きまぐれ鳥見んぐ

野鳥たちとの出合いを求めてのきまぐれ鳥見日記

*掲載している画像の無断複写・転用は固くお断り致します*

オオコノハズク観察記’21.6月

2021年07月05日 | 県内の鳥見
<5月25日>
今年も繁殖してくれないかなぁぁぁと、期待と願いと込めながら現地へ。周囲を丁寧に探すも、オオコノハズクの姿は見られず。昨年の巣穴をチェックすると、何と、オオコノハズクの顔が見えた。これは、もしかして、抱卵中か?
<6月3日>
現地に着いて巣を確認。何と、巣穴からオオコノハが顔を出している。これは、きっと繁殖してくれるに違いないと、確信。
<6月14日>
親鳥が営巣木近くの杉の木にいるのを確認。ヒナが孵ったのか?

<6月17日>
この日も早朝現地に。巣穴をチェックするも、ヒナの姿は確認できず。親鳥の姿も確認できない。周囲を見ていくと、何と、営巣木の下の低木にヒナが1羽!手のひらにチョコンとのる大きさだ。他にヒナがいないかチェックしたが見あたらず。前日の観察ではヒナはいなかったので、昨夜巣立ったものと思われる。午前中、再度訪れると、親鳥はいつもの杉の木にとまっていた。ヒナも早朝と同じところにとまっていて、ヒナを後方から優しく見守るような形で親鳥がとまっていた。

<6月20日>
巣立って4日目。この日は、鳥友人と観察。ヒナと親鳥は同じ杉の木にとまっていた。ヒナはしっかり確認できるが、親鳥は、杉葉に隠れ、シルエット状態だった。

<6月21日>
巣立って5日目。この日は、ヒナと親鳥が並んで同じ枝にとまっていた。5日目なので、ヒナの体はだいぶ大きくなっているように感じられる。親鳥と並んでも一回り小さい程度だ。時々親鳥の頭の羽根を嘴でつつく。最初親鳥は知らんぷりでそっぽを向いていたが、あまりにヒナがつつくので、急にヒナの方を向いて、顔の辺りを嘴でハムハムした。そんな場面を動画に撮ることができた。動画は、後日アップしますので、乞うご期待。
結局、この日がオオコノハズク親子との最後の出会いとなった。

<6月22日>
早朝、現場に行き親子を探すが、親もヒナも見つからず。巣立って6日目という事もあり、親子は他の場所に旅立ったと思われる。
 ところで、今季確認できたヒナは1羽のみだったが、この周囲でフクロウも繁殖しており、テンもいるため、他のヒナは巣立ち後に捕食された可能性が高いと思われる。難を逃れた貴重な1羽、何とか無事成長してほしいと願うのみである。
<6月27日>
夕方、鳥知人よりメール有り。「今、オオコノハのヒナを確認しました。」との事。えーっ!まだ旅立っていなかったのか?翌朝、自分で確かめるべく現地へ。しかし、ヒナも親も見つけることができなかった。巣立って10日が経っている。
巣立ってから10日も営巣場所にいるとは考えづらい。推測だが、親子で移動しながら、たまたま営巣場所に戻ったのではないだろうか?そして、翌朝にはまた移動していなくなっていたのではないか。
何はともあれ、ヒナは無事元気だという事で一安心だ。



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蔵王’21.6/25

2021年07月01日 | 蔵王・その他高山
そろそろ蔵王にイワビバリを見に行かねば・・・と思っていたが、スケジュールと天気予報が合わず、ぎりぎり何とかこの日、出かけることができた。
早朝4時前に家を出、御釜の駐車場に着いたのは6時前だった。下界の方は曇っていたのでどうかと心配だったが、やや風はあるもののとてもいい天気だった。駐車場の周りをチェックすると、場所によってタンポポが咲いている状況だったり、綿毛がすでに無くなっていたりと、様々だった。ウソを期待したが姿はなかった。まずはイワヒバリということで、ポイントまで15分ほど歩いた。イワヒバリの出を待ちながら、足元に咲いているハクサンチドリやミヤマオダマキなどを撮った。イワヒバリは出てくれないが、「それなら、私が代わりに・・・。」という事なのか、ビンズイがさかんにさえずり、近くにとまりと、さかんにアピールしてくれるので、ビンズイにお相手してもらった。結局、
イワヒバリは出てくれず、時間切れという事で、駐車場に戻り、下の刈田岳リフト乗り場の駐車場へ。

下の駐車場では、トイレの新築工事が行われていた。10月ぐらいには完成らしい。これまでのはだいぶ古くなっていたので、観光客や登山客には大変有難い。さて、鳥さんだが、ウソが飛んできたが、すぐに飛んでしまい撮れず・・・。本日は、なんか相性が悪い感じだ。見られたのは、ホシガラス、カケス、アカハラ、アカゲラ、ウソ、モズ、ウグイス。声だけだが、カッコウ、ホトトギスの声も聞くことができた。期待したホシガラスは、3羽飛ぶのを観察したが、近くにとまってくれず・・・。
やや遠いものの1羽木にとまるのを見つけ程度だった。ややびっくりしたのは、カケスがいたこと。
カケスは山の鳥だが、蔵王のような標高の高いところまで来ていることにややびっくりだった。一番サービスよく相手してくれたのは、以外にもモズだった。結構近くにも飛んできて、じっくり撮らせてくれた。

こんな感じで、今季の蔵王1回目は終了。次回は、何とかイワヒバリと出会いたい。
【出会った鳥たち】 ホシガラス、カケス、カッコウ、ホトトギス、アカハラ、ウソ、モズ、ビンズイ、ウグイス 他


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