身近な自然となかよくblog (旧「菊名エコクラブblog」)

自然環境と調和した持続可能な社会を!

by NACS-J認定 自然観察指導員 松田 照之

昨日の参加者の方からの感想

2013年04月30日 20時49分35秒 | 2-5.篠原池
昨日4月29日の篠原池での活動では、参加者の方からの感想が寄せられました。

活動を終えて解散する直前、参加者の方から直接口頭で感想をいただきました。

・うちの子はこういうことが好きなので、こうした活動をしてもらえると助かります。
 ありがとうございました。
・これだけ子供たちが喜んでいるのだから、近くの小学校にチラシを配れば、たくさん
 の子供たちが参加するのではないでしょうか。

といったものでした。

また、メールでも感想をいただきました。
そのまま下記に転載します。

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今日はありがとうございました。
おかげさまで親子ともども楽しい時間が過ごせました。
特にオケラを見られるなんて思ってもなかったので
感動しました。

また、あのあとこどもたちと篠原池で遊んでいたのですが、
目についたゴミはつい拾ってしまう自分がいました。
いい影響をありがとうございます。

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こうした感想をいただくと、主催者側としても励みになりますし、喜びで満たされます。
自分の町にある身近な自然と楽しく親しみながら学びつつ、調査も兼ね、ゴミ拾いもする
というこの活動を、これからも続けていきたいと思います。
そして、またぜひ、みなさんと篠原池でお会いしたいと思っています。

2013年4月、篠原池の自然観察会&ゴミ拾い

2013年04月30日 12時11分18秒 | 2-5.篠原池
2013年4月29日(昭和の日)、毎月1回の「篠原池の自然観察会&ゴミ拾い」を
行ないました。

この日参加してくれたのは、子供5人、大人4人の合計9人。
春の緑とあたたかな晴天の中、気持ちよく楽しく活動することができました。

篠原池には、生物保護区となっている立ち入り禁止のエリアがあります。
立ち入り禁止でも、たまに入って、どんな生きものたちがいるか、これらの生きものたち
が生息できる環境になっているかということを確かめたり、ゴミ拾いをする必要があります。
でないと、いつの間にか生きものたちの生息に適した環境でなくなってしまっていたり、
そのために昔から生息している生きものがいなくなってしまっていることもあるからです。

生物保護区の門を開け、野草や樹木を見ながら奥の方へと入っていきました。
ハコネウツギやコデマリの花が咲き、コナラやクヌギの新緑、つくしんぼやスミレ、ヘビ
イチゴの花が見られました。

ここで主催者の私は、胴長という胸のところまであるオーバーオール型の長靴にはき変え
ます。そして池の中に入り、水の中の生きものたちを採集しながら、ゴミも拾います。
参加者のみなさんは池底とつながった、ぬかるんだ岸から池の中に網を入れ、同じように
生きものを採集しながら、ゴミも拾います。
一方で魚介類を採集するためのトラップ(わな)もしかけ、お楽しみです。

網では、メダカ、クチボソ(モツゴ)、トンボの幼虫2種類、スジエビ、ヌマエビが採集
できました。
1時間以上経って、トラップを引き上げるとクチボソ(モツゴ)やスジエビが20匹くらい
捕獲できていました。

最後に採集できた生きものたちをみんなで確かめあっていると、足元にケラを発見!
ケラとは、おケラと呼ばれて親しまれている昆虫のケラです。
ケラはモグラ型の昆虫で、土を掘るために適した手の形をしたモグラと、そっくりの手の
形をしています。
よく見てみると小さな子供のケラも歩いていました。
みんなが入り込んで土を踏みしめたので、びっくりして地中から出てきたのでしょう。

生物保護区なので月に1回20人以下のレベルで、あちこちを踏み荒らさないようにしながら
生きもの調べとゴミ拾いをするのが、篠原池の生物保護区の適切な管理なのではないかと
考えます。

あたたかくなってきたので、生きものたちが活発に活動し始めています。
来月の活動のときは、今回とはまたちがった様子が見られることでしょう。


みんなで採集した生きものたちをみんなで確認しています。


このように自然や自然の生きものたちとふれあう機会が大切なのだと思います。


ケラを発見!
成虫(大きいもの)1匹のほか、幼虫(小さいもの)も2匹以上確認できました。
篠原池の生物保護区でケラを確認したことは以前にもありましたが、これは意外でした!


空き缶やペットボトル、コンビニ袋などのゴミも拾いました。