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Catch Ball

修業の時計を止めない教師でありたいです。

長短とび&プレルボール 7時間目

2011-02-16 21:23:32 | 体育
 2月15日,長短とびとプレルボールの授業を行った。

 まずは長短とび。
 「今日は後ろとびでやってみます。長なわも後ろに回す方法と,長なわは前に回す方法があります。どちらがいいか選んでいいです」と投げ掛けて開始した。

 長なわも後ろに回す方法が圧倒的に多かった。
 最初は少数いた前回しの子たちも,最終的にはみんな後ろ回しになっていた。
 長なわと短なわが逆方向に回るというのは,違和感があって跳びづらいのであろう。

 10回跳べて白帽子になった子が25人中,20人であった。
 前回,前跳びが16人であったから,後ろ跳びの方が達成率がよいということになる。

 次にプレルボール。
 今日が単元の最終回である。
 最終回ということもあってか,準備中からきびきびした動きが見られた。

 試合は順調に進んだが,3試合目の最中に事件が起こった。
 A君は,相手に取られないように考えて左右にシュートを散らしてくる。これは素晴らしい作戦である。
 ところが,これに対応できないB君がイライラしてふて腐れた。
 平均台を乗り越えて相手コートに侵入し,「方向音痴」などと言いながらA君に肘打ちをしたのである。

 その瞬間を目撃した私は,B君を体育倉庫に引きずり込み,説教を喰らわせた。
 シュートに対応できない自分が下手なのである。
 思い通りにならないからといって,暴力をはたらくなどということは,断じて許されない。
 
 18日,郡山市立芳山小学校の「第27回芳山教育研究発表会」でプレルボールの授業を参観することになった。
 自分の実践と比較し,優れた点を今後の実践に取り入れていきたい。

長短とび&プレルボール 6時間目 2

2011-02-09 00:01:55 | 体育
 子どもたちに長短とびの活動をさせ,ときどき個別指導に入りながら,プレルボールの用具の準備をしていった。
 必要な用具だけをあらかじめ出しておくことによって,その後の授業に無駄がなくなる。
 
 よくあるのは,教師が準備している間,子どもは何もすることなくて空白時間が生じたり,完全に子どもに準備を任せてぐちゃぐちゃになったりすることである。

 プレルボールは入れ替え戦形式の2回目である。
 欠席者がいて2名しかいないチームがあったので,急遽教育実習生に入ってもらった。

 今日もラリーが続いて,ネット型ゲームの特性を味わえるよいゲーム内容になっている。

 ただ,次のような課題がある。
①ほぼ全員がボールを一瞬キャッチしてのパスになっている。キャッチしないで,両手平手打ちにしたい。
②後衛の子が後ろに位置を取り過ぎて,特に投力の弱い子はシュートが届かないことがある。
③両手で床に叩きつけるタイプのシュートをする子が多く,ドッジボールのように投げてシュートする子の方が少ない。

 ①や③のような状態だからうまくラリーが続いているということもある。
 これらを制限して,「両手で平手打ちにしなさい」「ドッジボールのようにシュートしなさい」と指示したら,ボールコントロールがうまくできず,ラリーが続かないだろう。
 3年生の段階としては,現状でもよいと考えている。

 この時間の最後に,見学者のHさんに「見学ノート」の発表をさせた。
 これは今年度初の試みである。
 何と今まで見学者がいなかったのである。

 「よい動きをした人」と「その人のどこがよかったか」を記述させた。
 「Sさんの長なわの回し方がよかった。タイミングをきちんと合わせていました」「Yさんの跳び方がよかった。音がドンドンではなく,トントンだった」というようにしっかりと発表できた。
 これらは,動きのポイントを理解していなければ書けない内容である。
 褒めて授業を終えた。

長短とび&プレルボール 6時間目

2011-02-08 23:51:54 | 体育
 この時間は教育実習生が参観した。
 体育館に入って,いきなりなわとび運動。
 頭上での回旋(これで間隔を取る),横での回旋左右,8の字回旋左右,前とび,かけ足とび,後ろとび,あやとび,交差とび,二重とびとテンポよく進めた。

