気ままにかしまライフ

趣味を楽しみながらのシニアライフを記事にしています。

巣礎張り作業をしました

2015年02月26日 | 日記

先日組み立てた巣枠に、巣礎を貼り付ける作業をしました。巣礎は蜜蝋(+パラフィン)を原料として

作られており、ロールプレスで表面に六角形のディンプルが作られています。この巣礎を張った巣枠

(巣板)を巣箱に入れておくと、ミツバチがこの六角形のディンプルをベースに自分たちが分泌した蜜

蝋でハニカム構造の巣を盛り上げ、その中で育児をしたり、花粉や蜂蜜を貯める場所として利用しま

す。

写真奥は電気埋線器で、手前が埋線台(自作)です。電気埋線器は、巣枠に張った針金に通電し、針

金の抵抗熱で針金に接する部分の巣礎を溶かし、針金を巣礎の断面に埋め込むために使う道具で

す。そして、その作業をするための台が埋線台です。

まず、巣礎を巣枠の親桟の切れ込みに差し込みます。

針金が上になるように埋線台の載せた巣枠の針金に埋線器の長い方の電極を置き、上から少し押さ

えます。次に埋線器の短い方の電極を横桟に出ている針金に当てます。これで針金には電気が流れ、

針金の抵抗熱で蜜蝋が少し溶けて巣礎に沈み込みます。この間凡そ4~7秒程度です。使う針金によ

り抵抗が少し変わるようですので、それに応じて時間調整をします。

こんな感じになります。私の技術の問題だと思いますが、どうしても両端の部分の針金が浮き上がる

傾向があります。

そこで、針金が出ている部分には溶けた蜜蝋を筆でタッチアップしていきます。これで巣板が完成で

す。上の写真の筆先は蜜蝋が固まってしまっていますが、これは写真撮影のために時間を要したた

めです。


巣板の組み立てをしました

2015年02月18日 | 日記

梅の花も咲き始め、今年の養蜂の準備を始める時期となりました。まずは巣板を準備することにし

ました。私は、平金具付きの巣枠キットというセットを購入して、自分で組み立てるようにしています。

巣枠は、上桟、横桟、下桟で構成されています。

横桟は、上下があります。角が落とされている方が下になります。横桟の上に、まず2本の釘(25

mm程度)を少し斜めに軽く打ちます。

上桟の切り込み部分に横桟をあてがい、ブロックの端などに片端を載せて、上桟と横桟を指で抑え

ながら、釘を打ち込みます。

2本の横桟が上桟と接合出来たら、今度は下桟を横桟を釘で止めます。下桟の両側が固定出来れ

ば、これで額縁のような巣枠の完成です。

次は、この額縁のような巣枠を補強するために平金具という金具を上桟と横桟に止めます。まずは、

平金具を上桟に釘で留めます。釘は13mmの丸釘を使いました。

その後、横桟に留めます。左右の2箇所に平金具を取り付けます。なお、この平金具は正式なラング

ストロスの金具ではなさそうですが、後で取り付ける三角コマを使う場合には、この平金具でも問題は

ないのではないかと思います。

平金具を取り付けた後は、巣枠に針金を張ります。その前に横桟の針金の通る部分に「ハトメ」を「ハ

トメ押し棒」で押し込みます。上記写真の金色の小さな金具が「ハトメ」です。その左の棒状の道具が、

「ハトメ押し込み棒」です。巣枠に張る針金は強く張りますので、針金が横桟に食い込まないようにす

る金具が「ハトメ」という金具になります。

1本の横桟には、3個の小さな穴が開いていますので、その穴に「ハトメ押し込み棒」を使って、「ハトメ」

を押し込みます。

写真のような針金張り器を使って、針金を張って行きます。

左下の横桟から針金を通しながら、縫うように針金を通していきます。そして、最後は右上の横桟上部

の穴を通して、横桟を巻き込みように針金を留めます。この時点では、針金はゆるゆるの状態です。

次に、針金張り器で横桟を折れない程度にしっかり押さえ込み、針金をピンと張り、左下の針金を切り、

横桟を巻き込むようにして針金を留めてから針金張り器を緩めれば、針金張り完成です。

次に、三角コマを釘で打ち付けて1枚の巣枠が完成です。巣礎張りは、もう少ししてから作業しよう

かと考えています。また、手順は記事にしたいと思います。