本と映画と雑談室

読んだ本 好きな映画 俳優さん  そして身近な出来事 おりに触れて  読んでいただければ 嬉しいです

四月も終わり

2017-04-30 11:02:51 | 子供のこと身辺雑記
明日から5月ですが 近所の花屋さんにこんなポスターがありました



息子よ しょうぶの時がきた

花の「菖蒲」と「勝負」がかけてあるのですね^^
鬼と男の子が描かれていて

菖蒲湯に入る節句の・・・・

5月5日
柏餅を買って食べるだけの日(笑)では無いのだわ





久々に炊き込みご飯など炊いてみました
筍を茹でて 
筍・牛蒡・人参・あさりの身・かまぼこ・椎茸ーなどの具です
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「恋する魔法使い」-22-

2017-04-29 14:24:03 | 自作の小説
ロズモンドの事から自分の事へと心を切り替えるのに リザヴェートは少し時間がかかった

「つまり それは・・・・・」
言わずもがなのことを確認しようとするリザヴェート

「リザヴェート姫 あなたを愛している そういうことです」

「嬉しいと思う自分がいます 何故あなたがわたしを愛して下さるのかはわかりませんが」

「愛していると言ったことに対し あなたが嬉しいと思ったことに 僕は驚いているけれどね」

「わたし達 変ですね」

などと 変に面倒なやりとりをするダンスタンとリザヴェートだった


リザヴェートから離れたベルナーは ディスタン王から聞かされた話に困惑していた


そうそれは少し前のことだが
皇女ファナクは同盟の話を正式なものとする為に ベルナーがレイダンド国の王族リオデールとしてアクシナティ国への彼女の帰国の旅に同行することを知った

まだ あと少しベルナーを見ていられる
その喜びとは別にファナクは船旅にロズモンドに付き添ってほしいと望んだ
心を込めた世話をしてくれるロズモンドを今やファナクは姉のように慕っていた

ファナクの望みの言葉にロズモンドは 慎ましくこう答えた
「レイダンドの姫様方が許して下さいましたら」

ベルナーが先のレイダンド国王ランデールの忘れ形見リオデールであり 身分違いとベルナーへの想いを押し殺し自分の胸の中だけに閉じ込めようともがいている
船の中でベルナーと同じ時間を過ごすことは ロズモンドにとって辛いことであったけれど

ロズモンドの考えを知らず ベルナーへの恋を応援したい姫君達は 短い時間にそれほどまでも頼りにされるようになったロズモンドを褒めたたえ同意
「旅のお土産話を教えてね」


メリサンドとカズール・シャンデ将軍は異国への危険な旅への参加に反対したがー

「皇女ファナク様を無事にお送りしてまいります」とのみ 淑やかにロズモンドは答えるのだった


ディスタン王もまだ同盟が成立していない国への旅を案じている
ベルナーを派遣するのだって止めたいくらいだったが

「だからこそ魔法使いでもある僕の出番かと いよいよ危ない時には術にて身を護りますから」
自分が行くことには笑顔だったベルナー

ー少しの侍女はいるとしても男ばかりの船に・・・・
限られた同じ空間にロズモンドの姿を見て 傍に居て・・・

この俺の彼女が欲しい!その気持ちを抑えきれるのか!
魔法使いとして生きるなら諦めなくてはいけない相手だ

俺自身の想いからさえ彼女を護りきらなくてはならない
すまない ロズモンド



「ベルナー殿」

声をかけられベルナーは立ち止まる「シャンデ将軍」

「皇女ファナク様がロズモンドの同行を望んでおられる話は聞かれたか」


「先程 ディスタン王より伺いました」

「わたしや女官長は止めたのだがな 皇女ファナク様が望んでおられるのだからとー
誰に似たのか全く頑固なー」

「将軍?」
いつになく多弁なシャンデ将軍にベルナーは思い当たることがある
ロズモンドと同じ色のシャンデ将軍の左目
金色の波の中に緑の光がきらめく不思議な色の美しい瞳