 続いてあやとびリレー。
 林恒明氏の実践などで知られる二重とびリレーのあやとびバージョンである。
 毎回,二重とび,あやとび,交差とびなど種目を変えながら行っている。

 ここまで一切説明なし。

 集合させて,「前半は長短とび,後半はプレルボールです」と,今日のプログラムを説明する。
 どんな活動をしていくのかの見通しを示したのである。

 まずは長短とび。

 前回指導したテクニカルポイントの確認をする。

 どんな工夫をしたら,上手に跳べるでしょうか。

 前回はあまり反応のなかった発問であったが,今回はさっと手が挙がった。
 H君が「短なわの人のリズムに合わせて長なわを回します」としっかりと答えた。
 
 10回跳べたら,帽子を裏返して白にしなさい。
 
 前回しなかった指示を追加して,練習を開始させた。

 帽子を裏返すことがひとつのステータスになるので,子どもたちの意欲が増す。
 また,グループの対抗戦であるので,全員が白帽子になるように協力する態度が見られるようになる。
 
 一方,教師にとっては,誰ができて誰ができていないのかを把握しやすくなる。
 赤帽子の子に対して,重点的に個別指導に入ればよい。
 具体的には,赤帽子の子のタイミングに合わせて,教師が長なわを回してあげればよい。
 ポイントは長なわの回し方なのだから,教師が回せば多くの子ができるようになり,子どもの自信につながる。
 
 10回跳べて帽子の色を変えたのが16人になった。
 前回は4人だったのだから,一気に4倍である。
 
 チーム別の得点では,全員が10点を獲得し,30点になったチームが3チームあった。
 全員10点になったチームには,発展課題として,「後ろとびはできないか」「あやとびはできるか」と投げ掛けていった。

長短とび 2

2011-02-05 20:50:29 | 体育
 1度集合させた。
 集合した子からみんなでカウントダウンさせたが,2班はのんびりとやってきて急ぐ様子がなかった。
 「罰として体育館を1周してきなさい」と指示したところ,なぜか2周してきた。
 反省の色があまり見られないので立たせ,「のろのろと集合して,みんなの時間を奪ったのだ。みんなに謝りなさい」と言い,謝罪させた。

 どんな工夫をしたらうまく跳べるでしょうか。

と問い掛けたが,意見が出ない。
 普段このような発問のある体育授業スタイルに慣れていないからかもしれない。

 そこで,2択問題にして提示し直した。

 A 短なわの子が長なわに合わせるのか。
 B 長なわの子が短なわに合わせるのか。


 圧倒的にBが多かった。

 5分間練習したあとに,グループ対抗戦をすることを知らせた。
 
 何回跳べるかグループ4人の合計点で競います。1回跳べれば1点,2回なら2点…,10回以上は全部10点です。最高が10点です。

 練習中,うまくできていない子に対しては,私がなわを回して跳ばせていった。

 グループ対抗戦では,最高点数は21点であった。
 個人では10点達成者は4人であった。


 2時間目は,自分のクラスで同様の内容の授業をした。

 隣の組での実践との違いは,最初の示範で私が長なわの回し手をしたこと,発問でABの人数が半々になったことである。
 半々になったので,Mさんに跳ばせてどちらがよいか検証させた。
 Bの方法だと跳べたが,Aの方法では,私がスピードに変化をつけて回したためにできなかった。
 それで,Bの方法がよいということに収束していった。

 1組では,グループ最高点は22点であった。ただし,このチームは人数が少なく3人での22点である。
 個人では10点達成者は4名であった。

 2年前に4年生で実践したときは,10点達成して子は多くいたはずなのだが,今回は少ない。
 そういえば,前回は10回跳べたら帽子を裏返しにするというルールを入れていた。

