今日のうた

思いつくままに書いています

もんじゅは 永久に廃炉にできない? (1)

2017-12-07 11:01:06 | ①核と人間は共存できない
与党の質問時間を省き、国会中継9時間分を録画した。
だが観はじめて30分でうんざりしてきた。
安倍氏の、のらりくらりとした紋切り型の答弁。
まるで他人事のように、「次に活かします」。
次じゃなくて、今でしょ!
自分が渦中にいることが分かっているのだろうか。
この人には、森友・加計問題の解明に協力しようとする気はさらさらないらしい。
なんとか時間を無事にやり過ごすことしか考えていないようだ。
それに対して、野党はあまりにも紳士的過ぎないか。
敬語を使い、「質問の場を設けて下さってありがとうございます」という始末だ。
「なぜこれまで質問の場を設けなかったのか!」と詰問すべき場なのに……。

はたして国会の場で、敬語は必要なのだろうか。
乱暴な言葉を使えとは言わないが、国会は闘いの場なのだ。
絶対に解明したくない国のトップと、それを忖度する議員や官僚たち。
こうした中で真相究明するのは至難の業だ。真剣勝負だ。
敬語を使っている時間などないはずだ。
どんな事実を突きつけても受け流されてしまう。
執拗に、何度も何度も責めるしかない。
こうした中からしか、突破口が見い出せないのではないだろうか。
ともあれ証人喚問は絶対に必要だ。
虚偽の答弁には偽証罪が待っているのだから。
        ↓
①「"森友学園事件"政府は証人喚問をすべきだ これまでの説明はデタラメだった
   11月29日 PRESIDENT  Online」

http://president.jp/articles/-/23803


私は「ロッキード事件」の国会中継を毎日観ていた。
うんざりする時間などないほど、緊迫した空気の中で行われていた。
毎日、国会中継を観るのが楽しみだった。
こうした中から、国のトップの犯罪を糾明するという快挙をなし得たのだ。
今でも楢崎弥之助さんの迫力ある質疑の様子を覚えている。
楢崎さんの動画はなかったが、次のYOU TUBEから、当時の熱気を感じて欲しい。
(楢崎さんは一部出ています)
                 ↓
②「[昭和51年2月] 中日ニュース No.1153 1『ロッキード献金事件 -ついに証人喚問へ-』
  映画社中日 YOU TUBE(動画あり)」

https://www.youtube.com/watch?v=g34kC8MX2HM

③「特集ワイド 滞日27年、詩人アーサー・ビナード氏の『直感』
  『日本語は消滅に向かっている』 11月29日 毎日新聞」

https://mainichi.jp/articles/20171129/dde/012/040/002000c

アーサー・ビナードさんの言葉は、いつも的を射ている。
 マイナンバー=家畜の番号みたい、同感です!
 歌を忘れたカナリアのように、怒りを忘れた日本人。
 どんな政治をされても、最初からあきらめている日本人。
 世論調査によると、森友・加計の解明が不十分と答えている国民は80%にのぼる。
 だがなぜ、安倍政権の支持率が5割に戻ったのか、私には全く理解できない!
 一部の国民の、政治に対する責任放棄としか、私には思えない!
 記事の一部を引用させて頂きます。
 
 「『日本は属国のままで、米国から独立しているとは思えないから』
 安倍政権に対する日本人の反応にも属国らしさが表れているという。
 『安保法制などで国会を軽んじ、内閣で何でも進めようとする安倍さんに
 国民がさほど抵抗しないのは、
 みな日本が米国から独立していないと思っているからですよ。
 安倍さんはチェーン店の店長みたいな人だから言っても仕方ない、
 言うなら本社、アメリカだと思っているんです』」 (引用ここまで)