「今度はわたしがベルナー殿に頼みたい
ロズモンドを守り無事に連れ帰ってほしい

アイーシャ メリサンドはわたしが死んだと聞かされていたーわたしのただ一人の女性で ロズモンドはわたしの娘だ」

「僕だってロズモンドには船に乗ってほしくありません
船旅は危険だ 父親なら止めてくれませんか」

「女官長とわたしがどれだけ反対したと思う 止めたがきかない 
だから君に頼むのだ」


眼を閉じたあと 天を見上げてベルナーは呟く
「これは・・・何の罰なのでしょうね」

「罰?」シャンデ将軍は怪訝な表情になる

「この旅が終われば僕は生活すべき場所に戻らないといけない 一人で」


「やはり 君は・・・」


「ロズモンドを 彼女を愛する人々からひき離せない

それでも世界の果てまでさらって逃げたい
そんな誘惑にかられる弱い男です」

「酷だが わたしは君にお願いする 君にしか頼めない
君自身からもロズモンドを守ってほしい」
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いたずら描きのクセは抜けず

2017-04-29 14:05:48 | 子供のこと身辺雑記


新聞などの折り込み広告の裏が白いのをメモ用にとっておいて 買い物メモとか思いついたことを書いたりするのに使っていて

お話など思いつくと
どういう人柄とか その人物が言う浮かんできた言葉なども一緒にメモしますが
髪の色とか目の色とか 長さ
背が高いとか 小柄とか
外見的なことやクセとかも書いて 何枚かになります

会話など書いた余白にちょこちょこ たぶんこんな表情で話してるーとか

こんな樹があってとか かなり具体的なイメージはありながら これ文で書くの面倒(笑)とか

絵で描くのが面倒なこともあれば 文で書くのが面倒と思えることもあって 面白いな
厄介だなと思ったり

頭の中に思っただけで 考えていることを入力できる研究・開発がされているそうですが
考えがまとまってなければ難しいんじゃないかと

でもそれが実用化されたら 世の中はどのように変わっていくのかなと思ったりします




「恋する魔法使い」から ロズモンド
-22-にて皇女ファナクからアクシナティへ帰る船旅に同行してほしいーと頼まれた時の表情です
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ヒイキにしているお店で

2017-04-29 13:46:15 | 子供のこと身辺雑記
めんたい蒲鉾
切ってそのまま食べてもいいし 物足りなければ山葵醤油で食べても
淡いピンク色が可愛い蒲鉾です




イオンのリバーシティ店の北側に入っている九州の物産を売るお店で売られています
(九州の商品を置いているってことで ヒイキしております・笑)
鮭や鯖の切り身や その切り身を味噌漬けにしたの
明太子や 明太子の切り子などの量り売り

しじみとわかめとねぎのお吸い物の素も美味しい

そのまま食べる焼き穴子の加工品も美味

その向かい側は豆腐屋さんでお揚げの加工品やお惣菜とか大豆を使った品が売られています
(ここは 買い物するとおからが貰えます 卯の花とか作ると美味しいんです)

通路隔ててお肉屋さんー(ここは昔 近所の公設市場に入ってました)

と好きな一角です

ささっと必要な物だけ買いたい時や そこまで荷物を持ちたくない時とか便利ですし
(子供のクリーニングに出した服を受け取る カートに乗せて たったかお買い物して駐車場へ♪)

スーパーの中で買い物をすると ついつい余計な物まで買ってしまう時もあるので
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金曜日放送中のドラマから

2017-04-29 11:31:11 | テレビ番組
どういう最終回を迎えるか興味を持って観ているのは湊かなえさん原作の「リバース」
大学の卒業近くにゼミ仲間で行った旅行で一人が死んだ

