2019年1月~3月放送予定
「心理学者 河合俊雄が読み解く村上春樹の「物語」」
講師:河合 俊雄(かわい・としお)京都大学こころの未来研究センター教授
代表作『1Q84』『ノルウェイの森』をはじめとした世界的なベストセラー作家として知られる村上春樹さんの作品を、著名な心理学者である河合俊雄さんが心理の面からアプローチし読み解いていきます。現代的な世界に、神話的モチーフが融和していると言われる村上作品を通してなぜ私たちが「物語」に惹かれるのかを探っていきます。
番組では毎回村上さんの作品を紹介し解説頂きます。
出演者プロフィール
河合 俊雄(かわい・としお)1957年生まれ。1982年京都大学大学院教育学研究科修士課程修了。Ph.D.(チューリッヒ大学、1987年)、ユング派分析家資格取得(1990年)。甲南大学助教授、京都大学大学院教育学研究助教授を経て、現在、京都大学こころの未来研究センター教授・センター長。専門は臨床心理学。主な著書に、『村上春樹の「物語」-夢テキストとして読み解く―』(新潮社)、『心理臨床の理論』(岩波書店)、『ユング』(岩波現代文庫)、『ユング派心理療法』(創元社、編著)、『発達障害への心理療法的アプローチ』(創元社、編著)など。
第1回 物語・夢のリアリティ:「夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです」
第2回 現代のリアリティ:バラバラとデタッチメント『風の歌を聴け』
第3回 性と暴力:『ノルウェイの森』、『1Q84』
第4回 解離と向こうの世界:『海辺のカフカ』
第5回 作中物語:『1Q84』
第6回 垂直性:「パン屋再襲撃」
第7回 大切な人と向こうの世界の喪失:『スプートニクの恋人』
第8回 現実へのコミット:『ねじまき鳥クロニクル』
第9回 インターフェイス(夢と現実を超えて):『色彩のない多崎つくる・・』
第10回 第三者と縁:『騎士団長殺し』
第11回 現実への帰還:『騎士団長殺し』
第12回 偶然とリアリティ:「偶然の旅人」
「心理学者河合俊雄が読み解く村上春樹の“物語”」(1)<全12回>【『夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです』物語・夢のリアリティ】
村上春樹の作品を心理学者で京都大学こころの未来研究センター所長・教授の河合俊雄さんが読み解くシリーズです。春樹作品には「自己とは何か」という問いがよく出てきます。村上春樹はその問いを別のものに置き換えて描いています。この方法は心理療法でも使われる方法だと講師は語ります。作品がどのような世界やリアリティを見せてくれるのか、心理学者ならではの視点で読み解いていきます。
「心理学者 河合俊雄が読み解く村上春樹の「物語」」
講師:河合 俊雄(かわい・としお)京都大学こころの未来研究センター教授
代表作『1Q84』『ノルウェイの森』をはじめとした世界的なベストセラー作家として知られる村上春樹さんの作品を、著名な心理学者である河合俊雄さんが心理の面からアプローチし読み解いていきます。現代的な世界に、神話的モチーフが融和していると言われる村上作品を通してなぜ私たちが「物語」に惹かれるのかを探っていきます。
番組では毎回村上さんの作品を紹介し解説頂きます。
出演者プロフィール
河合 俊雄(かわい・としお)1957年生まれ。1982年京都大学大学院教育学研究科修士課程修了。Ph.D.(チューリッヒ大学、1987年)、ユング派分析家資格取得(1990年)。甲南大学助教授、京都大学大学院教育学研究助教授を経て、現在、京都大学こころの未来研究センター教授・センター長。専門は臨床心理学。主な著書に、『村上春樹の「物語」-夢テキストとして読み解く―』(新潮社)、『心理臨床の理論』(岩波書店)、『ユング』(岩波現代文庫)、『ユング派心理療法』(創元社、編著)、『発達障害への心理療法的アプローチ』(創元社、編著)など。
第1回 物語・夢のリアリティ:「夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです」
第2回 現代のリアリティ:バラバラとデタッチメント『風の歌を聴け』
第3回 性と暴力:『ノルウェイの森』、『1Q84』
第4回 解離と向こうの世界:『海辺のカフカ』
第5回 作中物語:『1Q84』
第6回 垂直性:「パン屋再襲撃」
第7回 大切な人と向こうの世界の喪失:『スプートニクの恋人』
第8回 現実へのコミット:『ねじまき鳥クロニクル』
第9回 インターフェイス(夢と現実を超えて):『色彩のない多崎つくる・・』
第10回 第三者と縁:『騎士団長殺し』
第11回 現実への帰還:『騎士団長殺し』
第12回 偶然とリアリティ:「偶然の旅人」
「心理学者河合俊雄が読み解く村上春樹の“物語”」(1)<全12回>【『夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです』物語・夢のリアリティ】
村上春樹の作品を心理学者で京都大学こころの未来研究センター所長・教授の河合俊雄さんが読み解くシリーズです。春樹作品には「自己とは何か」という問いがよく出てきます。村上春樹はその問いを別のものに置き換えて描いています。この方法は心理療法でも使われる方法だと講師は語ります。作品がどのような世界やリアリティを見せてくれるのか、心理学者ならではの視点で読み解いていきます。