Luthier日記

弦楽器製作の様子と日々の出来事。

19世紀ギター、裏板アーチ削りだし。

2015-04-30 23:34:56 | 日記


いい天気が続いてます。
今日もちょっと暑い一日でした。

作業は裏板アーチの削りだし。
厚板を削って、ヴァイオリンのようにして行きます。
前回、このタイプを作ったときは、彫刻刀とノミで削ったので、えらい大変でした。
今回は、まず、鉋で大まかに削って行くことにします。
削り始めた所です。


凹んでいる所はヴァイオリン鉋を使います。
今日で、縦方向のアーチラインはだいたい整いました。


幅方向は、ある程度削りましたが、ラインはこれから整えて行きます。



明日は裏板を完成させる予定です。

ウクレレは塗装途中で、もう少しで完成です。
ギターの削りの作業で粉塵が出ていて、なかなか平行で作業できません。
天気がいいうちに、塗装も進めたいと思ってます。

今日は、新規リペアのお客様が工房にいらっしゃいました。
全部で3本。
それぞれ、相談の上リペア内容を決め、作業に入るときに改めてお預かりする事になりました。
リペアもたまっていますが、順次、進めて行きたいと思ってます。

写真は削りだし途中の19世紀ギターの裏板です。