十年後ーそれぞれに名指しで「人殺しだ」と送られた言葉

深瀬和久(藤原竜也)美穂子と付き合い始めるも「人殺し」の告発が来てからーしっくりこなくなる 
由樹に教えられたコーヒーに蜂蜜を入れる飲み方が好き




浅見康介(玉森裕太)広沢由樹の死からアルコールを断っている 

谷原康生(市原隼人)ずっと隆明の妹の明日香が好きだった 職場の上司から嫌がらせを受けている



村井隆明(三浦貴大)父親が政治家で秘書をしている 夫ある女性と不倫中だがー


広沢由樹(小池徹平)村井を雪の中車を運転し迎えに行こうとして事故死したことになっている


谷原明日香(門脇麦) 隆明の妹 広沢由樹とも仲が良かったがー谷原と結婚


越智美穂子(戸田恵梨香)パン屋で働く 深瀬と交際


小笠原俊雄(武田鉄矢)元刑事のジャーナリスト 今更 広沢由樹の死の真相を知ろうと深瀬らに近づく

広沢忠司(志賀廣太郎)由樹の父

広沢昌子(片平なぎさ)由樹の母


原作通りなら救いの来ない終わり方(港かなえさんがイヤミスの女王と呼ばれる作家さんだけにー)なるのですが
連続ドラマで原作そのままの終わり方をするのだろうかと

それとは別の「デスノート」コンビの藤原竜也さんと戸田恵梨香さんの組み合わせにもーもしや狙った?!(笑)とウケました

戸田恵梨香さん映画「駆込み女と駆出し男」のじょご役もよくて とても良い女優さんになられました

ドラマ「リバース」は3回まで放送
玉森裕太さん演じる教師の浅見が アホ生意気学生の父兄の横暴に負けるなーと応援したくなる展開です

市原隼人さん演じる谷原はホームで電車が迫る線路へ何者かに突き落とされました

三浦貴大さん演じる村井は不倫を知った妻の異常行動があってー

藤原竜也さん演じる深瀬は浅見を陥れようとする父兄にプレッシャーをかけられています



同じ時間帯 NHKではほっこりする内容の小川糸さん原作の「ツバキ文具店」
多部未華子さんが主演です

文具店と代筆屋さんとを祖母の店を受け継ぐヒロインは個性豊かな人々に囲まれています

ヒロインが通うようになるお店の店主に上地雄輔さん子持ちのやもめを好演です

原作を既読なので この人物をこの役者さんが演じられるのかーとかね
配役の妙にもそそられます

ぱっと目を惹く派手さはありませんが 丁寧に作られた良いドラマだと思います
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「恋する魔法使い」-21-

2017-04-26 10:09:21 | 自作の小説
姉二人がそれぞれ求愛を受け入れたことは アシュレインとリザヴェートに焦りを与えた

それによりそれぞれの相手の王子の求愛を受けるとブロディルで暮らすことが決まったから

ー遠いと思っていた現実
ずうっとレイダンドで暮らせるとは思っていなかった

王子様
いつか出会う運命

それはリトーアル様 そうなの?

アクシナティの兵が城に襲撃をかけた日の戦(いくさ)仕度の姿・・・・・
漂っていた血の匂い
戦いに行く前の厳しい表情


夢を追って生きてはいけないことは分かっている
戦いで傷ついた兵士達

私に何ができるだろう

知らない国でー

食事も進まないアシュレインをリトアールが見ている
テーブルの向こう側からアシュレインの視線をとらえると微笑んだ
何が起きても 何があっても大丈夫なのだと心落ち着かせる深い眼差し

ひとかけらの勇気が自分にあるだろうかとアシュレインは自分に問う

ーマルレーネお姉さま エルディーヌお姉さま どうか私にもその勇気を出させて下さいー

アシュレインが食事の席を離れると リトアールが「お部屋まで送らせていただいてもー」と申し出た
従者のゲイルドにはついてこなくていいと声をかけている

「楽しい時間には終わりが来るようです」とリトアールはアシュレインに言った
「兄達がブロディルから戻ってきたら 僕はブロディルに帰らねばなりません」

夜に咲く花の香りが窓から流れてくる
途中に見晴台のある螺旋階段でリトアールはアシュレインを外へと誘った
「僕は夢の王子ではないけれど これから続くブロディルでの生活で 貴女が傍にいてくれたらと望んでいます」

