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【競馬 予想】 第12回 秋華賞(GI) レース回顧

2007年10月14日 19時32分06秒 | Weblog

ダイワスカーレットが1着、ウオッカが3着と一番想像もしなかった
着順となり、正に参ったの一言。
ただ実際着順(相対実力値)が違うのが、一筋縄ではいかない
この条件を物語っている。

レースの流れは、秋華賞らしく約3馬身のハイゾーン競馬
果敢にレース引っ張った池添騎手とその陣営には拍手を送りたい。

2着に潜り込んだレインダンスは、見事に理想の位置で
競馬したことが、この好結果を生んだ。
ローズS時と勝ち馬との実際着差が同じなのが今回のレースのミソである。

ダイワスカーレットは初めてハイゾーンに位置しながらラスト3ハロンを
33.9でまとめたように、この馬の奥の深さを証明した。
相対実力値も
やや不確定要素の部分はあるが最上位。
2000M前後までなら、十分競馬界のTOPで来年は君臨するだろう。
牡馬は来年、全く歯が立たない可能性が益々高くなってきた。
アンカツは本当に大舞台での精神力が強い。

ウオッカはまたしても上がり33秒フラット。ここが分かりきった限界。
厳密に言えば、それが分かっていながら、暢気にスローゾーンで
競馬をしたのが全てだった。
四位Jのスタートは現役騎手の中でも5本の指に入る巧さがあるが、
昨日の条件戦でも見られたように、位置取りを下げ過ぎる傾向がある。
どんなに上手く乗っても今日の内容では勝つことは出来なかったが
2着は拾えたというのが確率高い推測だろう。
またウオッカはサウスポーの可能性が強くなってきたので、JC挑戦は
実現して欲しいものだ。

さて、ベッラレイア。この馬の馬券軸としていた人は可哀想でしょうがない。
今日のトラックバイアスからしても、彼女の記録した上がり32.9は競走馬としての
極限値。レースの理想位置から、約7馬身後方で競馬をしてしまった。
これぐらいの競走馬となるとあと3、4馬身前で競馬をしていても、
上がりの脚が一緒というのが、競馬(競走馬)というものである。
つまり、レインダンスがあれだけ好戦したように、もう少しこの馬がまともな
位置で競馬出来ていれば、勝ち馬はこれだったのは間違いないだろう。
実際、これらの点を考慮しない相対実力値も僅差だ。
それぐらい、惜しいと思える最後の末脚だった。
武豊Jを決して下手だとは言わない。ただ本当にこれだけ多くのG1を
勝って来た騎手でも、平常心を保つことの難しさを切に感じた。
あれだけ、今日はパーフェクトの騎乗を続けながら、この秋華賞と
そして最終レースと本当に想像も付かない位置取りで競馬をしてしまう
のだから競馬は怖い。最終レースは自分も見事にやられた。

最後に1つ毎年思うことだが、秋華賞の条件はそろそろ思い切って
見直さないといけないのではないだろうか。
トリッキーなコースの上に、見事な高速馬場で今年も13頭が上がり3ハロン
33秒台を計時するような条件でG1は施行するべきではない。
ブゼンキャンドルの年には感銘したが、翌年のティコティコタックが勝った
秋華賞以来自分はこのG1は購入していないが、今後もその考えが変わることは
ないだろう。そんな意味でも、毎年大荒れを期待している。


【秋華賞 相対実力値】

ダイワスカーレット
ベッラレイア      0.1
ウオッカ                  0.4
レインダンス             0.7


※0.18=1馬身
※ベッラレイアは最上位だった可能性も秘めている

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6 コメント

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Unknown (けん♂)
2007-10-14 20:15:41
たしかに異常なレースでした。
秋華賞は消耗戦になりがちと言われていましたが
もしかして今年は上がり勝負になるかも・・とは
思っていましたがこれほどとは・・。

京都内では競馬場のバイアスと脚質が一致し過ぎて
何度やってもダイワの勝ちは動かないと思って
いましたが末脚があんなに出るんならわかりません(^^;
東京や阪神外、京都外での再戦でどうなるか
逆に興味がわいてきました(^^;

それにしても武豊騎手の作戦が最後方待機とは・・
名手らしくない判断だったと私も思いました。
返信する
ハイゾーンで強い先行馬こそ名馬 (秋競馬人)
2007-10-14 23:09:33
>けん♂さん

