイヤーを隙間から差し込み、天井板と巣板とを切り離していきます。
これが天井板を外した状態です。巣板がもっと隅々まで出来ていると想像していましたが、意外と隙間がありました。中央付近に蜂蜜が光っています。
天井板を外した後は、この一番上の重箱を直ぐ下の重箱とを切り離します。
取り外した一番上の重箱です。写真のように、巣板と重箱とを切り離します。
これが重箱からくり抜いた巣板です。この巣板に包丁を入れて置いておくと、自然に蜂蜜が流れ出してきます。これを漉して蜂蜜の完成です。
採蜜した重箱は、下から二段目に挿入して巣を元通りに設置しました。
今年はホップでグリーンカーテンを作ろうと思っています。先日頂いたホップの根っこから新
しい芽が出てきましたので、ネットを張るための準備をしました。
写真はホップの苗を植えた3個のフラワーポットと、ホップが絡みつくネットを張った状況の
写真です。ネットを張るために使用した材料は、細めの単管(鋼管)と単管同志を結合する
クランプ、そしてネット下端を押さえるペグです。
単管はいずれも4m長さのものを使用しました。単管には予め塗装をしておきました。支柱
には直径31.8mmのもの、斜材には直径24.5mmの鋼管を使いました。支柱は地面に80
cm埋め込み、この支柱が倒れないよう斜材で支えました。支柱と斜材は専用のクランプで
固定しました。支柱と支柱に渡した梁材にネットを編み込み、ネットの下端はペグで押さえ
込みました。
ホップは植えて一年目はあまり成長しないと聞いていますので、今年は余り期待出来ない
かもしれませんが、少しでも涼しい蔭を作ってもらい涼しく夏が過ごせればと思っています。
日本三大名瀑の一つ、袋田の滝のある茨城県大子町の北に広がる八溝山の麓に住んで
おられる方から5月19日に米びつに日本ミツバチが営巣を始めたと連絡が入りました。丁
度21日に大子町に行く用が出来たので、ついでにその方のお宅にお邪魔して米びつの日
本ミツバチを見せて貰いました。
手前が米びつです。この古い米びつに巣門を作り、重箱式巣箱と一緒に並べておいたとこ
ろ、米びつの方に分封群が入ったとのことでした。日本ミツバチは新しい木で出来た巣箱よ
りも古い木で作られた巣箱の方を好むと言われていますが、言われているような現象がこ
こでも見られたということでしょうか。巣門や蓋の隙間など3~4箇所の隙間か日本ミツバチ
が出入りしていました。
校倉作りの立派な蔵の前に巣箱は置かれていました。このお宅には昔、水戸徳川家の方が
お泊まりになられたことのある地元の名家のようです。自然豊かの森の中の素晴らしい環
境に圧倒されました。
昨日久しぶりに稲敷の日本ミツバチに会いに行ってきました。
これは元巣の様子です。いつものように重箱式巣箱の最下段のメンテナンス窓を開け、カメ
ラを差し込み上向きに撮影した写真です。さすがに二度分封しただけに蜂数は以前よりも
減少したように見受けられますが、それでも元気で勢いよく巣門を出入りしていました。
この写真は5月3日もしくは4日に分封して営巣を始めた蜂群の様子です。3枚程の巣板が
出来ていました。待ち箱の天井に予め埋め込んでおいた日本ミツバチの蜜蝋で作られた2
枚の巣礎のうちの1枚を利用して巣板を形成し始めたことがよく判ると思います。巣板から
左に伸びた先にはその巣礎の一部が見えています。
これで「稲敷みつばちの里づくり」活動では元巣含め3群の蜂群を確保したことになります。
私が提供した元巣のミツバチは結局こちらに永住させて貰うことになりました。これからこの
3群を基本群として活動がどんどん広がることを願います。
ゴールデンウィークの頃から時々スズメバチを見かけるようになりました。スズメバチは、秋に
新女王蜂が誕生し、成長し、交尾をして越冬に入ります。越冬は朽ち木の中と言われていま
す。そして春になると越冬から目覚め、巣作りを始めるのだそうです。そして、女王蜂が新しく
こしらえた巣では7月頃から働き蜂が羽化し始めると言われています。その働き蜂がお盆過ぎ
あたりから活発に活動を始めるため、今の時期に女王蜂を駆除しておけば、秋のスズメバチ
の襲撃が軽減されると言われています。
そこで、写真のような容器に誘因液を入れたトラップをこしらえました。
2リットルのペットボトルの肩下あたりに、約4センチ角の窓を作ります。この窓の上側は外