好きだとか愛しているとか そんな甘い告白はリトアールはしなかった
返事も求めずアシュレインを部屋まで送ると身を翻した

静かな夜 長い夜
アシュレインの心は不思議なほどにリトアールで充たされていく

末のリザヴェートはロズモンドを案じていた
皇女ファナクの世話もあり いつも以上に忙しいロズモンド

心に悩みもあるようで ひどく痩せた

ーなのだがーという男言葉もしばらく聞かない
「ロズ・・・・大丈夫なの?」

たまりかねて声をかける
ロズモンドは皇女ファナク用に仕立てた衣装を運んでいた

「はい 」少し翳りある表情でロズモンドが微笑む

「ねえ ロズ・・・ 手が空いたらお話しましょ」

「はい そうですね ご相談もありますし」

ロズモンドのご相談というのは マルレーネ姫とエルディーヌ姫がブロディル国へ旅立つ前に「集まる」というものだった

「それでロズ・・・」ベルナーとはどうなってるのか 尋ねようとしてリザヴェートは思いとどまる
自分だってダンスタンをどう思っているのかーなんて聞かれたくはない
聞かれたくはないがー


「姫様 恋というのは難しいものですね 
これが恋とも言い切れないのにー

気がつけば相手のことを考えてしまっている
自分がどう思われているのか それを知るのすらおそろしい
ましてや自分はどうとも思われてもいなかったらーと

おそろしくて切なくてーひどく馬鹿な振舞いをしそうになります

そこにその人がいる
それだけで嬉しいのに
それなのに
自分だけの思いをおしつけているのではないかとか

あれこれ考えて 思い悩んで身動きがとれなくなります
ごく普通の自分でいることすらできなくなってしまって

ー気が付けば あなたへの想いに囚われて閉じ込められて
あなた どうか あなた わたしをこの恋の牢獄から救い出してくださいな
わたしはあなたを想わずにはいられないのですー

まるで この歌のように」

もしも そういう思いがあれば それが恋に落ちているということだとロズモンドは言いたかったのだ
「リザヴェート様 お幸せになって下さいね」

そう言ったロズモンドがひどく儚げで寂しそうで かける言葉をリザヴェートは見つけられなかった


ー優しいロズモンド 自分も何かに苦しんでいるようなのに わたしの迷いに気付いて助けになればと言葉をくれた
メリサンドが厳しく躾けるものだから小さな頃から 年が同じわたしばかりか自分より年上の姉たちのこともいつも大切にー

でもねロズ・・・
わたしはあなたにも幸せになってほしい
幸せでいてほしいのよ

あなたがわたしを大切に思ってくれるように
わたしもあなたが大切だわ

人の心は思うようにならないものだけれどー


リザヴェートは無理にも忙しく動いているようにもみえるロズモンドが案じられてならない

野暮でもなんでも余計なおせっかいがしたくなる
皇女ファナクが乗るアクシナティの船の出航準備にかかりきりに見える魔法使いのアスタリオン

彼に一言言ってやろうとしていたリザヴェートは とうとうディスタン王の部屋から出てきたアスタリオンを捕まえた
「アスタリオン殿 お話があります」

「どうか ベルナーと呼んで下さい」
魔法使いのアスタリオンにして歌うたいのベルナーは答える


「レイダンドの姫としてではなく ロズモンドの友として・・・あなたに言いたいのです
ロズモンドはひどく苦しんでいます
ずっと小さな頃からロズモンドは自分のことなど後回しにして いつもわたしたちの事ばかり
いつもいつも誰かの為に動いています
それは一生懸命に
どれほど傷ついても他人に助けは求めない人間です」

「リザヴェート姫 僕はかの領域の人間です
今度の事が片付けば 戻ると約束して出てきました」

「歯がゆい方ね 
それではロズモンドを何とも思ってないと言ってご覧なさい
塔から叫べばいいわ

そうしたら わたしは世界中の男をロズモンドに紹介するから」


らしくなく血相変えて思いつめた表情のリザヴェートの様子を心配し彼女を見守っていたダンスタンは このやりとりを聞いて
新たな一面を見る思いだった
逆上して無茶な事も言っているが・・・・・
ー世界中の男を紹介するって何て脅し文句だ


