渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

先角

2022年11月27日 | open


この先角、スマホだと実物の色が
ちゃんと発色しませんが、肉眼で
見るともっとクリーム色で、まる
で本象牙のパティーナみたいなん
ですよ。
きょうも「それ象牙?」と言われ
たけど、これは樹脂です。
でも、見た目は象牙にそっくりな
色。

このシャフトでソフトに撞くと
ズピン!という音がします。
ストローク速度を上げて撞くと、
クォーンという澄んだ高音。
なかなか良い。



12時間撞き終了。

2022年11月27日 | open




相撞き終了。丁度12時間。
かなり、要所要所で芸術的な玉
を撞けた。
このキュー、やはり良い。
1ショットで5点玉とかも何度か
た。基本、私はコンビより
もキャノンが多い。
的玉を入れて、その手玉をキュ
キュッと動かして点玉を狙う。
狙ってサイドやコーナーに点玉
を落とす。的玉と点玉を両方。
このキューはとても手玉のコン
トロールがし易い。実にいい仕
事をする良キューだ。ロングド
ローもフォローも、細かい制御
も、すべて完璧にこなしてくれ
る。
これは良いめっけもんだった。
一人が言う。
「そのキュー、すごく良いです
ね。手玉の動きが。玉負けしな
い」
と。
手玉をギュイギュイいわすショ
ットでも玉負けしないからだ。
トルクも乗せ易い。

本日のメンバー全員ソリッドシャ
フトにノー手袋だ。
何十年もそれなのだから、これ
からもそれだ。軸はぶれない。
本日は接戦で、最後の総合得点
は相殺してほぼ全員がチャラ。
接戦だった。
皆さんミラクルショット連発だ
った。

しかし、皆さん、よく撞くねえ。
好きだねえ。
12時間などアッという間だ。
おいら既に太腿が筋肉痛だど(笑


窓の下には神田川

2022年11月26日 | open

4人撞き。
こんなので回って来たようだ。

これね、


角に噛んでるの。俗称神田川。


当然マッセカーブで狙ったものの
空振りで外したようです。

ダブルキッチン。
5番センターにお願いしまーす。
サイド倍。

スーツ

2022年11月26日 | open


本日は、気分的な問題でスーツ
着てタイ締めて玉台置き場へ。
それで撞いてる。上着は脱ぐが。
すでに10時間経過。
4人撞き。

この革靴、特製ラバーソールです。
出張&玉撞き用。


不思議に思う事

2022年11月26日 | open



最近、不思議に思う事。
つい最近まで空前絶後のハイテク
シャフト流行りだったからか、中
古キューのシャフトではニスを剥
がさないままで保存されている物
がここ最近中古市場に出回るよう
になった。
これは、ハイテクシャフトを着け
て使っていて標準シャフトをその
まま別に保管していたか、若しく
は、最初からニスを剥がさないで
使っていたかだ。

上掲画像は数十年前のキューの
オリジナルシャフトだ。
どちらもニスがそのまま残されて
いた。
ニスを剥がすと真っ白。
といっても古い赤木なので褐色が
かっているのだが。
右のシャフトは、ここひと月程撞
き込んでこの色になった。
左は殆ど試し撞き程度。
どちらのシャフトも頭抜けて性能
が高い。

オリジナルの良質なソリッドシャ
フトを使わなかったり、流行りに
流されて右へ倣えでハイテクシャ
フトを着けて標準シャフトはポイ。
あるいは、ニスつけたまま、滑ら
ないからとグローブ着けて撞く。
全く以って意味が解らない。
そして、ここ最近では今度はハイ
テクシャフトさえポイしてカーボ
ンシャフトだ。
理由は、「流行っている」から。
右へ倣えで猫も杓子もグローブ着
けて。

くそダサい。


二口(ふたふり)の虎徹

2022年11月26日 | open


二口の虎徹。
四条虎徹と日影町虎徹。
こちらは四条虎徹。

合わせリング悪くない。
20年前のシャフト。利きのよい
ソリッドシャフト。
音はクォーン。


こちらは30年以上前のシャフト。
引けすぎるシャフト。
音はキーン。



J.T.S.ブラウン 〜バーボン〜

2022年11月26日 | open




特定映画作品マニアはボトルまで
作っちまう(笑
東京に広島から出張で戻る時には、
これに中身をJ.T.Sブラウン入れて
持って行ってた。
先輩と五反田のナルさん(スリー
のプロ)のところの玉屋で撞く時も
これ。
持ち込み禁止だけど、マスター笑っ
てオッケだったし、マスター自身が
映画『ハスラー』のセリフ言うし(笑
SAの先輩も私も当然、セリフは途
中まで覚えている。
もっと再現度の高いボトル作りた
いが、残存している保存J.T.S.の
ボトルのラベル剥がしたくないの
で、この一作でよしとする。
もう20年以上前のギミックボトル
だ。


