身近な自然となかよくblog (旧「菊名エコクラブblog」)

自然環境と調和した持続可能な社会を!

by NACS-J認定 自然観察指導員 松田 照之

町(都市・市街地)では悪いこと扱い?

2018年03月15日 10時25分28秒 | 6-2.思ったこと・考えたこと
町(都市・市街地)にも身近な自然を残したり回復させたりして、大切にしていく必要がある。
このように訴えると丸で悪いことをしているかのように扱われることがあります。
冷たい態度を取られたり、突っぱねられたり、みんながこう言っているのになんでお前だけ違うことを言うんだ?・・・という感じを受けます。
町(都市・市街地)では自然を徹底的に排除し、綺麗に整然とした街並みに整備していくことが、正義となっているような状況もあるのでしょう。

しかし、本当にそうだとしたら環境問題なんて提起されないはずなのです。
いったい何が原因で環境問題となっているのか、考えていくと、やはり人間が悪いのです。
このように言うと、人間の存在を否定していることになると言われるのですが、そうではありません。

オゾン層の破壊や地球温暖化の原因として言われていること。それは人間自身が悪いというよりも、私たちの暮らし方が悪いということができます。
生物多種多様性の破壊ということも地球規模の大きな環境問題として取り上げられていますが、それもまた私たち人間自身が悪いというより、水と緑の生命の星、地球の生命たちを滅ぼし、その生息環境を壊しているという暮らし方が、問題となっているのです。

それはどこか遠い国だけで起こっていることではありませんし、国内のどこかの地方だけで起こっていることでもありません。
それは地球上の至るところで起こっていて、私たちの住む町も例外ではありません。
町(都市・市街地)には自然はいらない。
自然の生きものたちなんて気持ち悪いだけだし、そんな生きものたちの生息環境なんて汚らしいだけ。
こうした見方が反映されることによって、元々あった生きものたちの生息環境が破壊され、生きものたちを滅ぼしているということをみんなに気づいてほしいと思います。
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