ベルナーは「有難う」と言葉を残してリザヴェートから離れる


ダンスタンが近寄るとリザヴェートは「悔しいわ」と言った
「ロズモンドは色んなことをしてくれたのに わたしは何もしてあげられない」

「世界中の男を紹介してあげるんだろ」

「何の意味もないわ たった一人の心が得られないのなら」


「知ってるかい ずっと前から僕はあなたのたった一人になりたいと思っている」







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「恋する魔法使い」-20-

2017-04-25 13:14:52 | 自作の小説
アンドールとロブレインはレイダンド王のディスタン王とひどく真剣な話し合いをした
ディスタン王の答え「ブロディルの国王夫妻が許されるのならば」
異論はない

ディスタン王がブロディルの国王夫妻が跡取りと思って育ててきたであろうアンドール王子を手放すであろうかとの懸念を示すと
ロブレインは快活に笑った
「勘当されたら もっけの幸い」
あちらの国の後継ぎは二人の弟たちのどちらか
全然へっちゃらーな兄王子二人

兄二人が話を進めていく中 残った弟二人 リトアールとダンスタンは・・・じゃんけんをしていた

結果はリトアールの3連敗

「はい ブロディルの次の国王はリトアールってことで よろしく兄さん」

何故3回ともじゃんけんに負けたのか納得いかないリトアールを見て ダンスタンは笑い転げている
リトアールはじゃんけんで出す順番が必ずグー・チョキ・パー

「助け合っていこうよ リトアール」

2人はどちらが王位に就くかをじゃんけんで決めたのだった

「僕は勝てない勝負はしないからね」と微笑むダンスタン
兄との勝負よりもリザヴェートの心を掴む方が難しいと考えている
兄弟の中では一番の女顔
ダンスタンはとても優しい顔立ちをしている
小さな頃は娘でないことをカサンドラ王妃がとても悔しがった「一人くらい娘がいても良かったのにー」

危なくドレスを着せられそうになったこともあるくらいだ
実に男らしい顔立ちのアンドールやリトアールを羨ましく思ったこともある

おっとりしながら ゆるぎないリトアール
のんびりしているように見えるのに細かいことにも気づく
下はそんなふうに上の兄弟達に羨望を覚えるものなのだろうか

ロブレインはアンドールの事をこう言う
「智恵では兄上に敵わぬ 人の心は兄上ほどには読めぬ」

ロブレインの言葉をアンドールはさらりとかわす
「少しでも年上だから立派に見えるだけだ
自分の未熟さ 足りぬところに気が付ける人間は大きくなる」
そんなふうにかわしたあとで こうも言った
「でも そのように思われているのは嬉しいよ」


じわじわと兄達との別れが近付いていることがダンスタンの心に迫ってくる
幾つもの他愛無い想い出が胸を過る

なんのかんのと言いながら末っ子のする事は大目に見る優しい兄達だった
上二人の兄達のクッションになってくれていたリトアール
こんな半人前の自分が・・・・・



「らしくもなく悩むとはげるよ」
ぽんぽんと軽くリトアールがダンスタンの頭を叩く
「こう考えてみては どうだ? ぼくがリザヴェート姫を抱いたらお前は耐えられるか
僕でなくても 誰か他の男でも」

リトアールが言い終わらないうちにダンスタンはリトアールを殴っていた
殴られてリトアールはニヤニヤしている
「そういうことだよ」

ダンスタンははっとした「悪い・・・」

「誰かに手を出されたくないなら その気持ちを忘れるな  
しっかり捕まえておけ」
顎をさすりながらリトアールは笑っている

えらぶらないが お兄ちゃん風を吹かせないが リトアールにダンスタンは敵わないと思う
ロブレインもアンドールに似たような気持ちを抱いているのかとも



それなりの覚悟を決めた表情でダンスタンが部屋を出て行くと リトアールは日頃見せない厳しい表情になった

長兄アンドールに替わりブロディル国を治める
人々の暮らしを守りー
地位は責任を伴う
アシュレイン あの愛らしい姫に王妃の・・・・・

「ふられても仕方ないか」
弱気な言葉とは逆に男くさい笑みが口許に浮かぶ


夜の食事の席でディスタン王はアンドールとロブレインがマルレーネとエルディーヌを連れて ブロディル国王夫妻に結婚の許しを得る為に
ブロディル国へ行くことを皆に伝えた
メリサンドには二人の姫についてブロディルへ行くように言い渡す
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「恋する魔法使い」-19-