森友・加計問題を解明することは大事だし、
 絶対にうやむやにしてはならない。
 だが日本には致命傷ともなる問題が山積している。

④「もんじゅ 設計、廃炉想定せず ナトリウム搬出困難 11月29日 毎日新聞」

https://mainichi.jp/articles/20171129/ddm/001/040/162000c

【もんじゅ】の冷却には水ではなく液体ナトリウムが使われる。
 だが廃炉にあたり、この液体ナトリウムを抜き取ることのできない構造に
 なっているそうだ。
 液体ナトリウムを抜き取った分が補充されて、液面が下がらない構造になっている。

 今も、もんじゅの維持管理費に
 1日5000万円が使われている
 これが永久に続くというのか?????
 もんじゅは永久に廃炉にできないのか?????
 「設計当時は完成を急ぐのが最優先で、
 廃炉のことは念頭になかった」
、だと
 ふざけるな!!!!!
 このことを隠蔽するために、【もんじゅ】の廃炉の決定が遅れたのだろうか。
 記事の一部を引用させて頂きます。

「廃炉が決まっている高速増殖原型炉『もんじゅ』(福井県敦賀市)について、
 原子炉容器内を満たしている液体ナトリウムの抜き取りを想定していない
 設計になっていると、日本原子力研究開発機構が明らかにした。
 放射能を帯びたナトリウムの抜き取りは廃炉初期段階の重要課題だが、
 同機構が近く原子力規制委員会に申請する廃炉計画には
 具体的な抜き取り方法を記載できない見通しだ。

 原子力機構によると、直接核燃料に触れる1次冷却系の設備は合金製の隔壁に覆われ、
 原子炉容器に近づけない。また、原子炉容器内は燃料の露出を防ぐため、
 ナトリウムが一定量以下にならないような構造になっている。
 このため1次冷却系のナトリウム約760トンのうち、
 原子炉容器内にある数百トンは抜き取れない構造だという。

 運転を開始した94年以来、原子炉容器内のナトリウムを抜き取ったことは一度もない。
 炉内のナトリウムは放射能を帯びているため、人が近づいて作業をすることは難しい。
 原子力機構は来年度にも設置する廃炉専門の部署で抜き取り方法を検討するとしているが、
 規制委側は
 『原子炉からナトリウムを抜き取る穴がなく、
  安全に抜き取る技術も確立していない
 
』と懸念する。

 もんじゅに詳しい小林圭二・元京都大原子炉実験所講師は
 『設計レベルで欠陥があると言わざるを得ない。
 炉の構造を理解している職員も少なくなっていると思われ、
 取り扱いの難しいナトリウムの抜き取りでミスがあれば

 大事故に直結しかねない
』」 
 (引用ここまで)

このことに対して誰も責任を取らず、
 今後も子どもや孫、そのまた子どもの代まで
 1日5000万円の維持管理費を
 払い続けなければならないのか!!!!!

 福島第一原発における欠陥のある【凍土壁】には、
 1日どれだけの維持管理費が使われているのだろう。
 これも半永久的に払い続けなければならないのか!
 原発事業は、利権、無責任、ウソ、言い訳、ごまかし、
 言い逃れ、ずさん……の歴史だ。
 今になっても原発事業に固執する安倍政権は、あまりにも無責任過ぎる。
 是非、野党はこの問題を国会で取り上げて欲しい。
 メディアも日馬富士問題ばかりでなく、取り上げて欲しい。
 1日5000万円があったら、どれだけ多くの人たちが救われるか
 分らないのだから。

⑤「凍土壁、頼りなさ露呈 福島第一、遠い廃炉 12月1日 朝日新聞デジタル」

http://digital.asahi.com/articles/ASKCP5CRGKCPULBJ00W.html?rm=946

トリチウムの汚染水が入っている大型タンクは、
 いずれ腐蝕するだろう。
 そうなった場合に、どうやって新しいタンクに入れ替えるのか?
 放射能に汚染された大型タンクは、どこに処分するのか?
 こういうことを、いつまで続けなければならないのか?
 「風評被害」という言葉で言論を抹殺することなく、未来永劫語り継いでいく義務が
 私たちにはある。







(画像はお借りしました)
 
















 






































(画像はお借りしました)


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もんじゅは 永久に廃炉にできない? (2)

2017-12-07 10:54:00 | ①核と人間は共存できない
長くなったので、「もんじゅは 永久に廃炉にできない?」を2つに分けます。

⑥「一日も早く原発ゼロを 立憲が次期国会で法案提出へ 12月7日 テレ朝ニュース」

http://news.tv-asahi.co.jp/news_politics/articles/000116142.html

 期待してます!

