Catch Ball

修業の時計を止めない教師でありたいです。

リズム太鼓の活用 1

2009-01-07 00:14:43 | 体育
 『TOSS体育通信』の原稿依頼をいただいた。
 テーマは「リズム太鼓の活用で授業が劇的に変わる」である。

 太鼓とホイッスルのそれぞれの利点を,筑波大学附属小学校の眞榮里耕太氏は次のようにまとめている。

■太鼓
○動きのリズムを刻むことができる。
○太鼓を叩きながら,子どもたちに声を掛けることができる。
○教師がねらう動きのリズムを,太鼓の音で臨機応変に決めることができる。
○太鼓の音の強弱で授業の雰囲気を盛り上げることができる。

■笛
○笛の音は,高く,大きいため,遠くまで響かせることができる。
○ボールゲームの試合中など,瞬間的に動きを止める場面では効果的である。
○場所を取らずに手軽に持ち歩ける。
※『10分でわかる!体育授業のコツ 小学校中学年』体育授業実践の会編(学事出版)より


 また,同校の清水由氏も,授業の雰囲気をよくするための手立てとしてリズム太鼓の有効性を述べている。

 「体育の授業では大きな声で応援したり,軽快なリズムや音楽が流れていたりすることで雰囲気がよくなり盛り上がる。雰囲気をよくするために,次のような手だてをとっている。 
 ①リズム太鼓を使用する。(以下略)」 
 ※『子どもが動く授業マネジメントと折り返しの運動』清水由著(学事出版)より  


 園田学園女子大学の林恒明氏(元筑波大学附属小学校)は,「首から笛をぶら下げるスタイルはやめましょう」と提唱し,太鼓の有用性,必要性について,次のように述べている。

○授業のテンポをつくることができる。
 特に指示の流れや,活動のテンポをつくるために,口伴奏とともに使用している。
○運動リズムをわからせるために使用する。
 太鼓の音でリズムやタイミングをとる。
 ※『子どもが喜ぶ体育の授業づくり』林恒明著(明治図書)より抜粋