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【競馬 予想】 阪神大賞典&スプリングS レース回顧

2009年03月24日 03時11分40秒 | Weblog

今週は高松宮記念。フェブラリーS同様、楽しくアプローチが
出来そうなメンバー構成。

さて、最近のレース色々振り返りたい点はあるが、まず先週の
レースだけでも整理しておきたい。


【阪神大章典】

レースの流れは約16馬身のハイゾーン競馬であり、ただでさえ重い芝条件と
なっている阪神で各馬辛かった。

こんな条件を得意とするのは、ヒカルカザブエトウカイトリックなどであり、
人気上位馬は勝ったアサクサキングス含めかなりマイナスな条件だったのは
確かであろう。

アサクサキングスには本来厳しい条件も、他より臨戦過程が宜しいのと、
宝塚記念での経験がアドバンテージとなった。馬が強くなったわけではなく、
昨秋は負けるべくして負けた3戦、この春は次走も含め条件がマッチするため
買い時である。
適性がはっきりしているタイプなのは変わりない。
一度、データを元に触れみたい項目だが、競争馬5歳以上の最高体重時は
やっぱり極めて厳しい。
ただ、そんなシチュエーションは意外と多い。
そんな中、この馬は京都記念で明らかに見た目も太かったが、
この傾向に当て嵌まりながら、覆した稀な例だった。
かなり鉄板的な存在だったと見ていたが、それで購入を見送った自分の
ひ弱さが浮き彫りになったレースでもあった。
陣営はこのステップ2戦本気モードでの仕上げでないことを公言しており、
本番でしっかり体重もスッキリしてくるだろうから、逆らわない方が良いだろう。
ライバルとなるのは共に復調が鍵となるが、アルナスラインホクトスルタン
オウケンブルースリスクリーンヒーロー
特にアルナスラインは普通なら極めて狙い易い存在。
天皇賞春は最近とても苦手意識があるが、その主な原因はここ3年で
問われる能力性質が激変
したことに尽きるだろう。その点は大分、
分析出来つつあるので、今年は良い思いをしたい。

最近、注目しているのは各レース毎における各馬のスタミナ量の検証。
ざっくりでもこれが見えてくれば、条件が大きく変わる時には
かなり有効な手段となってくる。
そんな観点で考えると、スクリーンヒーローはここ数戦全てにおいて、
スタミナに不安を残したベクトル
だった。
天皇賞春はかなりペースが緩むと予測出来るなら一転して怖い存在
となるが、今回同様スタミナ質の競馬になるようなら危ない。

オウケンブルースリは先日のセイウンワンダー同様、調教過程が
いつもと違っており、明らかに仕上がりが悪かった。
そもそも好調状態でも、以前から触れているように坂越えには難
あるため、厳しい条件ではあったか。どこまで調子を上げて来るか
見ものである。また菊花賞はウチパクだからこそ狙い目としていたが、
正直今後の長距離戦においては、マイナスに働いていくと解釈している。

馬券は相棒と考えていたトウカイトリックの仕上がりがイマイチと
見て全て回避。30倍の馬連は良く付いていたと思われる。



【スプリングS】

レースの流れはこの馬場でも速い上がりとなったように、約3.5馬身の
スローゾーン競馬


さて、興味深く注目していたのはフィフスペトルの位置取りと、
アンライバルドの対応力。

まずフィフスペトルはあの調教とここまでの臨戦過程、またダッシュ力を
踏まえるとここは先行してくると見たが、そうではなかった。
実際の位置取りより武豊Jはもっと前をイメージしていたのは分かる最初の
攻防だったが、多少周囲が忙しくなってのあの位置取りになったか。
先週のミクロコスモスなどは元々ダッシュ力が無くあれでも精一杯の
位置取りであるわけだが、この馬のダッシュ力は最低でも最初の3ハロン
35秒中盤があることから、レースの流れを踏まえても抑えたイメージは強い。
あのカンパニーなどが中山記念で年一で先行出来るのは、馬自身がそのレースだけ
速めに動いているのではく、レース自体がこの2年緩いのだ。
そして、この馬について個人的に理解出来ているものとしては、スローゾーンの
大小に比例することなくレースでの上がりが似たものになるということである。
これはフサイチパンドラカワカミプリセンセスアサクサキングスなどと
同じ類になる。その兆候があったのは京王杯2歳Sだった。
だから距離は適性でもNHKマイルなどは意外と危なくなる要素がある。
今回の結果を踏まえて陣営はどう考えるのか、またそこは興味深い。
すんなり何食わぬ顔して皐月賞に駒を進めてくるようなら、今回は
伏線を張ったとも考えられなくはない。陣営の言っていた思い切った競馬が
これだったとは少し考え難いのも確かである。
お世辞にもスタミナは豊富とは言えないだろうが、この皐月賞ぐらいまでなら
この馬の性質にあった騎乗、それは逃げに近い先行で本番も引き続き
馬券になる可能性は十分秘めていると解釈している。
少し軽めの馬場で、ダイワメジャーキャプテントゥーレのように前で
突っ張った競馬が面白い。

アンライバルドはまだ戦績が浅かったが、スタミナ量の見地からすると
血統のイメージに反して、マイラーの可能性がありと感じられていた。
しかも、その点は今回の走りからも一層強まっていると判断した。
矛盾するようだが、それに当て嵌まらない場合には、世代を代表する
ディープスカイのようなオールマイティーな立場に育っているのだろう。
皐月賞は少し流れが速くなると予測出来る場合には、疑ってみても面白い。

