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Catch Ball

修業の時計を止めない教師でありたいです。

空手チョップ走法

2011-04-26 22:28:37 | 体育
 短距離走を行った。
 
 「短距離走で速く走るにはどうしたらよいか」と発問した。
 拡散的な発問である。

 すると,「腕を速く動かす」「ドタドタではなく,ポンポンと走る」「つま先で走る」「手は卵を握るようにする」など,様々な意見が出された。

 「よく知っていますね。いま出たような意見は全部正解です」と全て認めた。
 その上で,「今,『卵を握るように』という意見がありましたが,手はどうやったら速く走れるのでしょうか。では,まず卵を握る方法で誰かに走ってもらって実験します」と言い,H君とC君に校庭半周を走らせた。

 結果は,H君が13秒76,C君が15秒40であった。

 「今度は,違う方法で走ってもらいます。指先をピンと伸ばして走ります。空手チョップです」と言って,再び2人に走らせた。
 指先まで伸ばし,肘を直角に曲げていいフォームで走っている。

 タイムを発表する前に,どちらの方法が速かったと思うか予想させた。
 「卵走法の方が速い」という子がほとんどで,「空手チョップ走法」と予想した子はあまりいなかった。

 結果は,H君が13秒56,C君が15秒05。
 2人ともタイムがよくなった。
 驚き,どよめく子どもたち。
 疲れているはずの2回目の方が速かったのであるから,驚くのも当然である。
 
 指先まで伸ばせば,その分だけ腕が長くなる。
 遠心力が増し,結果として体全体を使って力強く走ることができるのである。

 福島大学の川本和久氏の指導法の追試である。

 「力道山のように空手チョップで走ると,速くなります」と空手チョップの身振りを入れながら説明したが,さすがに力道山は理解できないようであった…。

 その後,全員に空手チョップ走法で校庭半周を走らせてみた。
 タイムは測っていないが,フォームは力強い感じがする。

 授業後,昨年度陸上クラブに入っていたAさんが「スタートのときの前脚を左右反対にすると速くなると教わりました」と言いにきた。
 「いいことを教わったね」と話した。
 利き足を後ろにした方が,スタート時に強くキックできるために速く走れるのである。

体つくり運動 2

2011-04-21 23:26:32 | 体育
 折り返しの運動は,筑波大学附属小学校などの実践で大変有名である。
 低学年などで基礎感覚を鍛える動きとして大変有効である。

 5年生相手に行ったのは初めてだったが,子どもたちたちの運動能力を把握するのにも有効であった。

 折り返し運動のよいところとして,筑波大学附属小学校の清水由氏は次のようにいう。

 ①すべての子どもに運動する機会を平等に与える。
 ②クラスの子どもの技能差を吸収する。
 ③様々な種類の運動を取り入れることができる。
       『子どもが動く授業マネジメントと折り返し運動』(学事出版)

 また,単純な内容なので,マネージメント効率がとてもよく,学習規律の確立にも有効であった。

 まずはチームづくりである。
 普段の教室の座席と同じように整列させた。
 6人ずつの6列に分かれているのでちょうどよい。
 また,普段の座席位置には様々な配慮がなされているので,効率よく授業も進められる。

 行った運動は,次の通りである。
 ・スキップ
 ・クマさん走り
 ・クモ歩き
 ・うさぎ跳び
 ・アザラシ

 マネージメントとしては,「①ルールを守ること」「②応援をすること」の指導を入れた。

 素晴らしかったのは,応援である。
 運動な苦手な子に,一生懸命に声を掛けている声がたくさん耳に入った。
 最後の1人の子には,みんなで声を掛け,ゴールすると拍手を送った。
 このような温かい雰囲気の中で授業が進むと,子どもたちものって,勢いのある授業ができる。
 
 最後にターザンロープである。

 できるだけ高いところに登ったり,団子虫の姿勢で振ったりする活動を入れていった。
 離れた場所にマットを置き,そこに着地できたら合格という活動も入れた。
 ほとんどの子が合格だったので,更にマットを離したが,これは少し調子に乗り過ぎであった。
 ロープを振るときに勢いを付け過ぎたために,壁に激突してしまう子が数名いた。
 安全への配慮が足りなかった。これは反省しなければならない。
 
