昨日の「暴れん坊将軍Ⅳ」のラスト、再起を誓った夫婦と幼い娘が「流れ橋」で、吉宗と、め組の若者に別れる場面。京都府久御山町(くみやまちょう)と八幡市の間、木津川に架かる流れ橋でロケーション。この橋は時代劇映画にとって貴重な場所。 pic.twitter.com/YoR2BAC0

カラーネガフィルムの現像処理は
フィルムメーカーの
現像所で処理していました


街のカメラ店はお客から
撮影済みのフィルムを
これら現像所に取り次いでいました


やがて街のカメラ店に自動現像機や
プリント処理機械が導入されました
いままで、現像所に取り次いでいたのが
カメラ店で処理するようになりました

日本で発売されているカメラのほとんどは
自動焦点(AF=オート・フォーカス)で
自動露光(AE=オート・エクスポーズ)です

この優秀なカメラで撮影された
35ミリフィルム、24枚は
シャッターチャンスや構図を問題にしなければ
24枚、全部プリント出来るはずです

街のカメラ店にとっては
フィルム24枚のなかで
NGプリントの少ない歩留まりの
よい処理だったのでしょう

私の街では現像処理機械を
据え付けた店が4軒ほど開店しました

カメラ愛好者は急に増えませんから
この数軒のカメラ店でお客の取り合いが
始まります

他店との差はフィルムを受け取ってから
いかに早く処理するか…

同時プリントのプリント料金をいかに安くするか
カメラ店はスピードと廉価の競走になりました

心境の変化か歳のせいか、サンテレビ放映のテレビ映画(東映)の「暴れん坊将軍Ⅳ」、何回目かの再放送ですが毎日見ています。 pic.twitter.com/wjm17fsN
寺ケ池公園で野鳥カメラマン(アマチュア)に出会う。大きな400ミリ望遠ズームのニコン一眼レフの装備で小鳥を狙っている。出会うと笑顔で挨拶する間柄だが、お互い名乗らない気楽な関係。 pic.twitter.com/wQhniLap
続・銀塩フィルムの撮影枚数 blog.goo.ne.jp/keidate1/e/8c2…

銀塩35ミリフィルムの
撮影枚数の話をもう少し

最初、35ミリフィルムは
撮影枚数が
12枚、20枚、36枚の長さで
発売していました。



この12枚撮りと36枚撮りは
12枚×3倍=36枚
でわかるのですが

あいだの20枚撮りのフィルムの長さが
ちょっと中途半端だなあ…思っていました


ある時、コニカ(小西六、さくらフィルム)が
20枚撮りフィルムを
24枚撮りの長さにして新発売しました

これで12枚、その2倍、3倍と
撮影枚数がスッキリしました

いままで20枚撮りフィルムを
使っていた人は24枚撮りになって
4カット余分に撮ることになりました

ところがコニカのこの戦略は
見事に当たってフィルム、印画紙の
売り上げが伸びたそうです
… … …
コニカのアイデアマンの
その年のボーナスが
良かった聞きました
間もなく、世界のフィルムは
24枚撮りになりました。


銀塩フィルムは撮影できる枚数が
決まっていました

ブロニーフィルムで四角い画面の6×6判
は12枚の長さのフィルムが
遮光の裏紙と一緒にスプールに
巻かれています

このフィルムを120と呼ばれていますが
フィルムの長さを倍にした220が発売されました
220フィルムは遮光の裏紙を短くして
フィルムの両端だけにつけて
フィルム部分には裏紙はついていません

220フィルムの遮光の裏紙が短くなったので
同じ120フィルムのスプールに巻くことが
出来ました

フィルム枚数は120(6×6判)で12枚
220(6×6判)で24枚

新発売、ブロニー判カメラでは
フィルム自動巻き止め式と切り替えボタンで
120、220の両方が使えました

カメラの裏窓でフィルム巻き上げを確認する
中古ブロニー判のクラシックカメラでは
220フィルムは使えません

銀塩の35ミリ・フィルムは
パトローネに入っています

長い間、12枚、20枚、36枚撮りの
3種類でした
6枚撮りの廉価フィルムも一時ありました


カラーネガフィルムが現れて
写真は印画紙(プリント)で
見るものと考えている
私はリバーサルよりカラーネガフィルムを
愛用しました

最初のカラープリントは経年変化で
褪色(退色・色あせ)が激しかったのです

家族アルバムを何年か経って見ると
グリーンが抜けて茶色っぽくなっていました

コニカから100年経っても褪色しないという
「100年プリント」が
発売されました

「百年プリント」が発売されて
百年も経っていないのにどうして
百年なのか?…と議論がありました

カラープリントに通常の
100倍、1000倍の紫外線などの
環境負荷をかけてテストしたのでしょうか

私はカラーネガフィルムを
使うようになって
最初からフィルム現像と
同時プリントの仕上げにしていました


カメラ店から同時プリントについてくる
簡単なL判のアルバムにプリントの裏に
印字された番号順に整理していました

映画の現像処理が専門だった
東洋現像所(イマジカ)が
普通写真のカラーネガフィルムの
現像処理を扱うようになりました


カラー写真にはカラーネガフィルムと
リバーサルフィルムの2種類あります

35ミリ・リバーサルフィルムを
現像所(処理)に出すと
マウント仕上げですか?
スリーブ仕上げにしますか?
と聞かれます

マウント仕上げは、フィルムを
紙かプラスチックの
窓を開けたスライド枠に一コマずつ
マウントして返ってきます

スリーブ仕上げは6コマずつ
切断したフィルムを
ネガファイルに入れて返ってきます

スリーブ仕上げはフィルムを
現像所に渡して数時間で仕上がってきます


マウント仕上げはだいたい翌日渡しになります

現像処理から返ってきた
リバーサルフィルムは
マウントでもスリーブ仕上げでも
蛍光灯の入ったライトボックス上に
広げます


リバーサルフィルムは透明陽画(ポジ像)
ですから、一コマずつルーペで
しらべて選択します

リバーサルフィルムに
コンタクト・プリントはいりません


銀塩印画紙は赤に感じない
オルソ・タイプです
… … …
そこへ、赤にも感じる
パンクロ・タイプの印画紙が
現れました

カラーネガの補色で赤くなっている
部分も、モノクロ印画紙上で
調子が整うというのです

わが不完全な台所暗室で
銀塩印画紙がオルソ・タイプだから
明るい赤(オレンジ)色の
セーフライト(暗室安全灯)が使えました

赤色にも感じるパンクロ印画紙を使う
暗室のセーフライトはどうするのでしょう

パンクロ印画紙が発売されたことは
世間に需要があったことになります
… … …
カラーネガフィルムをパンクロ印画紙で
焼いて、モノクロ(白黒)プリントが
必要なところはどこなのでしょう

結局、私は一寸興味が沸きましたが
使わず終いでした
製品も見ていませんし
メーカーも不明です