この映画『ハスラー』(61)、まじ
な話、200回以上観てます。1986
年からずっと今まで何度も。
つい先週も2回観た。フルで。
そのあと、今週、YouTube配信
の有料物を買ってフルで観た。
1週間で3回観てる。
最近ちょい歯抜け記憶になったけ
ど、最初からエディがファッツと
対戦して負けるまでの英語のセリフ
全部覚えてた。20年位前の頃は。
まだ英語字幕モードがあるDVDが
日本に無い頃、原語のビデオから
ヒヤリングでセリフ全て書き下ろ
したりしてまで。それやったのは
1997年。
その後、インターネットで、映画
のシナリオが見られるようになっ
たので、書き下ろしのセリフの間
違い部分とかも気づいた。

『道頓堀川』(82)はそうでもなく、
観たのは60回程。セリフは全部
覚えている。
一番最初のセリフは松坂慶子の
「小太郎〜」で、ラストのセリフ
も松坂慶子の抱き上げた犬の小太
郎に話しかける独り言で締め括ら
れる。
『ハスラー2』(86)もそれ位観た。
『汚れた英雄』(82)は映画館で6回、
ビデオとDVDでやはり『ハスラー』
並に観ている。当然、セリフは全部
覚えている。

映画ってね、毎回面白い発見がある
からいいのよ〜。毎回新鮮。
一昨日、映画ファンでもあるピンク
ドラゴンの店長の高橋誠一郎さんか
ら電話あり。
すんげ面白い作品あるから観てみて
ちょ、と。
ちょい観したら、ドツボにハマった。
めちゃくちゃ面白い作品。
長いので腰据えて観る。
映画というかドラマなのだけど、
もうホントに映画好きには涙物。
マニア泣かせの作品。
それは、近々に紹介します。

不思議なキュー

2022年11月26日 | open


不思議なキューがある。
40年ほど前のアメリカンキュー
なのだが、このキューは他に見ら
れない特徴がある。

というのも、それは体感重量。
このキューのメインシャフトを
繋ぐと19.85オンス。
他の2本のシャフトではそれぞれ
19.92オンス、20.05オンスとな
る。
重量だけ見たら重たいキューの
部類に入る。
ところが、だ。
特にメインのシャフトの19.85
オンスなのだが、これが体感重量
が19.30オンス程にしか感じさせ
ないのである。
他のキューではこうした事は無い。
重量を感じさせないキュー。
20.05オンスのシャフト装着時も、
これ19.5オンス位かな、とか感じ
させるのだ。
他のこれまでのどのキューでも
そうした事は無かった。ほぼ数値
的な重さが感知できる。
だが、この古いアメリカ製の個体
に限ってはとても軽く感じさせる
のである。
多分、バランスが絶妙なのだろう。
重量配分の数値的なバランスポイ
ントが一つ。
もう一つは、バットの太さとテー
パーによる重量とのバランス。
それらが複合的に合流して、「重さ
を感じさせないキュー」になって
いるのだと思われる。
数値的なものからだけでは引き出せ
ない絶妙な作となっている。

こういうのが大切なのよね。
実際に握って振ってみないと分か
らないところから、なぜだ、どうし
てだ、ではどうするというモノヅク
リの根幹を知る事。実際にやる事。
物を作る事というのは、人間が介在
していないとならない。
日本製オートバイは、こうした事を
捨て去って、コンピュータデータに
よる数値のみから車作りをするよう
になった。開発ライダーを要らない
ものとしてしまって。
そして、それから駄目車ばかりしか
作れないようになって、世界選手権
では日本車は全く勝てないように
なって、40年間の不動の世界トップ
の座から転がり落ちた。それがここ
数年の出来事。ヒトが乗ったら転ぶ
車しか作れなくなった。
この国は、産業製品も学力も、
ゆとり脳内妄想世代によってどん
どん崩壊して行ってる。国が。
マニュアルが無いと何もできない
挨拶一つまともにできない世代に
よって。目標達成をもぎ取らず、
目先の数字だけを追って、未達成
だと「僕なりに努力してるですよ!」
と人権侵害であるかのように捉え
る連中によって。きつく注意した
ら「この会社は僕の能力を活かせ
ない」とかドカンチかまして退職
したりするような感覚の連中によ
って。
要するに、彼ら自体が「人間不在」
なのだ。
ノーベル賞を日本人が受賞できる
のも今だけだろう。
今の「老人」たちが受賞するのを
最後に、日本人からは出なくなる
だろう。日本のオートバイが雪崩
のように凋落したのと同じで。
東大卒の友人の大学で教鞭を執る
医師は言う。
さしたる論文がここのところとん
と出てこない、と。
現実だ。未来を指し示している
現実だ。
バイクはバイクの世界の事だけを
表しているのではない。日本の未
来を暗示しているのである。