 記録が低調なのはそういう面の指導が足りなかったからかもしれない。
 それとも単純に3年生と4年生の技能差なのか。

 できればあと何度か実践してみて,子どもたちの記録を伸ばしていきたい。

長短とび 1

2011-02-04 23:47:09 | 体育
 2月4日1時間目,諸般の事情により,隣のクラスに体育授業を行うことになった。
 他のクラスで飛び込み授業を行うのは,なかなかない機会である。1時間だけの単発授業である。

 長なわとびと短なわとびを組み合わせる「長短とび」の授業を行うことにした。

 まずは短なわとび。
 頭上で回旋,横で回旋,前回し跳び,かけ足跳び,後ろ回し跳び,あや跳び,交差跳び,二重跳びとテンポよく指示していった。

 集合させ,「次は別の運動をします」と言うと,K君が勢いよく「ドッジボール!」とリクエストした。

 この発言を聞いてがっくりきた。
 これが他のクラスの体育授業の実態なのである。
 体育授業が遊びの時間と混同されている。
 何の学びもなく,遊ばせるだけの授業が横行しているのである。

 即座に「ドッジボールはしません」と却下した。

 「ぐるぐる跳び」の指導をした。
 「前跳びをしていたはずなのに,いつの間にか後ろ跳びになっているという不思議な技です」と言って,示範した。
 これはなかなか子供たちに好評であった。

 次に長短とびの指導に入る。
 生活班7グループで整列させた。1チーム4人である。

 「今日は,世界初の技に挑戦します。長なわの中で短なわを跳ぶのです。これは先生が発明しました。ですから,他の学校の人は誰もやっていません。3年3組が初のチャレンジャーです」と言った。
 世界初などというのはもちろん大嘘であるが,これで子どもはのってきた。
 「そんなことができるのか」という反応であった。

 「では,やってみます」と言って,示範した。
 本当なら,私は長なわを回す役をするはずだったが,T君とHさんが回すというので,短なわ役をすることになった。
 この示範で失敗すると,うまくイメージをつかませることができないかもしれない。失敗は許されない。
 まず,2人に長なわの空回しをさせ,スピードをつかんだ。
 「今のスピードで回してね」と念を押してから演示した。
 途中で長なわのリズムが狂い,5回ほどで引っ掛かってしまったが,子どもたちにイメージをつかませることはできた。

 5分ほど練習させた。
 すぐにできた子もいたが,なかなかできない子も多い。
 最初に1回は跳ぶのだが,2回,3回と続かない。
 原因は,短なわの子と長なわを回すことのタイミングがずれるからである。

プレルボール 5時間目

2011-02-01 20:39:45 | 体育
 1月25日は学年主任出張のために合同体育となり,28日は強風のため体育が行えず,プレルボールは1月21日以来となる。

 今日から公式試合のスタートである。
 百人一首やはしごドッジボールのような形式でゲームを行う。
 勝つと上に上がり,負けると下に下がる。
 力の均衡したチーム同士の対戦となっていき,どのチームにも勝利のチャンスがあるということになる。
 
 今日は,子どもたちの動きが素晴らしかった。
 10日間のブランクがあるのに,前時までより格段に進歩していて驚いた。
 
 ラリーが続いて,ネット型ゲームの特性が味わえるようなゲーム展開になってきた。
 
 その要因のひとつは,ボール操作に慣れたということである。
 レシーバー→セッター→アタッカーという流れがスムーズにつながり,安定してきている。
 
 ボールを持っていないときに傍観者になっているような子もいたのだが,そういう子は減ってきている。
 次のプレーの妨害にならないように動いたり,ボールを受けやすい場所に移動したりしている。
 
 また,前回まではアタッカーは何となく相手コートにボールを返すだけであったが,今回は相手が受けにくい場所をねらってシュートする動きが多く見られた。
 特にI君は,相手を左右に揺さぶるような位置にシュートし,多くの得点を挙げていた。

 自然とローテーションするようになり,全員が活躍できるようになってきている。

 ○いろいろなチームと戦えて楽しかったです。
 ○みんな連携がすごかったです。
 ○2勝2敗でした。作戦は相手がいないところに投げることです。
 ○作戦は場所を変えることです。私たちは2位でした。
 ○作戦は,1人が前で3人が後ろにいることです。
 ○4連勝で優勝しました。みんなで力を合わせて優勝したのでよかったです。

