12月10日の研究授業で印象的だったことのひとつに,チョークの色がある。
授業者は,板書に茶色のチョークを使い,「茶色で書いたところは,ノートには書きません」と指示した。すると,子どもが「え?それ,茶色なの?赤だと思った」と反応した。
茶色は判別しにくいということである。
また,私の勤務校の少人数指導担当の先生は,よく青のチョークを使う。
ノートに青鉛筆で書くべき事項を青チョークで板書しているようだが,はっきり言って見えにくい。
勤務校には,白,黄,赤,青,紫,緑,茶色のチョークが置いてある。
私が使うのは,基本的に白と黄色だけである。たまに赤も使うが,ごくまれである。文字を書くときに青,紫,緑,茶色のチョークを使うことは絶対にない。
なぜか。
色が見えにくいからである。
文部科学省から2003年に出された『色覚に関する指導の資料』というパンフレットがある。
そこに,次のようにはっきり書かれている。
「白と黄のチョークを主体に使います。」
「黒板上に赤,緑,青,茶色などの暗い色のチョークを使用すると,見えにくいため,避けるようにします。」
さらに板書例まで図示されている。
男子の5%,女子の0.2%は色覚異常である。特にこのような人たちにとっては,色の判別はつきにくいのである。
また,色チョークを使えば使うほど,ごちゃごちゃして分かりにくい板書になるような気がする。
パンフレットには,次のようにも記されている。
「あえて,白と黄以外の色チョークを使用する場合には,アンダーラインや囲みをつけるなどの色以外の情報を加えます。」
どうしても使いたい場合は,蛍光チョークを使うとよいと教わったこともある。
実際使ってみたこともあるが,私の感覚ではやはり赤は見づらかった。
また,蛍光の黄色チョークよりも,普通の黄色チョークの方が見やすいように感じた。
また,採点・添削についても,次のように記されている。
「細字の赤ペン・ボールペンは避け,色鉛筆などの太字の朱色を使用します。」
「色覚異常の児童生徒は,暗い所では,細字の赤と黒の識別が難しいことがあるので,採点や添削に際しては,色鉛筆などの太字の朱色等を使用します。」
私はほとんどの場合,赤鉛筆(朱色・VERMILION)を使う。たまに赤のサインペン,水性マジックを使うこともある。
TOSSの先生方は赤鉛筆を使うが,それには上記のようなメリットもあったのである。
授業者は,板書に茶色のチョークを使い,「茶色で書いたところは,ノートには書きません」と指示した。すると,子どもが「え?それ,茶色なの?赤だと思った」と反応した。
茶色は判別しにくいということである。
また,私の勤務校の少人数指導担当の先生は,よく青のチョークを使う。
ノートに青鉛筆で書くべき事項を青チョークで板書しているようだが,はっきり言って見えにくい。
勤務校には,白,黄,赤,青,紫,緑,茶色のチョークが置いてある。
私が使うのは,基本的に白と黄色だけである。たまに赤も使うが,ごくまれである。文字を書くときに青,紫,緑,茶色のチョークを使うことは絶対にない。
なぜか。
色が見えにくいからである。
文部科学省から2003年に出された『色覚に関する指導の資料』というパンフレットがある。
そこに,次のようにはっきり書かれている。
「白と黄のチョークを主体に使います。」
「黒板上に赤,緑,青,茶色などの暗い色のチョークを使用すると,見えにくいため,避けるようにします。」
さらに板書例まで図示されている。
男子の5%,女子の0.2%は色覚異常である。特にこのような人たちにとっては,色の判別はつきにくいのである。
また,色チョークを使えば使うほど,ごちゃごちゃして分かりにくい板書になるような気がする。
パンフレットには,次のようにも記されている。
「あえて,白と黄以外の色チョークを使用する場合には,アンダーラインや囲みをつけるなどの色以外の情報を加えます。」
どうしても使いたい場合は,蛍光チョークを使うとよいと教わったこともある。
実際使ってみたこともあるが,私の感覚ではやはり赤は見づらかった。
また,蛍光の黄色チョークよりも,普通の黄色チョークの方が見やすいように感じた。
また,採点・添削についても,次のように記されている。
「細字の赤ペン・ボールペンは避け,色鉛筆などの太字の朱色を使用します。」
「色覚異常の児童生徒は,暗い所では,細字の赤と黒の識別が難しいことがあるので,採点や添削に際しては,色鉛筆などの太字の朱色等を使用します。」
私はほとんどの場合,赤鉛筆(朱色・VERMILION)を使う。たまに赤のサインペン,水性マジックを使うこともある。
TOSSの先生方は赤鉛筆を使うが,それには上記のようなメリットもあったのである。