 今日の動きの様子を見る限りでは,子どもたちの運動技能は,決して低くはないと感じた。
 これから1年間の子どもたちの伸びが楽しみである。

体つくり運動 1

2011-04-20 23:23:48 | 体育
 体つくり運動の授業を行った。

 初めに見通しを持たせるために,「今日行うのは,太鼓のリズムに合わせての準備運動,折り返しの運動,そしてターザンロープです」と示した。
 見通しを示すことで,不安感を解消し,活動への期待を持つこともできる。

 折り返しの運動とターザンロープというように,通常2つ以上の運動を1時間の授業の中で組み合わせて行うようにしている。
 1つの運動だけで45分間行うと,5時間扱いなら当然ながら5回しか授業できない。
 しかし,20分間で行えば20分×10回となり,長期間にわたって運動を取り上げることができ,体力や技能の向上がより期待できる。
 また,同じ運動を45分間行うと,子どもはだれたり飽きたりしてしまうことがある。
 複数の運動を取り上げることで,気分転換もできる。

 まずは太鼓を使っての準備運動である。子どもたちにとっては初めての経験になる。
 次のような運動を取り上げた。
 ・太鼓のリズムに合わせた走
 ・腕立て回り
 ・スキップ
 ・ブリッジ
 ・ギャロップ
 ・かえるの足打ち
 ・クマさん歩き
 ・かえるのダンス
 ・アザラシ
 ・壁登り倒立

 慣れていない子どもたちは,仲良し同士で固まる傾向がある。
 最初の走の運動でも,仲の良い友達とくっついて一緒に走っている子が多かった。

 そこで,「友達のいないところに走ります」と何度か指示した。
 さらに,太鼓を鳴らし終えて動きを止めたとき,「両手を広げてみなさい。友達とぶつからない人が合格です」と説明した。
 こういった指示を繰り返して,固まって動く傾向は幾分解消された。
 
 かえるの足打ちで,最高に打てたのはK君で5回であった。
 示範させ,みんなで拍手をした。
 「演示した子がいたら,拍手をする」というルールを子どもたちに入れたのである。
 
 また,私が演じる下手な動きと比較させ,「K君の動きはどこがよいだろうか。先生との違いはどこだろうか」と発問した。
 「スタートの姿勢が違う」「腰が伸びている」などのテクニカルポイントを発見させた。
 発問して発見させ,それを試させてみるのである。

 壁登り倒立でも,同様にして「手と手の間を見る」「つま先を壁につける」などのポイントを発見させた。
 ポイントを見つけける前と後では,子どもたちの動きは明らかに違っていた。
 向上的な変容が見られた。

体育授業開き2011 2

2011-04-19 00:46:56 | 体育
 続いて集合の練習である。
 体育の時間でよく使うのは,「整列」よりも「集合」である。
 集合の方がすばやく集まれるからである。
 運動量の確保,学習従事量の確保につながる。

 集合には,次の4つの原則がある。
 (1)場所を示す
 (2)時間を示す
 (3)方法を示す
 (4)最後の行動を示す

      『楽しい体育の授業』№260佐藤泰之氏論文

 場所に関しては,バスケットのサークルを利用した。
 3つのサークルに「ディズニーランド」「ベニーランド」「リナワールド」と命名した。
 そして,「ディズニーランドに集合」のように指示した。

 クラスの人数が36名と多いので,バスケットのサークルからははみ出してしまう。
 そこで,私が両手を広げ「この範囲に入るようにします」と指示した。
 また,3m以内に入るように座らせ,へそを教師に向けるように指示した。

 時間については,10秒以内に集合するように指示した。
 そして,集まった人から私と一緒にカウントダウンをするようにした。
 教師だけでなく,みんなで声を出していく。

 方法については,集合と整列の違いについて説明した。

 最後の行動はカウントダウンと体育座りである。

 場所を変えながら何度か集合の練習を行い,習熟させていった。
 初めはカウントダウンの声を出していなかったが,やり直しをさせていくとできるようになった。
 
 体ほぐしの運動の内容は,新聞を使った体ほぐしの運動である。
 いろいろなネタがあるが,新聞紙リレーを行った。
 お腹に新聞紙をつけ,新聞紙が落ちないようにして走るのである。