プレルボール 4時間目

2011-01-22 00:04:02 | 体育
 1月21日,プレルボールの4回目の授業を行った。

 まず,2つのチームを指名し,示範ゲームをさせた。
 2チームのうちひとつは,「プレル-プレル-キャッチ-シュート」の合言葉で4段攻撃になってしまっていたチームである。この誤りを正さなくてはならない。
 ただ,前回の授業終了後に誤りを指摘し,指導していたので,既に修正されていた。
 そのため,見ている子たちにとっては,理想的なゲームを見ることになった。
 
 今回は,いきなりゲームに入った。
 「プレル-プレル-キャッチ-シュート」の合言葉を言い,3段攻撃になっているかを巡視していった。
 
 すると,翼君のチームがワンプレーごとにポジションを入れ替えているのが目に入った。
 レシーバー,セッター,アタッカーをローテーションしているのである。

 1回目のゲームが終わり,集合させた。
 そして,「翼君のチームは,他のチームと違う工夫をしています。どんな工夫かを見つけなさい」と指示して,翼君のチームのゲームを見せた。
 
 子どもたちはポジションが変わっていることに気づいた。

 今まではいつも同じ子が「キャッチ-シュート」のアタッカーの役を担っていた。
 そのように役割がパターン化されていることによって,ゲームが安定してきたという側面もある。
 しかし,それでは技能の向上が望めない。

 2回目のゲームでは,役割を交替しながらゲームを進めていた。

 次回からは,はしごドッジボール形式の入れ替え戦でゲームを進めることを予告し,授業を終えた。

プレルボール 3時間目

2011-01-19 20:46:54 | 体育
 1月18日,プレルボールの3回目の授業を行った。

 まずは何回パスが続くか,ボールパスゲームから行った。
 一瞬キャッチしてもよいというルールである。
 ボールをコントロールする技能を身につけさせていく。

 「慣れてきたら,ボールをキャッチせずに両手の平手打ちでやってみよう」と指示したが,これはボールがコントロールできず,難しい様子であった。

 次にゲームである。
 ネット代わりに使っていた工事用のポールを外倉庫に持っていって数が足りなくなったので,平均台を使った。

 試しのゲームのあと集合させ,ボールをつなぐ合言葉「プレル-プレル-キャッチ-シュート」の合言葉を,示範しながら指導した。

①「プレル」→自陣でバウンドしたボールをレシーバーがワンバウンドでセッターにパス
②「プレル」→セッターがワンバウンドでアタッカーにパス
③「キャッチ-シュート」→アタッカーがボールをキャッチし,その場から相手コートにワンバウンドで投げ入れる

 3段攻撃である。
 レシーバー,セッター,アタッカーと役割が明確になる。

 なぜ前衛が1人で後衛が2人なのか,動きを通してその理由を理解できてくるのではないかと考えた。

 しかし,そうはならなかった。
 合言葉を言い,それに従ってパスも回しているのだが,前衛の子がシュートしていたり,3段攻撃のはずが4段攻撃になっていたりするチームが見られた。
 4段攻撃になるのは,合言葉と動きが合っていないからである。
 4段攻撃になる結果,前衛の子がシュートしてしまうのである。

 動きの誤りを指摘する時間がなく,具体的に指導できなかった。

 「1回のプレーで2回ボールを触っている人がいます。そういうチームは,間違っています」と最後に指摘すると,「あれ?うちのチームはそうだ」「なんでだろう」という声が挙がっていた。

プレルボール 2時間目

2011-01-16 13:52:42 | 体育
 1月14日,プレルボールの2時間目の授業を行った。

 体育の時間にいつも使っている4色のチームを2つずつに分け,3人組が7チーム,4人組が1チームとなった。

 「今からプレルボールの試しのゲームをします。試しなので,同じ色のチーム同士で戦います」と説明した。

 まず,示範を見せ,サーブの仕方やどんなときに点数が入るのかを確認した。
 また,返球されてきたボールをキャッチしたあとに歩くプレーが見られたので,それはできないことを確認した。