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③2017年7月12日のブログ「高速増殖炉と六ケ所再処理工場が 
 やめられない理由 (1)」の一部を再度、載せます。

http://blog.goo.ne.jp/keichan1192/e/f9d268981a4ff24b8bbd0e95617f052a

 普通の原発では水で冷却し続けるが、
 【高速増殖炉】はナトリウムで冷却しなくてはならない。
 ナトリウムは空気や水に触れると、激しく燃焼するため、
 取り扱いが非常に難しい。
 火事が起きても、水で消火できないのだ。
 このことが【もんじゅ】を大きくつまづかせるきっかけとなった。
 1995年、【もんじゅ】は配管からナトリウムが漏れて火災を起こしている。
 その時の事故を映したビデオを隠し、問題になった。
 その後20年、ほとんど運転されていない。
 2012年にも約1万点もの機器点検もれがあり、そのずさんさが指摘された。

 臨界から23年が経ち、稼働したのはわずか250日。
 もんじゅが動いていない今も、ナトリウムで冷却しつづけなければならない。
 その維持管理費は 【1日5000万円!】
 年間200億円!
 これからも30年かけて廃炉作業を続けていく。
 その廃炉にかかる費用は 【3750億円】!


 もんじゅの維持管理費一日分、5000万円があったら
 どれほど多くの人たちが救われるか!
 他の国はこの難しさゆえに、とっくに【高速増殖炉】から撤退している。
 日本はこれほど多額の金と長い年月をかけても成功しなかった。
 それなのなぜ国は、ずっとあきらめずに撤退しなかったのか?
 そこには、【核燃料サイクル】が止められない理由があった。 
 (引用ここまで)

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⑦「財投1.5兆円、国交省要求 高速道路の早期建設に向け 
  12月1日 朝日新聞デジタル」

http://digital.asahi.com/articles/ASKD130VXKD1ULFA002.html

1964年の東京オリンピックの時に建設された道路や橋の老朽化が目立ち、
 危険な状態だという。だが全てを補修する財源はない。
 そこで仕方なく、補修する箇所を選別せざるを得ないという。
 そんなニュースをラジオで聴いていたら、いつもの誤魔化しの手口を使って、
 高速道を建設するという記事があった。
 ふざけるな! 高速道路よりも、今ある道路の補修が最優先だろ!
 命と生活に密接に関わることなのだ!
 今日(12月2日)のNHKニュースを観ていたら
 笹子トンネル事故のご遺族の方が次のように語っていた。

「『組織罰』という制度を設けないと、誰も責任を取らない。
 法人にも『組織罰』を設けるべきだ」

 補修すべき箇所が財源がなくてできずに事故が起きたら、それは組織の責任だ。
 その中にはもちろん、無駄な公共事業に大金を使い、必要な補修を
 怠った政権も含まれる。
 1964年の東京オリンピックと今とでは、状況が全く違う。
 高度経済成長時代と少子高齢化時代では、税金の使い方が違うのは当たり前の話だ。
 そんなことも分らないのだろうか!
 
 国会で森友・加計問題を観ていても、歯がゆくなる。
 会計検査院の権限を強化して欲しい。
 そして無駄な税金を徹底的に暴き、政権が勝手に私たちの税金を使わないよう
 徹底的に監視し警告して欲しい。















































(画像はお借りしました)


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