そうした事は、ビリヤードキュー
一本と接していても俯瞰的に世相
を見る事ができる。
ネトウヨ脳の自己中の未発達の
幼児みたいな人間だらけ。
この国はもう駄目だろう。
弁証法的思考思索を捨てた人間が
国を滅ぼすとは弁証法的証左その
ものであるという歴史の皮肉が
私たちに襲いかかって来ている。
当然にして、現代の主体たる世代
は、その己の在り方には危機感
などは抱かない。
危機感不在である時点で、既に
終わっている。
上部構造が下部構造を規定する
現実が訪れるとは、マルクスで
さえ予想だにしなかった事だろ
う。
人は下部構造の経済によって
あらゆる制度や感性が規定され
るのではなく、上部構造に属す
る人間自身によって下部構造の
土台さえもが腐って行くという
150年前には予想できなかった
深刻な事態が今アジアの片隅の
この国で発生し始めている。
そして、その行く末は死滅を
自ら選んでいる。
破滅への序章の幕は既に開かれ
た。
崩壊へのプロローグは開幕され
た。

冬空

2022年11月26日 | open


今にも落ちそうな鈍色の冬空で
ある。

空を映す海も空と同じ顔を見せる。


遥かに西までどんよりしている。


こういう気候の日は塗装には適さ
ない。
改めて日を待つ。

シールリング

2022年11月26日 | open


シールに見えない、このリング(笑
3作目は、ちょいながタイプ。
自作シールです。


神奈川県の独楽

2022年11月25日 | open


これよこれ!
サイドがもっこりRのやつ。

まだ文化は継承されている模様。
土俵、でけえ(笑
50年以上前は、畳2畳ほどの円で
勝負打ちだった。
ただ、今の神奈川県のガキンチョ
たちもフォームを見ると、かなり
合い入ってる。
いいぞ!


キューのクリアコーティング

2022年11月25日 | open

Meucci Pool Cue Restoration Part 1

キューのクリア塗りにはいろいろな
方法がある。
これは現在アメリカなどで一般的
になったエポキシレジンとCA(シ
アノアクリレート)によるクリア
コーティング方法による作業動画。
CA塗装は、1980年代には一般的で
はなく、ボブ・ランデ等のバット
を硬めに固める設計思想のごく
一部のキュービルダーしか採り入
れていなかった。
現在ではレジンコートと共にCA
塗りはキューメイキングで一般的
だ。シアノとは瞬間接着剤。
それを薄めた溶剤をキューに直接
垂らして、手で広げて、硬化促進
剤の水分を噴霧してカチカチに
固める。それを何度も繰り返す。
そして旋盤を使って研磨して行く。

