渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

けさの竜王山

2021年08月20日 | open
けさの竜王山。朝6時28分。
雨雲がかかり、山頂は見えない。
 
海は見える。瀬戸の内海だ。
瀬戸は元は迫門とも書かれ、狭い
海峡の事を指した。平安時代の源平
合戦での悲哀を生み能の演目にも
なった岡山県倉敷市の「藤戸」も、
元は児島の海であり、迫門だった。
能の藤戸は、執心男物として四番目
物の現行曲として演じられている。
能の演目のうちの三千ほどは失伝
し、現在は二百数十演目が伝承され
るのみだ。


三原市内西方の広島県立大も見える。
この広島県立大のキャンパスの丘
のふもとの短い峠が吉備の国備後国
と安芸国の国境になる。


ただ、竜王山(葉田の山)とその左の
三原湾に面した筆影山(ふでかげやま
/ひつえいざん)のみ
が見えない。
赤白のタワーの場所が三原港。
島しょ部へのフェリーが就航して
いる。



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