 4列で整列させ,チームを作った。
 1チーム9人とやや多めになってしまった。

 1回戦では,腕を振っている子は少なかった。
 新聞を押さえながら走っているような子も見受けられた。
 
 そこで2回戦の前に次のように聞いた。
 「速く走るためには,腕を振った方がよいか,振らなくてもよいか」
 
 発問があるのが,私の体育授業スタイルの特徴である。
 ただ指示通りに運動するのだけではなく,考える体育授業を目指している。
 そういう私のスタイルに慣れさせる必要がある。

 3回戦では,新聞紙をパスするとき手で渡してはいけないというルールにした。
 「どのようにして渡せばよいでしょうか。グループで考えなさい」と発問・指示した。

 単純なネタではあるが,様々な発見もあり,盛り上がった授業になったと思う。

体育授業開き2011 1

2011-04-18 23:43:52 | 体育
 18日,体育の授業開きを行った。
 内容は,「集団行動」と「体ほぐしの運動」である。

 最初にリズム太鼓を使っての準備運動を行う予定であった。
 私の授業スタイルの根幹となる部分のひとつだからである。

 しかし,時間の都合で入れられなかった。
 着替えに予想外に時間が掛かったからである。
 耐震工事が行われており,着替え場所が通常と異なっているためである。
 休憩時間も5分間しかない。
 5分の間に場所を移動し,着替えるのは大変である。
 授業時間を45分確保するのが難しい。

 体育授業を効率よく行うためには,マネージメントが重要である。
 整列や集合で時間が掛かっていては,授業の勢いが失われてしまい,テンポある授業はできない。

 初めに整列を指導した。

 まずは背の順1列である。
 「いちいち身長を測ってはいられないのですから,微妙な場合は大体で並びなさい」と指示した。

 次に1列から2列への隊形移動である。
 本来なら「番号」と号令を掛け,偶数の子が動くように指示すればよいのだが,おそらく今までそのような指導は受けたことはないと思われる。
 そのため,「今から頭を触られる人は何かの合図です」と言って,1人置きに私が頭を触っていった。
 その上で,「触られた人は右前に1歩出なさい」と指示した。
 2列への隊形移動は大変スムーズであった。

 今度は2列から4列である。
 先ほどと同じ要領で頭を触っていき,移動させた。
 これもスムーズにできた。

 なぜスムーズにできたのか考えてみる。

 それは頭を触られたからである。

 番号を言わせて「偶数の人は移動しなさい」とか,1人置きに手を挙げさせて移動させるなどという方法では,すぐには理解できなかったと思う。

 「頭を触られた人は何かの合図です」と言われ,何の合図なのだろうかという期待感を抱いたことと,触られたという触覚からの情報入力があったからこそ,すぐに理解できたのではないかと思われる。
 誰にでも理解しやすい,いわば「整列のユニバーサルデザイン」ともいえる方法である。

 その後,私が場所を移動し,その場にすばやく4列,あるいは2列で並ぶ練習を何度か行った。

ディスクゲーム 3時間目 2

2011-03-09 00:01:32 | 体育
 いよいよディスクゲームに入る。

 ルールや進め方は次の通りである。
攻撃側4人,守備側1人で行う。
試合時間は前後半5分ずつ。攻守交替型で行う。
攻撃はスタートラインに並び,守備はゴールラインからスタートする。
攻撃はパスだけでディスクを進める。ディスクを持って歩くことはできない。
得点ゾーンでディスクをキャッチしたら1点入る。スタートラインに戻って再開する。
得点ゾーンに守備側は入れない。
ディスクを守備側にキャッチされたら,スタートラインに戻る。

 今日行ったのは,攻撃4人対守備1人の試合である。
 圧倒的に攻撃側が有利な状況である。

 そのため,空いている仲間を見つけてパスすることがしやすい。
 4対4などにすると,ディスクを受けたあとに,敵に囲まれて慌てふためき,パニック状態になっていい加減に投げるなどということがある。

