今日は雪が降ったりやんだり。
寒い1日でした。
作業は19世紀ギターのロゼッタ。
パーフリングを作ったので、今度は、組んで行きました。
いつもは、表板に直接溝を彫って埋めていました。
今回は多層タイプ。
以前、同じようなロゼッタを埋めたときえらい苦労したので、今回は先にロゼッタを作ることにしました。
まずは、端材の板に溝を彫っていきます。
後は、パーフリングを埋め込んで行くのですが、これがまた時間がかかります。
普通のロゼッタは、つなぎ目が指板で隠れます。
なので、その部分につなぎ目を持ってくれば、つなぎ目を気にしなくても大丈夫です。
つなぎ目が見えるタイプは、埋め込むパーフリングの長さを、円周に合わせて1本づつ調整しながら埋め込みます。
全部でパーフリングは22本。
今日でなんとか埋め終わりました。
明日はロゼッタを仕上げて様子を見た後、クラシックギターのセラックフレンチポリッシュの続きを予定しています。
今回モデルにした、オリジナル19世紀ギターはロゼッタの仕上げが見事です。
200年近い経年変化で一部浮きがありますが、それでも、パーフリングのつなぎ目はほぼわかりません。
かなり入念に観察しても、ピッタリ合わさっています。
どうやってたんでしょうか?
ずっと見ながら考えてると、なんとなく、色んなことがわかってくる気がしました。
やっぱり百聞は一見に如かずです。
写真は埋め込み組んだロゼッタです。
この後、平面を出して仕上げ、彫り出してから表板に埋め込みます。