ビリヤードの起源。
それはフランス始め各国が自国を
発祥地として主張している。
世界初のビリヤード専用テーブル
はフランス発祥である事は確かな
ので、野外で玉を打ってた頃と違
い、現行の形式のビリヤードの起
源はフランスとするのが順当と思
える。
日本でのビリヤードの起こりは
江戸時代初頭に西洋のカピタン
が持ち込んだ。
だが、交易が禁止されたので、
幕末まで日本では長崎の出島と
いう狭い限定場所でしかビリヤ
ードは続けられなかった。
台に側枠の土手(バンク)があり、
穴とゲートのある台で、メイス
というオールに似たゴルフクラブ
のような器具で玉を打っていた。
メイスの柄の棒の部分で撞く事
に分離したのは1850年代の事。
1861年の全米選手権では、まだ
メイスと棒のキューが混合して
いた。
その頃のテーブルと器具の移り変
わりの様子は、日本に残された幕
末期の長崎出島の絵画に遷移が克
明に描かれている。
ビリヤードから派生分化したと
されるゲームのバガテルは、ピン
ボールやスマートボールの原型だ
ろう。
ビリヤードの起源について、ネッ
ト百科によると以下。
ビリヤードの起源
ビリヤードの起源については諸説あり、中国、イタリア、フランス、イギリス、スペインのいずれかで発明されたとされる。かつてはビリヤードは「ベルメル」と呼ばれており、中近東から戻った十字軍兵士がベルメルをヨーロッパへ持ち込んだとする説もある。また、紀元前400年頃、ギリシアの屋外スポーツで、円錐形のものへ丸い石を棒で突き当てる競技が原型という説もある。
ビリヤードは元々屋外のスポーツでクロッケー競技に似ているものだったと言われる。スペインでは「ビロルダ」というスティックでボールを転がし、2本のポールの間に入れて競技されるものが「ビラルダ」を経て、最終的に「ビリヤード」になった。
1469年、世界初のビリヤードテーブルはルイ11世のために作られた。そのビリヤードテーブルは石版にクロスが敷かれ、真ん中にひとつだけ球を落とす穴があるものだった。しかし、同世紀の他のフランス国王、教会はビリヤードを「罪深きもの」として見なし、遊ぶことを禁じていた。
なおビリヤードから派生・分化したゲームとしてはバガテル、ピンボール、スマートボール、アレンジボール、パチンコなどが存在する。