身近な自然となかよくblog (旧「菊名エコクラブblog」)

自然環境と調和した持続可能な社会を!

by NACS-J認定 自然観察指導員 松田 照之

季節の変化を意識して気にしてみるようにする:大寒

2024年01月23日 22時05分05秒 | 新カテゴリー:6.里山環境と里山文化に関して

今晩、2024年1月23日の夜から、この冬一番の寒気が日本列島に流れ込むと天気予報がありました。暦の上でも1月20日(土)から大寒に入っていて、2月3日の節分までが大寒。この期間が一年で最も寒い時期とされており、一致します。

この最も寒い時期を過ぎると翌日の2月4日はもう立春です。

旧暦での今年の大寒は、師走(12月)の10日~師走(12月)の24日となります。新暦での1月20日~2月3日は、旧暦ではまだ12月なのです。

旧暦は、かなりの昔、中国との交流が盛んになった古墳時代、中国の文化とともに伝えられたと考えられています。日本ではそれ以来、日本の気候や風土に合うよう手を加えられながら、この暦が頼りにされ、農作業などが行なわれてきました。

旧暦が廃止されて現在使われている新暦が採用されたのは、西洋の文化を盛んに取り入れるようになった明治時代のことです。

新暦と旧暦には、それぞれ長所短所があります。日付を規則正しく刻む点では新暦の方がわかりやすいのですが、歴史上長い間農作業の目安としてきたことからもわかるように、自然のサイクルや季節の変化に敏感でいようとするならば旧暦の方が優れているのです。

こうした旧暦の特徴は春・夏・秋・冬という四つの季節を更に六つずつに分けた二十四節気があることです。この名のとおり、季節が全部で24に分けられています。また、旧暦を使っていた当時の日本には曜日がありませんでしたから、24の季節を更にそれぞれ三つずつに分け全部で72の季節に細分化した七十二候というものもあります。

ちなみに今日の七十二候は「ふきの花咲く」で、1月20日(土)から1月24日(水)までです。

もうそんな季節?・・・でも梅の花は既に散り始めているところがありますし、水仙の花も咲き始めています。野外に出てそんな自然の植物たちの様子を見てみるのも楽しいのではないかと思います。私は今週の土曜日には横浜市内の公園に、日曜日には高尾山にこうした自然にふれにいく予定でいます。

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