まずは、けん♂さんご贔屓のダイワスカーレットの
完封劇お見事でした!^^

スローペース依存症の芝中距離戦の中でありながら、
今日はハイゾーンの中で結果を示したことは、
自分の中でもかなりの評価に値するものだと思います。
元々、速力にも長けた馬ですから今後この馬を負かすことは
相当至難だと見ています。
古馬に見当たらず、本当に同世代牝馬が今後も最大のライバル
なのかもしれませんね。(笑)

武豊Jは平場の最近のレースを見てたら、信じられない作戦。今年の皐月賞を見てる感じでした。
菊花賞もおそらくドンジリからの競馬が確定でしょうか。^^
返信する
アンカツ (美浦のブルボン)
2007-10-15 05:09:50
この人のインタビューに勝ち負けは気にしてない、その馬のベストな騎乗をするだけというのがあるのですが…

全く迷いのない騎乗を見ると妙に納得させられると共に、レース前の勝負師の顔といい、レース中のラフプレー?といい、インタビュー時の笑顔のギャップといい、本当かっこいいオヤジだなあと思います。



それにしても、自分の中ではダイワといえばテキサスなんですけどねえ(笑)

千葉のパチンコ屋がなつかしい…



そして、馬券はもちろん壊滅でしたが、温和ながらも格式高い岡部さんの解説で何とか持ち直しました。フジには毎週岡部解説にして欲しいですね!



溜め殺し、いや、武さんについてはノーコメントでお願いします。
返信する
結果=金 (秋競馬人)
2007-10-15 22:37:33
>美浦のブルボンさん

アンカツの素顔って結構謎ですよね。
完全バブリー感漂うあのご婦人を見ても、金には
誰よりも貪欲なのかもしれません。(笑)
兄貴のあの歳(腕)での移籍を見てもハングリーさが
いい意味根付いているんでしょうね。(^^;
今秋も大舞台では、まだまだ結果を残してくるでしょうから
上手く付き合いたいと思います。

ダイワと言えばオーシュウとオールカマーで1,2着したのも
懐かしい思い出です。^^

やはり良識ある一流は違いますね。競馬は始めた頃はあまり
好きになれませんでしたが、だんだんと角が取れて親近感が
湧いたようにも思います。

武さん、最終レースも大ヘマかましたのは罪ですね。(笑)
返信する
1~4着まで全部印があるのに (林間ジョッキーwith大木優紀)
2007-10-16 00:37:38
かすってもいない私は
競馬予想に向かないタイプかなぁ…。
(2強対決だと考えとけば良かったです。)

ダイワスカーレットは回避してなければ
オークスも勝てたのかも知れないですね。
強かったです。
レインダンスはいくらなんでも人気を落としすぎ。
幸四郎はうまく流れに乗れたなぁ。
ウオッカは休み明けの影響よりも乗り役が
あまりにも馬を大事にしすぎたのがこの結果かな?

桜花賞>>>オークスってことを忘れて
ベッラレイアに◎を打ったのは大失態。
ユタカ…理由はどうあれ、アレが3番人気になった
馬に対する騎乗なのか?このブタ野郎!
(にしおかすみこの形相で)
返信する
真実 (秋競馬人)
2007-10-16 01:51:34
>林間ジョッキーwith大木優紀さん

はっきり言えばあの1,2着に比重を置いた馬券は
まず買えません。寧ろ、それは健全と言えるものだと
思います。まさか、2頭の鞍上があれだけヘマするとは
誰も考えませんし、例え手広く抑えて的中している馬券者は
普段から的中時も回収率が低いのは確かでしょう。

春の各馬のレベルならダイワスカーレットが勝っていた
確率は相当高かったと思います。100回走れば95回は勝つ
ぐらいのでものでしょうか。

今日、再度少し細かく色々分析しましたが自分は
ベッラレイアに今回重い印を打った方は正解だと思います。
あくまで自分の理論上、まともな競馬をしていればベッライアは
ダイワスカーレットの1馬身前でゴールしていたと見ています。
実にベッラレイアという馬は、春とは比較にならない程
とんでもなく強くなっている可能性が伺えます。

エリザベス女王杯は単勝1倍台と見ていますが、勝ち方に
今から注目しています。相手はアサヒライジング1頭でしょうか。
返信する

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