2017-04-24 14:39:20 | 自作の小説
たとえ勝ち戦(いくさ)でも戦えば負傷者は出る
マルレーネは傷病兵の手当てをしていた
膿んだ傷口にも目を反らしたりはしない

艶やかな栗色の髪は布で覆い口許も布で覆われていて 見えるのは眉と目ばかり
それでもレイダンドの兵は声で姫と気付いた

何が起きても安心と思わせる落ち着いた声と優しい物言い

包帯を取り換えてもらい感動して泣きだす若い兵もいる

兵の中には故郷の山野を離れて久しい者もいる

ー姫様が手当てして下さる!-
ーこの姫様の為ならば!-
ーなんて勿体ない 有難いー

城を守る兵に選ばれることは 彼等の誇り 名誉だった

その頭に王冠を抱かずとも生まれついての女王
漂う高貴 備わる威厳

アンドールは彼女を待つことが苦にならないことに気づく

これから妻になってほしいと彼なりに勢い込んで 意気込んで申し込みにきたのだがー

立ち働くその姿を眺め 妻にしたいと思う気持ちがますます強くなっていく

この女性を護り支え生きていきたいと

負傷兵の世話を二人の妹アシュレインとリザヴェートに引き継いで棟の外に出てきたマルレーネの顔は疲労から少し蒼ざめて見えた
頬にも微かな汚れがついている

髪と口許を覆った布を外し溜息をつく

気を取り直すように背筋を伸ばし 周囲を見渡したマルレーネは木に凭れるように立つアンドールに気付いた
彼が近付いていくとマルレーネは言った
「いまは・・・王子様に会う気分ではありませんの」

「だろうね」
同意したアンドールはマルレーネを抱き上げた

「きゃ・・・」
マルレーネが小さな悲鳴を上げると アンドールは嬉しそうに笑う
そのまま歩き出した

「何をなさるんです」
マルレーネの問いには人をくった言葉が返ってきた

「うん? 歩いている」

マルレーネは以前ロブレインをひっぱたいたエルディーヌの気持が分かってきた
ーこの兄弟は!-
時々 突拍子もない行動に出るのが似ているのだろうか

むしろアンドールは兄弟のブレーキ役に見えていたのにー


少し離れた中庭の泉の畔まで来ると やっとマルレーネをおろす
彼女の頬に指を滑らせ ついていた汚れを拭った
「ここはいい風が吹く 一休みして気分転換するのに良い場所だ」

人の胴にして3人分ほどの太さの幹を持つ大きな木が人の視線をうまい具合に遮ってくれる

マルレーネは少し毒気を抜かれた表情になる
「ええ それで 何か御用がおありなのでしょう」

「勿論」短く答えてアンドールはマルレーネの前で片膝をつき 彼女の手を取り口づける

「な・・・」
びくっと手をひっこめようとするマルレーネ
その手を強く掴んだまま アンドールはマルレーネを見上げ一気に言った
「我が妻になって下さい」

続いた沈黙の後のマルレーネの言葉は「どうして・・・」だった
「どうして いま なのでしょう
心構えとか それなりの恰好の時に・・・・
こうして疲れて 髪も乱れていて 着ている物も汚れていて」


「うん?」


「ああ もう! もっと甘やかな・・・・・」

半ばヒステリーを起こし 支離滅裂な譫言のような事を言っているとわかりながら零れる言葉をマルレーネは止められない
それは自分らしくないことだ
いつも冷静で場に相応しい振舞いを心がけて
でもこの状態で どうするのが正しいのか


「では やり直そう 聞かなかったことにしてくれ
あなたの良い時に 今から告白してほしいと教えてくれたらいい」
そう言いながらアンドールはマルレーネの手を離そうとはしない