側に開き、下側は内側に押し込みます。外側に開いたのは雨が少しでも入りにくくするため
です。また内側にも折り込んだのはスズメバチが止まりやすくするためです。この窓は対面
で二箇所開けておきます。
誘因液はブドウジュース:焼酎:酢:砂糖を10:3:2:2の割合で混ぜ合わせたものです。こ
れらは全てインターネットから先人の知恵を拝借しました。
次にペットボトルを吊り下げるようにする工夫です。ペットボトルのキャップにキリで穴を開
け、そこに針金を通して、キャップの内側の針金の先端を折り曲げておきます。これで針金
はキャップから抜けなくなります。これでキャップをすれば完成です。
これを木にぶら下げてスズメバチを誘い込み、出られなくなったスズメバチが誘因液に溺れ
てしまうという仕掛となります。昨年も意外と沢山のスズメバチが取れました。
波崎高校の先生から、学校内に植栽されている木の根もとにミツバチが営巣しているため、このミツバチを活用したいのだがどうすれば良いのだろうかと、相談がありました。早速、現地を確認させて頂きました。
これがミツバチが営巣する学内の木です。根元近くに表皮を切り取ったような後があるところが自然巣のある場所です。この切り込まれた隙間や、地上から1m位のところにある縦型の切れ込みなどから確かに日本ミツバチが出入りしていました。
これが表皮を切り取った場所です。これは用務の方がチェーンソーで切り取ったのだそうです。この蓋を外すと自然巣が見えるのだそうです。用務の方はこの蓋を外し、数年前から蜜をこっそり舐めておられるとか。しかし、今年赴任された先生がこの巣の存在に気付かれ、折角校内にある自然巣なので活用したいと考えられたそうです。
今回は私達が持参した待ち箱(重箱式巣箱)を少し離れた場所に設置し、まずは分封群を捕獲することにしました。一群でも分封群が捕獲出来れば、次は切り取られた蓋を開けて自然巣を取り出し巣箱への移植をする方法を先生に提案しました。それにしても、こんな自然巣(?)があるとは。
「遊休地を活用して農作物を作ろう」という遊休地活用クラブで今日はカボチャの作業をしま
した。苗が少し大きくなったため、摘心し、施肥をしました。
その上で、そのうちに伸びてくるカボチャの蔓が絡まり安定するよう、近くで刈り取ってきた
雑草を畝に並べました。その雑草を刈り取っている時に、何とキジの巣が見つかってしまい
ました。
草払い機の刃が巣から数十センチのところまで母キジは我慢していたようですが、さすが
に我慢しきれず巣から飛び立ち見つかってしまいました。残念ながら周囲は既に雑草は刈
り取られ丸裸状態になっていましたので、抱卵は出来ないと判断し、ニワトリを飼育してい
る方がニワトリに抱かせると言って持ち帰りました。それにしても、キジには気の毒なことを
してしまったものです。
蜂場の側に植えている葱坊主にミツバチがやって来ています。このネギは九条ネギで、二
年前に種を蒔いたものです。普通は葱坊主が出来たら早めにちぎり取るのだそうですが、
ネギの花は蜜源だと知り、取らずに放置していたところ、やはりミツバチが訪れるようになり
ました。写真右側の半透明のネットの向こう側が蜂場です。
訪花しているミツバチの撮影をするのは結構難しいのです。一つ一つの花に止まっている
時間がとても短いからというのが理由の一つです。しかし、この葱坊主での滞在時間はと
ても長く、沢山の花蜜を吸っているのだろうなと想像出来る位でした。でも写真そのもの
は今ひとつですが、これはカメラ技術の問題ですね。
ミツバチとは関係ありませんが、この葱坊主の天ぷらはおいしいですよ。一度試してみる
価値ありです。
大雨のため一日延期したBEE GARDENの手入れを本日行いました。今年の冬に除草
し、雑草の根っこも取ったつもりですが、数年間も放置されていた土地のため、そう簡単に
は雑草も負けていませんでした。
ヒマワリ、コスモスの畑を中心に除草をしました。午前中だけでは除草しきれずでした。近
々再挑戦です。
やっとの思いで入手したエキウムの苗を先日植えましたが、何とか付いてくれたようです。
エキウムは甲子園短期大学の土橋教授が日本に合う交雑種を開発され、2万個の花を付
け、沢山の花蜜を持っているとのことで、蜜源植物として有力視されている植物です。私達
が入手したのは、土橋教授開発の交雑種ではありませんが、どんな花が咲くのか楽しみで
す。