 また,攻撃側の人数が多いので,パスをもらうために守備の前に入ったり,スペースを生かして後ろに移動したりするという戦術が生かしやすい。

 まずは,デモンストレーションのゲームをし,ルールのだいたいを理解させた。
 
 その後,試しのゲームを行った。
 KさんやK君は,守備の際,攻撃陣の間に入って容易にパスをつながれないように動いていた。

 ゲーム後にこの2人の動きを紹介し,褒めた。
 すると,H君が「シュートボールのときと同じだ」と発言した。

 この発言は素晴らしい。
 バスケットボールやサッカーなどのゴール型ゲームに共通する動きの特性を発見したのである。
 前に学習した内容を生かせるということを発見したのである。

 動きに慣れてきたら,4対2のゲームにし,最終的には4対4の攻守入り乱れ型のゲームにしていきたい。

ディスクゲーム 3時間目 1

2011-03-08 20:55:45 | 体育
 ディスクゲームの3時間目の授業を行った。

 まずは2人組でのパス。
 「指前・トン・ビュン」が合言葉であったが,「トン」と足を踏み出すのと「ビュン」と投げるのが同時であるので,「指前・トン」とした。

 次にまっすぐに投げられるかどうか,個別評定を行った。

 私がバスケットのサークルに入り,6~7m離れた場所からディスクを投げさせる。
 サークル内の私がキャッチできれば合格,キャッチできなければ不合格とする。
 
 子どもたちを1列に並ばせて,評定の開始である。
 合格,不合格だけでなく,言葉を掛けるように意識した。
 意識したのは,具体的な言葉掛けである。

 筑波大学附属小学校の清水由氏は,教師のフィードバック行動を次のように分類している。

 ①肯定的フィードバック
 ・肘が伸びていてかっこいいね!(具体的)
 ・いいね!すごい!(一般的)
 ②矯正的フィードバック
 ・しっかり肘を曲げておこう!(具体的)
 ・もうちょっとだね!(一般的)
 ③否定的フィードバック
 ・ダメ,そんな勢いじゃできないよ!(具体的)
 ・まだまだだね。(一般的)
          清水由著『シンプルで子どもが伸びる体育の授業づくり』(明治図書)

 単に「いいね」だけでは,何がいいのか伝わらない。
 「おしい」だけではどうしたらいいのかが分からない。
 そこで具体的に「勢いがあっていい」「トンと1歩踏み出して」というように声掛けしていった。
 
 一巡した後は,子どもをサークルに立たせ,2箇所で評定するようにしていった。
 子どもたちの動きは評定によって,上達していった。

 上方に投げ上げる子は誰もいなくなった。
 ミスで多いのは,正面に投げられず,斜め方向に飛んでいくことである。
 ディスクを離すポイントが早かったり遅かったりすることや,へそが正面を向いていないことが原因である。
 「へそを前にしてビュン」と具体的な矯正的フィードバックをした。

 最終的には,全員が合格になるようにした。

ディスクゲーム2時間目

2011-03-04 22:24:29 | 体育
 だいぶ間が空いたが,2月22日以来の2時間目のディスクゲームの授業を行った。

 まずは2人組でのパス練習である。
 「指前・トン・ビュン」と動きのポイントを言語化し,声に出して行わせた。
 ただ,「トン」と「ビュン」の動きは同時であるので,この合言葉は改良が必要であると感じた。
 
 「指前・トン・ビュン」の動きにはなっているのだが,まっすぐにディスクを飛ばすことのできない子もいる。
 上方に投げるために,カーブしてしまい,相手に届かないのである。

 上手な動きができているS君とK君に示範させ,「どこが上手でしょうか」と発問した。
 しかし,あまり反応がない。

 そこで,比較させるために私が下手な動きを示範した。
 ディスクを水平ではなく,上の方に飛ばすようにした。

 もう一度子供たちに聞くと,「平らに飛ばすようにするといい」「手首をうまく使って投げるとよい」という意見が出された。
 それらの意見を生かして,再度パス練習をさせた。

 次は,前回も行ったパスゲームである。
 相手にディスクを投げたら,すぐに前方に走るという動きは,よくできていた。

 続いて,「ナイスパス&ナイスキャッチゲーム」を行った。
 方法は次の通りである。

 ・チームの1人がバスケットボールのサークル内に入る。
 ・チームの他のメンバーは,サークルから7~8メートル離れた場所に1列で並ぶ。
 ・ラインからサークル内の子にディスクを投げる。サークルから出ないでキャッチできたら1点入る。
 ・サークル内の子は,元の子にディスクを投げ返す。うまくキャッチできたら1点入る。
 ・チームの合計点数で競う。
 