マルレーネは少し笑った
「さぁ 告白するのは今よ!って言いますの それもなんだかおかしいわ」

「もっともだ」
大真面目な表情でアンドールが頷く
「大胆かつ情熱的にーか あくまで優雅に上品にか どれがいいか教えてくれたら要望にお応えしたい」


「とりあえず手を 手を離して下さいな」とマルレーネが答えると


「いや・・・ この手を離すつもりはない」
そう言ってアンドールは立ち上がるとマルレーネを腕の中に引き寄せた


この瞬間までマルレーネが思っていたアンドールという人間は いつも穏やか かつ冷静で羽目を外したりはしない
それはただの思い込みだった
アンドールが そう見せようとしているだけのー
心を決めたら目的に向かってー

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「AERA増刊 浅田真央 すべてを抱きしめたい。」 (朝日新聞出版)

2017-04-24 14:24:09 | 本と雑誌
浅田真央 すべてを抱きしめたい。 (AERA増刊)
クリエーター情報なし
朝日新聞出版



目次から
もっと!もっと!浅田真央という美しきアスリート

2002~2009 一気に世界の頂点へ
日本中が明るくなった
いきなり現れた天才フィギュアスケーター
 
2010!涙のバンクーバー五輪
現代の肖像 浅田真央
殻を打ち破り、乗り越える強さを


というように続き

浅田真央の軌跡
どんなときも銀盤で舞った21年間



様々な方が浅田真央さんの現役引退について言葉を寄せられておりますが 高橋大輔さんの
「まずはゆっくり休んでほしい」

村上佳菜子さんの「感謝の気持ちでいっぱいです」

特にこの二人の寄せた言葉が心に響きます

村上佳菜子さんも現役を引退

これからはプロスケーターとして
高橋大輔さん
小塚崇彦さん
安藤美姫さん
浅田真央さん
村上佳菜子さん

彼等が同じアイスショーで滑ることができれば!
かつて夢だと語った日本人だけのアイスショーが実現できるような気が致します

そうして いつか彼らが もしも選手を育てることがあればー
なんてね 夢はひろがります
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永久保存版「ありがとう浅田真央」サンデー毎日5月13日号増刊(朝日新聞出版)

2017-04-24 14:07:47 | 本と雑誌
ありがとう浅田真央 2017年 5/13号 [雑誌]: サンデー毎日 増刊
クリエーター情報なし
毎日新聞出版



定価 税込980円

2002~2015
15年間

引退記者会見で語られた言葉 その様子

目次から

ありがとう 浅田真央

「真央ちゃんを誇りに思っています」伊藤みどりさん

引退記者会見「スケートは本当に私の人生でした」


浅田真央グラフティでは2005年から2016年までの写真と記事

小塚崇彦さんや安藤美姫さんからの言葉


ずうっと頑張ってこられた 頑張ってきてくれたその演技

神様からの贈り物のような形をとどめず人の心に深く残る
その断片が集められた一冊です

浅田真央さんが使用した曲と同じ曲を使う選手さんもおられます
そのリスペクトは嬉しいけれど
別の方の演技を観ながら
ー違う それはあなたの曲じゃない
なんてね ちょっと意地悪く思ってしまいます

浅田真央 唯一無二の存在

これからプロのスケーターとして どんな素晴らしい演技を見せてくれるのか
新しい魅力の開花
楽しみでなりません
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「恋する魔法使い」-18-

2017-04-23 11:53:28 | 自作の小説
ブロディルの第二王子ロブレインは王になる気は無かった
兄のアンドールがこの国に残るというのは まさしく渡りに船

ただ問題はエルディーヌ姫
らしくもなく弱気だが まずブロディルへの旅だけはしないかと・・・・・
しかし それも随分卑怯だ
考えてみれば自分の良い所など見せたことがない
皮肉と毒舌しかー厄介だ
口喧嘩を 言葉の応酬を楽しんできた
ー全く 自分が面倒だ