ここでは古いメウチのキューの
リフィニッシュリペアをしている。
キューをサンディングして下処理
した後に、二液性レジンを塗る。


ゴム手袋をした手でそれを
伸ばして行き、固まったら
サンディングする。


キューをよく拭いてから、CAを
直接垂らしていく。


効果促進水分を噴霧。


これをこれでもかという位に
繰り返す。


なぞの湯気が出ている物体を
布に巻いて水蒸気をあてている。
ドライアイスかも知れない。


何度も何度もこのCA塗布工程
を繰り返してからカチカチに
固まったらサンディング。


キューを高速回転させながら
研ぐが、決して編摩耗研磨に
ならないように縦研ぎ主体。






ずっと縦研ぎだったが、#1000から
回転横研ぎ。


この職人さんは#1000で研ぎを
終えてコンパウンドに入るよう
だ。
私の場合は#4000まで研いで
からコンパウンドに入る。


コンパウンドで均し研磨の後
にはもうワックス。
私の場合、番手の異なるコン
パウンドを3種類使用する。


ワックスポリッシュ。




完成との事だ。


メウチキューの場合、元々が
バットに腰が無くビヨンビヨン
なので、レジンとシアノで固
めるシールド構想は、もしか
すると功を奏するかも知れない。
ただ、TADのキューなどに固め
方向のクリア塗りは✖だ。ウレ
タンでさえ、ウレタン厚塗り
したTADはもはやTAD本来の
能力は喪失している。
TADコハラさんがなぜあれ程
までにラッカーにこだわった
のか。
それはストラディバリウスを
ウレタンやシアノ塗りしない
のと同じ意味だからだ。
出来る事ならTADはシュラック
を本当は使いたかったのでは
なかったろうか。ストラディ
バリや歴史的名作楽器がそう
であったように。
保護被膜という塗装面の物的
能力だけをみるならば、科学
的に開発されたウレタン等の
人工塗料に軍配が挙がる。
だが、「木を十分に動かし、
呼吸もさせて、木の質性を
殺さない」となると、どうし
てもウレタンやエポキシでは
難がある。
また、天然素材であっても
漆器のようにカチカチ固め
の完全コーティング目的で
作用する物はTADのキューの
製作思想や目指すところの
キュー作りには適さない。
例えばバイオリンや生ギター
を漆で塗り固めたらどうなって
しまうかは想像がつくだろう。
TADキューにウレタン厚塗り
は御法度なのだ。
キューリペアでは見た目の
表面的な綺麗さのみ追って、
TADキューの何たるかの知見
を巡らさないために、TADを
TADでは無くしてしまってい
るリペア業者ばかりだが。
TADが古くなって真っ黄色に
黄化してリペアするならば、
TADと同じ塗料で同じ塗り方
で復元しないと本当本物の
リペアにはならない。
また、見せかけの綺麗さを
以て「リフィニッシュ」とは
到底呼べない。
まず100%間違いなく、そうし
て綺麗に仕上げられたTADは
従前のTADの撞球性能を大幅
に下回る現実を有している
からだ。
見た目が綺麗になったからと、
それはリペアではなく、劣化
させた事になるのである。
塗装がいくら綺麗でも、塗装
により走らなくなったレーシン
グマシンをありがたがっては
本末転倒だ。見せかけが綺麗
でも、キューをぼっこした
(埼玉弁でぶっ壊した)のと
同じだからだ。
ただし、カメルーンのブビンガ

などの銘木は乾燥により反り
やすいので、ウレタンでの木の
封印が必須となる。クリアに
より外気と遮断する。

木材によってクリアコート塗装
の種類を選ぶ事も大切だ。

最近合衆国等ではCA塗装が
流行しているが、バットは
これによりかなり硬くなる。
硬かろうが柔らかろうが、
キューのバットにとって一番
大切なのは「腰がある事」
である。硬度の強弱よりも
大切な要件がある。それが
腰。
もう一つは「振動収縮性」だ。
いつまでもブオンブオンと
揺れているバットは良くない。
シュンと一瞬で振動が中央
に集まって尻に抜けるような
バットが道具としては優秀で
あると断言できる。
それの微細な差異をテスター
は体感して、きちんと的確に
適切に解析できて説明できな
いとならないのだが。

この振動収縮性については、
シアノ塗りはキューによっては
好結果をもたらす事もある。
また逆もあるので、早計に
シアノやレジンやウレタン(やや
弾力あるが割れ剥がれを起こすの
でやはり固める系に類別される)
が良い物とは断定できない。
ラッカー(アクリル、シリコン、
シュラックニス等)のほうが
キューによってはずっと適し
ている場合も多い。

クリア塗装がキューに及ぼす
影響というのは、キューの
クリアを剥がして丸裸にして
撞いてみれば即感知できる。
まるで別物のキューになって
いるから。
そこからどういう方向に持って
行くかの計画によりクリア塗料
は選択されるべきである。
ウレタンが一般的なのは、ウレ
タンは木を封印するが、適度
に弾力も残し、カチカチに固め
ないからだ。なので普及版の
アコースティックギター等に
もウレタンが使用されたりす
る。
ただし、木材を完全封印せずに
呼吸をさせながら、かつ木の
動きや特性を最大に生かすの
がラッカーニスだ。
最高の物はシュラックだろう。
だが、化学組成のラッカーで
も相当(というかかなり)使え
る物もある。キューのクリア
塗料として。
そしてキューは実によく働く。
これは木材の質性にもよるのだ
が。

