短距離走を行った。
「短距離走で速く走るにはどうしたらよいか」と発問した。
拡散的な発問である。
すると,「腕を速く動かす」「ドタドタではなく,ポンポンと走る」「つま先で走る」「手は卵を握るようにする」など,様々な意見が出された。
「よく知っていますね。いま出たような意見は全部正解です」と全て認めた。
その上で,「今,『卵を握るように』という意見がありましたが,手はどうやったら速く走れるのでしょうか。では,まず卵を握る方法で誰かに走ってもらって実験します」と言い,H君とC君に校庭半周を走らせた。
結果は,H君が13秒76,C君が15秒40であった。
「今度は,違う方法で走ってもらいます。指先をピンと伸ばして走ります。空手チョップです」と言って,再び2人に走らせた。
指先まで伸ばし,肘を直角に曲げていいフォームで走っている。
タイムを発表する前に,どちらの方法が速かったと思うか予想させた。
「卵走法の方が速い」という子がほとんどで,「空手チョップ走法」と予想した子はあまりいなかった。
結果は,H君が13秒56,C君が15秒05。
2人ともタイムがよくなった。
驚き,どよめく子どもたち。
疲れているはずの2回目の方が速かったのであるから,驚くのも当然である。
指先まで伸ばせば,その分だけ腕が長くなる。
遠心力が増し,結果として体全体を使って力強く走ることができるのである。
福島大学の川本和久氏の指導法の追試である。
「力道山のように空手チョップで走ると,速くなります」と空手チョップの身振りを入れながら説明したが,さすがに力道山は理解できないようであった…。
その後,全員に空手チョップ走法で校庭半周を走らせてみた。
タイムは測っていないが,フォームは力強い感じがする。
授業後,昨年度陸上クラブに入っていたAさんが「スタートのときの前脚を左右反対にすると速くなると教わりました」と言いにきた。
「いいことを教わったね」と話した。
利き足を後ろにした方が,スタート時に強くキックできるために速く走れるのである。
「短距離走で速く走るにはどうしたらよいか」と発問した。
拡散的な発問である。
すると,「腕を速く動かす」「ドタドタではなく,ポンポンと走る」「つま先で走る」「手は卵を握るようにする」など,様々な意見が出された。
「よく知っていますね。いま出たような意見は全部正解です」と全て認めた。
その上で,「今,『卵を握るように』という意見がありましたが,手はどうやったら速く走れるのでしょうか。では,まず卵を握る方法で誰かに走ってもらって実験します」と言い,H君とC君に校庭半周を走らせた。
結果は,H君が13秒76,C君が15秒40であった。
「今度は,違う方法で走ってもらいます。指先をピンと伸ばして走ります。空手チョップです」と言って,再び2人に走らせた。
指先まで伸ばし,肘を直角に曲げていいフォームで走っている。
タイムを発表する前に,どちらの方法が速かったと思うか予想させた。
「卵走法の方が速い」という子がほとんどで,「空手チョップ走法」と予想した子はあまりいなかった。
結果は,H君が13秒56,C君が15秒05。
2人ともタイムがよくなった。
驚き,どよめく子どもたち。
疲れているはずの2回目の方が速かったのであるから,驚くのも当然である。
指先まで伸ばせば,その分だけ腕が長くなる。
遠心力が増し,結果として体全体を使って力強く走ることができるのである。
福島大学の川本和久氏の指導法の追試である。
「力道山のように空手チョップで走ると,速くなります」と空手チョップの身振りを入れながら説明したが,さすがに力道山は理解できないようであった…。
その後,全員に空手チョップ走法で校庭半周を走らせてみた。
タイムは測っていないが,フォームは力強い感じがする。
授業後,昨年度陸上クラブに入っていたAさんが「スタートのときの前脚を左右反対にすると速くなると教わりました」と言いにきた。
「いいことを教わったね」と話した。
利き足を後ろにした方が,スタート時に強くキックできるために速く走れるのである。