レッドスパーダは何気に地味だが、この世代で最高部類の絶対値を
保持していた。ただ、やはり適性は東京であり、すぐにNHKマイルに
照準を定めた陣営は素晴らしい。

サンカルロは少し荒いがこれも東京中心に成績を築いてくるだろう。

セイクリッドバレーには非常に注目していた。
前走勝ちはしたが、ここ2戦元気が無いように感じたが、やはり力があるようで
馬体を少し絞って東京1600M~1800Mに次走出てくるようなら勝ち負けか。

馬券は馬連は転んだが、3連複はアンライバルドを女房役で
まずまず旨みがある配当だった。



さて、話を戻して今週の高松宮杯ですが、自分のアプローチ的には
決着タイムを予測出来るかで結果が全て決まると言っても過言では
ありません。馬券は3連複2頭固定の勝負目を特に絞る予定です。
そんな意味でも現在の予報通り雨の降らない土日を願うばかりです。

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4 コメント

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さすがですm(__)m (wi)
2009-03-24 06:12:58
阪神大賞典のアサクサ、スプリングSのフィフスとお見事でしたm(__)m

自分は阪神は人気落ちのヒカルから入るも3着抜け、スプリングSはアンライバルドからガツンと入り、単勝のみと醜態を晒した次第です_| ̄|〇


元々、大した予想なんか出来ない上に、先週はWBC一色な生活でしたので、外れて当然ですよね_| ̄|〇


やはり馬券買う前に管理人様の予想を見るべきでした…最近更新がレース直前みたいですから、なかなか気づきませぬ(涙)


WBCは、なんだかんだで決勝まで来ましたね。アジアラウンドではどうなるかと思いましたが、投手陣の抜群の安定感と、日を追う毎に繋がり出てきた打線に、昨日のアメリカ戦などは、正直安心して見れました。

しかし決勝が、これで今大会5度目の韓国戦…なんか興醒めしてしまいます。

まあ同じ投手に3度も負ける打線とも思えないので、ほぼ連覇達成とみて観戦したいと思います。


競馬の話に戻しますが、やはりと言うべきか、スプリングSの内容からだけでは、ロジユニ逆転の目は無さそうですね_| ̄|〇

なんとかロジユニと喧嘩してみたいのですが、やはり無謀な気がしてきました。


今週の高松宮記念はキンシャサとファリダットの巻き返しで勝負してみるつもりです。


返信する
おめでとうございます! (マスオアシス)
2009-03-24 21:21:49
競馬人さんの競馬予想&WBC優勝やりましたね!

競馬予想だけでなく野球の予想も素晴らしいのには驚かされます。キーマンに上げられてたように陰のMVPは紛れもなく内川でしたね。
イチロー、松坂はいうまでもなく、上原の穴を埋める活躍をした岩隈など良いところをあげればきりがありませんが、個人的には1番、国際舞台で力を発揮したなと思ったのは原監督でした(笑)

ホンジュングンに球数を投げさせたり、ヒットエンドランの成功率、アメリカ戦で田中に経験させたり、ダルビッシュを抑えに転向したりこんなにいい監督だったのかしらと驚きを感じました。
村田の離脱などが逆にプラスに転じたりと運もあったようですが。それも大事な要素ですしね。

ただ、昔から見せているダルビッシュの大舞台での勝負弱さや勝ち運のなさは、やはりというか今後も扱いが難しい選手になるなと思ってしまいました。
返信する
韓国プロチームをNPBに (競馬桜坂)
2009-03-26 21:20:53
>wiさん

先週は両重賞とも素晴らしい本命ながら、相手をお選び間違えた
ようで惜しいの一言でしたね(^^;
ただ、ツキは残したとして、今週でしっかり回収してやって下さい。^^

ファリダットは適性は◎なんですが、現状この面子だと少し爆発力が
足りていないように見てるので、コース取りなど大胆に行く必要が
あるのかもしれません。

皐月賞のロジユニヴァースは先行意識がある人気中心馬ですから、
無理に逆らうと痛い目に会いそうですね。(^^;

WBC応援お疲れ様でした。^^
単純に1度目と5度目は興奮を覚えますが、やはり中間はどうしても
緊張感を持って見れない自分が少しずるく感じたものです。(^^;
3回目は多分にこの点は解消されるでしょうね。
MLBの権益が損なわれない程度に。(笑)
返信する
名将渡辺久信 (競馬桜坂)
2009-03-26 21:21:34
>マスオアシスさん

WBC応援お疲れ様でした。^^
やっぱり物心ついた時から野球はずっとやって来ましたから
力が入ってしまいますね。(^^;

内川の名が全国区になったのは、本当に嬉しい限りですね。
少しこれまで怪我などで苦労しましたが、今年も良い活躍を
見せてもらいたいものです。^^

原氏は若い監督時代で色々厳しい経験をしたことが、精神の支えに
なっていたのでしょうね。
また普段から個性派軍団を率いてるわけですから、選手との距離感も
抜群だったように見えました。
後はやっぱり現役の監督だからこと、セリーグ中心の野手を上手く
使いこなし、また痛い目にあった西武の選手の起用もスムーズに
行ったのでしょうね。

ダルビッシュはペナントでもロードや屋外での成績がホーム時より、
少し開きがあるのが、課題として見えるところですね。
ただ、よく考えればまだ22歳・・・この先が末恐ろしいことは確かであり、
MLBが最注目なのも頷けます。
本人は早くから日本残留を宣言してましたが、果たしてどうなるかも
興味の1つです。(笑)
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