海堂 尊(かいどう たける、本名非公開、1961年 - )は、日本の作家、医師、博士(医学)(千葉大学)。外科医、病理医
代表作 |
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『ブラックペアン1988』は2007年に講談社から発売された海堂尊の長編小説
未だ、二話までしか放映されていないだけど・・・
海堂尊の小説は、結構読んでいるし、上記ドラマ化されたのも視聴してきたくちこです。
現場の医師が書いた小説だから、現実感があるし、勉強になったり、感慨に繋がったりするから。
が、どうも、今回、ドラマ色が濃すぎるなあ
ちょっと、鼻に付く。
面白いには面白いんだけど。
代表作の二番煎じ感も否めないわ。
医療は日進月歩、が、これは一昔以上前の小説。
昔の現場として表現するのか?
今の現場として表現しているのか?
未だ掴めないけど、
自分の人生を振り返りつつ見ています。
閑話休題的資料
一昨日、中村祐輔先生がAIホスピタルのディレクターに決定しました。
この組織が日本のがん医療を変えていく気がしています。
今年3月19日に政府が最先端技術を活用した次世代医療システム
「人工知能(AI)ホスピタル」を2022年までに構築する。
センシングや医療情報のデジタル化技術を使って、医療現場からデータを収集・統合。
AIで解析して、病気の進行や治療効果などの予測、抗がん剤などの適切な調整を支援する。
遺伝子だとか、AIだとか、
これが、今の医療の流れみたいです。
ただね、
何が替っても、心を載せる医療であるべきなのは、不動不変だと思うくちこです。
「心を載せること」
ああ・・・
いつものことながら、話がそれまくり
此処までが、枕なんです。
結構、治験って言葉が出てくるんです、一話から。
でも、知らない人が、このドラマを見たら、なんだか誤解しそうな気がして、不本意
今回は、治験中で未だ世に出ていない医療器具の治験なんだけど。
それ自体が、治験の中でマイナーな気がするくちこです。
そして、それを使った手術費、医療費が無料になることは納得できるけれど、
報酬が300万円だなんて
マジで
この金額の設定に、根拠だとか、裏打ちだとかあるんだろうか?
くちこが知らなかっただけで、こんな相場が実在したのだろうか?
誰かに確かめたいわ。
もしも、ドラマだからと、勝手に想定したのだったら止めて欲しい。
治験って、このドラマで初めて知る人も多いと思うから、
なんだか、間違ったイメージが拡散しそうで。
このドラマに出てくる治験コーディネーターって、やっていることがMRさんに近い。
医薬情報担当者(いやくじょうほうたんとうしゃ、英: medical representative、MR)とは、医薬品の適正使用のため医療従事者を訪問することなどにより、医薬品の品質、有効性、安全性などに関する情報の提供、収集、伝達を主な業務として行う者のことを指す。
治験コーディネーター(CRC)
新薬における治験の参加条件に当てはまる被験者の方や、治験を行う医療機関、そして新薬を開発する製薬会社など、治験に携わる方々や機関などとの架け橋になる。
該当する被験者を治験担当医師と連携して探したり、担当して説明したり、治験データを集積する業務です。
まあ、色んな立場のCRCがいることが確かですが。
このドラマを見ていたら、頭に残るのは、豪華な接待と、300万だけだわ
まあ、治験が主のドラマでは無いんだし、
なんたって、ドラマなんだし・・・ね。
ただ、一人の患者として治験に参加すると言うことは、
新しい器具や薬を試すメリットやデメリットを理解し、
権利や義務を理解し、
そして、もう一つ、
自分のデータが、後世の人の役に立つならば、その礎の一つになるべし、と言う志を持つことです。
その一点、その一言が、せめてドラマに欲しかったな、10秒で良いから。
くちこは看護師時代、沢山の患者さんに助けられて、仕事をしてきたので、
沢山の志を受けて仕事をしてきたので、
もし、くちこが治験に該当すれば、可能な限り参加するつもりであること。
愛しの医長には伝えてあります。
経済的メリットがほぼ無い臨床研究であっても、意思は同じです。
だから、このドラマのことがちょっと残念だったので書いてみました。
で、これからも視聴するつもりですよ。
いろんな事思い出して、ちょっとセンチメンタルになったりしながら、ね。
病院の渡り廊下を、電動ひげ剃り機で髭を剃りながら歩いていた心臓血管外科医長、
床屋でひげ剃り中に呼び出されて、半分だけ髭剃った顔で駆けつけてくれた産婦人科医長、
色んな人の顔が思い出されて・・・
写真が無いと寂しいので、山藤と山桜の押し花、屏風仕立てです。
親が子を支えているようで、
強い者が弱い者を支えているようで、
実は、逆もまた真、なんだなあ。。。