キューのリペアのクリア塗装は、
なんでもかんでもウレタンで
見かけを綺麗に塗ればよい、と
いうものではない。
特にカスタムキューは、原本の
製作者の意図を無視する塗料
選択は、作者の職人魂を踏み
にじるものだと私は思う。
極端な例がTADのようにバットが
よく動いて働くキューのリペア
リフィニッシュとしてガラスコー
ティングをするような例。
これなどは最悪だ。
キューのリペアは日本刀の研ぎに
似ていて、その作品の持ち味を
引き出してやり、ネガティブな
部分を伏せてやるのが日本刀の
研ぎというものだが、キュー
リペアもそのような面が強い。
心至らせないと業としてはでき
ない仕事だろう。
プロの人たちに問われ求められ
るのは、そういう高度な領域で
の仕事の達成を依頼者に提供
する事で、厳しい世界の仕事
であると思える。

エポキシ、レジン、CA塗布処理

は、キューにおいては、「硬く
する」クリア塗りであり、コー
ティングを超えて「シールド」
の領域に分類上入るのではと
思われる。


ニャンタマ、プチ保護中

2022年11月25日 | open


迷彩ネコ。


プチ保護中。


どうにか触らせるようになったが、
まだ抱かせないので完全保護には
至らず。
ノミダニ駆除と目薬は注している。
ノミダニ無し。


ただ、完全保護に至らずも、雨除
けエリアの寝床用に設えたボック
スは自分の物とるようになった。
中には、寝床用小型段ボールの
とバスタオル敷きで、温マット
いてある。ここで朝晩は寝起き
してる。
昼は寝床ボックスの上で寝てる。


保護猫29匹目。(うち3匹は我が家
に来た)
きっとこの子も、幸せになって
くれるだろう。

かわいい子です。










ヘロヘロで迷い込んで来た時は死
にそうな程にガリガリだったのが、
よく食べてよく寝て、よく遊ぶよ
うになって、ふっくらして来た。

まるで虎徹

2022年11月25日 | open
 


二作とも、切れ味はまるで虎徹。
右のキューは司馬遼太郎『燃えよ
剣』の中で斎藤一が四条の夜見世
で入手した正真虎徹のような味。
左はやはり偶然掘り出した切れ物
の逸品。
どちらも、極上の切れ味と玉入れ
の強さを見せる。


右の作のオリジナルシャフトには
TAD風のスロットリングがある。


右の作は、入手して研ぎ上げて
性能を精査したら、突出した上質
材質、切れ味、撞き味、音、撞球
性能を持つ一作だった。
別名「四条虎徹」。

 
一方、左のこちらの作も、とてつ
もない能力を持っていた。


別名「日陰町虎徹」。
在銘と真の作者が合致しない。
撞球界でも刀剣界でもよくある話
だ。
これは、司馬『燃えよ剣』の
中で
近藤勇が上洛前に江戸の
愛宕下日陰
町の刀屋で入手し
た虎徹とされた
清麿のうな
作だ。
真の作者は私は看破した。
製作は昭和62年乃至平成元年だ。
こうした事は刀剣の作者鑑定に
く似ている。
見えたら外さない。
それは玉撞きと同じ。
 
虎徹のように切れ味が鋭い。




国宝展 〜東京国立博物館〜

2022年11月25日 | open




上野の東京国立博物館にて、国宝
刀剣展開催中。
豊富秀吉の差料である「金蛭巻朱
漆大小拵」が展示されている。
桃山時代の作。
刀身は別展示にて。こちらは孫六
兼元。
私はかつて経眼したが、地鉄良し。
いかつくない焼刃。

私は刀を見る際に、刃文などは
一番最後に見る。鉄の変態の一
形態である焼刃とその働きとし
て。刃縁の紋様の如何になどは
捉われない。熱変態の働きとし
てどう現れているかを見る。
まず初めに刀姿を全体を俯瞰的に
見て、それから地鉄を見る。観
の眼ではなく見の眼強く。
刀とは鉄(かね)を見るのが刀を
見るという事だ。
そのうち、作者の姿やその鉄が
生まれて辿った運命などが刀か
ら見えて来る。
そして、刀と作者の無言の声も
見る者に届くようになる。