 1回目は,4点~5点とどのチームも低調な記録だった。
 
 「どう投げたら点数を増やせるでしょうか。話し合いなさい」と指示した。
 1分後,集合させ,どんなことを話し合ったか発表させた。

 ・上に投げないようにする。
 ・手首のスナップを利かせる。
 ・下の方に向けて投げる
などの意見が出た。

 2回目のゲームでは,最高得点が11点であった。
 ポイントに気をつけて投げたことにより,ディスクの動きが安定し,点数が増えたのである。
 
 最後に,次回から行う4対1の「ディスクゲーム」のデモゲームを見せて授業を終えた。

長短とび&ディスクゲーム1時間目 2

2011-02-23 00:06:53 | 体育
 続いては,パスゲームである。

・チームごとに2列で並ぶ。
・ラインをスタートして,味方同士がパスしながら,反対側のラインまでディスクをつなぐ。
・ラインを越えたら,同じようにパスしながらスタートラインまで戻る。
・次の味方にパスをして,リレーしていく。
・全員が行って帰ってきたら座り,ゴール。

 ディスクの扱いに不慣れなこともあって軌道が安定せず,なかなかパスがつながらない。
 途中で落としたり,とんでもない方向に飛んばしたりしながらも何とか1回目のゲームを終えた。

 そのあとで,次のように発問した。

 どうやったらもっとはやくパスをつなぐことができるでしょうか。

 「一気に遠くにパスをしようとするのではなく,もっと短い距離でつないでいく」という意見と,「パスをし終わった人がすぐに前に走る」という意見が出た。
 とくに後者の意見は子どもに気づいてほしいポイントであった。
 
 作戦タイムの後に2回目のゲームを行った。
 
 子どもたちの動きは激変した。
 先ほど確認した通り,短い距離でつなぎ,パスが終わったあとすぐにダッシュするようになった。
 時間は測っていなかったが,どのチームも1回目より短時間でゴールできたはずである。


長短とび&ディスクゲーム1時間目 1

2011-02-22 21:52:44 | 体育
 今日の体育の時間は,長短とびとディスクゲームの組み合わせで1時間を構成した。

 長短とびは,前回までに前回しとびと後ろ回しとびで行っている。
 そこで今日は,「いろいろな跳び方に挑戦しましょう」と指示した。

 子どもたちの動きは様々であった。
 あやとび,交差とび,二重とび,ケンケンとび,前とびをしながら回るなどの動きが見られた。
 なかなか10回は達成できなかったが,動きに工夫が見られたのはよかった。

 二重とびでは,Kさんが4回跳んだのが最高である。
 しかし,これはKさんが上手なだけではできない。長なわを回す子が上手にタイミングを合わせないとできないのである。
 仲間との連帯感を感じることができるのが,この教材のよいところである。

 もうひとつの教材は「ディスクゲーム」である。
 今日から始まる新単元である。
 フリスビーディスクを使ったゴール型ゲームである。
 ディスクは,柔らかいドッジビーのディスクを使った。
 
 まずは2人組を作り,パスをさせた。
 5mほどの距離から始め,だんだん離れていくようにさせた。

 ディスクの扱い自体は初めてではないが,久々であるので,まず投げ方・取り方をK君と私で示範し,確認した。

 人さし指を前に。「指前」
 右手で投げるときは,右足を1歩前に「トン」と出します。
 そして,「ビュン」と投げます。


 「指前・トン・ビュン」と動きを言語化して示した。

 私が投げると,K君が見事にキャッチした。

 そう!今のK君のように,上下から挟んで取ります。
 「サンドイッチ」です。


 「サンドイッチ」というイメージ言葉で,動きのイメージ化を図った。

 こうしてポイントを確認してから練習に入ったが,なかなかディスクの軌道が安定しなかった。
 軌道が安定しないので,キャッチに至らないことも多い。

 「指前・トン・ビュン」の言葉を言わせながら行うことを徹底することと,個別評定を次回入れたい。