気ままにかしまライフ

趣味を楽しみながらのシニアライフを記事にしています。

蜂蜜の争奪戦

2015年08月31日 | 日記

先のブログで書いたスムシ対策のため「B401」を散布した巣板を屋外で乾かしていると、僅かに巣板に残っている蜂蜜を採りにミツバチがやってきて激しい争奪戦を繰り広げました。取っ組み合いの喧嘩をしているミツバチもいます。戦う相手は恐らく他の巣箱のミツバチなのでしょう。

そして争いの終わった後には多数のミツバチの死骸が転がっていました。健気でかわいいミツバチたちですが、生き残るために熾烈な争いをしているのですね。

 

 

 

 

 


巣板の引き上げと巣板の保存

2015年08月31日 | 日記

採蜜の最盛期は過ぎ、巣板の数の調整が必要になってきました。そして減らした巣板の保存対策を考える時期となりました。私はシーズン後半の採蜜チャンスに巣板を減らすようにしていますが、採蜜直後の巣板は蜂蜜でベタベタです。そのため、採蜜後の巣板は一旦巣箱に戻し、翌日取り出すことにしています。そうすると、一晩でミツバチ達が綺麗にベタベタの蜂蜜を掃除してくれています(但し、掃除をした蜂蜜を改めて貯め直している巣板もあります)。

取り上げた巣板を保存する場合、注意しなければならないことがあります。それは、スムシ対策です。スムシ(ハチノスツヅリガ)は幼虫が巣板の原料である蜜蝋を食い荒らすばかりでなく、巣板の木部にも穴をあけます。つまり巣板がボロボロにされてしまうわけです。そのハチノスツヅリガが巣板に卵を生み付けている可能性が高いため、その対策が必要になるということです。 スムシ対策としては巣板を酸欠にして保存する方法と、予め巣板に生物農薬を散布してから保存する方法があるようです。私は両方の方法を併用しています。

まず、巣板にスムシの天敵微生物を利用した生物農薬を散布します。 

これは天敵微生物を利用した生物農薬「B401」です。バチルスチューリンゲンシスという細菌が入っているのだそうです。この細菌がスムシの幼虫のお腹に入ると、腸の中で毒素を出し幼虫を殺すそうです。ミツバチや人間には無害だそうです。使い方は簡単で、これを水で20倍に薄めて霧吹きで巣板に散布するだけです。散布後の巣板はよく乾かしてから、保管することになります。

私はこのようにビニール袋の中に入れて保管するようにしています。そして、我が家に生鮮食料を届けてくれる生協さんが配達ボックスに入れてくれているドライアイスをこの袋の中に放り込み密封して酸欠状態にしておきます。これはあくまでもドライアイスを捨てるのも勿体ないので使っているだけですが、普通は「B401」の散布だけで大丈夫だと思います。

昔講習会で教わった他の方法としては、上記のようにビニール袋に使い捨てカイロを入れる方法もあるようです。カイロが脱酸素剤の役割を果たして酸欠状態を作るのだそうです。