 不安は大きかったが,とりあえずゲームに入った。
 やりながらルールを確認したり,疑問点を出したりしていけばよいと考えた。

 子どもたちの動きを見ていて,次のような問題があると感じた。

 ①ボールのコントロールがうまくできていない。
 ②前衛・後衛に分かれることなく,一直線の隊形を取ったり,バラバラにいるだけの状態であったりする。
 ③いつも同じ子がシュートをしている。
 ④前衛の子がシュートするので,スペースが狭く,うまくワンバウンドでシュートできない。

 1回目の試しのゲームが終わったあと,子どもたちを集めて指導した。

 ②の隊形については,「今は何となくバラバラにいるだけでした。基本的な隊形は前に1人,後ろに2人です。なぜそうなのかは,だんだん分かってきます」と説明した。

 ④については,「シュートするのは,前の人がいいですか。後ろの人がいいですか」と,演示しながら発問した。
 前の人がシュートすると,スペースが狭くてうまくワンバウンドで打てないことや,強いボールをシュートできないことを,子どもたちから引き出した。

 その後,2回目の試しのゲームを行った。

 隊形に変化が見られ,アタッカーの位置も変わったチームはあったが,なぜ前衛1人,後衛2人がよいのかを理解できていないために,動きがちぐはぐになっているチームが多かった。

 次回は,「プレル-プレル-キャッチ-シュート」の合言葉を指導し,動きを変えていきたい。

プレルボール 1時間目

2011-01-13 00:31:12 | 体育
 なわとびとの組み合わせ単元で行っているので,25分ほどで行った。

 最初にデモンストレーションのゲームを行う予定だった。
 休み時間に比較的運動が得意な子どもたち何名かにDVDを視聴させておき,それを真似てデモゲームをさせる。
 そうすれば,子どもたちに「プレルボールとはどんなゲームなのか」をインプットできるはずである。
 ところが,学校のパソコンではDVDの再生ができず,直前に断念した。
 
 「今日からプレルボールという新しいゲームをします。下に打ちつけるバレーボールのようなものです。まずはそのゲームに必要な動きの練習からします」と説明した。

 まずはボールを床に打ちつける動きを身に付けさせなくてはならない。
 3人組または4人組を作らせた。ボールはドッジボールを使用させた。
 子どもたちの代表と私とで演示した。両手での平手打ちでパスしていく。子どもたちにはなかなか難しいようだったが,「パスが10回続いたら合格です」と投げ掛けて練習させた。

 5分後に集合させて聞いたところ,最高が6回であり,どの組も合格に達しなかった。

 そこで,ひとつの組に演示させた。
 そのとき,A君からBさんへのパスがつながらなかった。
 「どうしてパスがうまくいかなかったのだろうか」と発問した。
 「A君がボールを見ていないから」「A君がBさんの方を向いていないから」という意見が出た。
 A君に「相手の方を向いてパスしてごらん」と投げ掛けると,うまくできた。
 これでテクニカルポイントをひとつ共有できた。

 それにしても,子どもたちの様子を見ていると,平手の両手でボールを叩きつけるのは難しいようだった。
 そこで,一瞬ボールをキャッチしてもよいということにした。

 すると,よい動きの組があらわれた。パスが30回以上続くようになったのである。

 上手なCさんたちのチームの動きを全体に見せ,どこがよいのかを発表させた。
 「相手の方に体を向けている」「上からたたきつけるようにしている」などの意見が出た。

 再度練習させたが,よい動きを見てイメージ化できたので,子どもたちの動きは更によくなってきた。

 それにしても,どんなゲームかイメージもないままに,ただ練習しているのではいけない。
 最後の5分ほどで,プレルボールとはどんなゲームなのか,私と子どもたちの代表とで演示してみて,授業を終えた。