苦笑するロブレインに横を歩くアンドールが声をかける「緊張するか」

「丸腰でライオンに向き合う気分だ」

くっくっくとアンドールが笑い声をあげる
「こっちは泳ぎを覚えた日の気分だね」

「参考までに どうやるのさ」

「正直にぶつかるさ だめなら・・・致し方ない」

「正直に・・・か」
アンドールの答えに ロブレインも頷く

「そう・・・頑張れよ ロブレイン」
ぽんとロブレインの肩を叩き アンドールは大股で離れて行く


何か迷いがあったようだが ふっきったようで ひどくすっきりした後ろ姿だった


ー大変だねぇ 長男はー頑張れ!
こちらは心の中で兄へのエールをおくる
彼もまた人生について考えたのだった
それゆえの決断


ロブレインが見つけたエルディーヌは意外なことをしていた

それは薬などを作る場所で エルディーヌは頭髪を布で包み飾り気のない簡素な服で すり鉢で何かをすり潰している
姫君がする仕事とも思えなかったが エルディーヌは真剣な様子で額には汗が光る

その姿を外廊の明り取りの窓からロブレインは暫く眺めていた

女官や召使に混じり 自分の身分を気にすることなく一緒に働いている

侍女が何を囁いたのか目を上げたエルディーヌはロブレインの姿を認めた

作業部屋からロブレインのいる外廊下へ出てくる
頭に巻いた布を外し 畳んで服のポケットに入れる

「これが普段のあたくしよ メリサンドの教育方針なの
料理 縫物 薬草摘みに薬作り 
井戸水を汲んで 運ばれる水の重さを知ること
この時間 マルレーネは先日の戦いでの負傷兵の看病の手当てを アシュレインはその兵達への菓子作り
リザヴェートは薬草摘み
そして私は薬の材料のすり潰し

役に立たない人間は尊敬されない
自分達の生活を支えてくれる人間の仕事の大変さを知り 生きる上に必要な様々な知識を持つべきだと

優雅なダンス
楽器を巧みに奏でる
姫君らしい諸々以外に

 人として有用有能であるべきだと

上に立つ人間は 自らが尊敬を強要するのではなく おのずと尊敬される人間になるべきだと」


王妃・・・・・母親を幼いうちに失った四人の姫君達を自分の娘を育てるように 願いと愛と真心込めて育てたメリサンド
その教えに素直に従い守る姫君達

エルディーヌの言葉を聞きながら ロブレインはそうした様子を思い浮かべる

だからこそ城の人間も ひいては国の者達も 国を守らねばーと思うようになる
姫みずからが作った薬で手当てされる兵士達


「君は・・・わたしには過ぎた姫だ・・・」
ロブレインの口から素直な言葉が出る「まいったな・・・」
続けてロブレインは軽く首を振った

無言でロブレインを見上げるだけのエルディーヌ


「妻になってくれないかと言いたくて 君を捜していた
アンドールはマルレーネ姫が受け入れてくれたら この国で暮らすと心を決めた
わたしは兄を支えて この国を守りたいと思う
君がわたしの妻になってもいいと思うならば

だが・・・その話は別として

兄はマルレーネ姫にブロディルを見せたいと思っているようだ
姉君一人では淋しかろう

その旅に君も一緒に来ないか
誰かの妻になってからでは 身分上 旅も自由にはできまい」

「あたくしは・・・・・」

そのエルディーヌの言葉を遮りロブレインは続ける
「その答えを聞くのが ひどく恐ろしいんだ
今はー真剣に君を愛していると知ってくれるだけでいい

君が愛する国から君をひき離したくない」


「その為なら 貴方が自分の国を捨てるとー」

「何処かの王になるよりも・・・」ストレートな気負いない言葉をロブレインは続けた
「君を愛している」



ーそうだった・・・・・
この国にいつまでもこの人達がいられるわけがない 自分の国から離れて
アクシナティの問題も片付きつつある今

正しい答を出さないといけない
でも一生を決めるには余りにも時間が短い
この方はどうして迷いもなく「愛している」と言い切れるのか
おかしな話だけれど この方と言い合いをするのは楽しかった
どう言い返そうかと言葉を選ぶのも

口ではお仕置きだの手を上げることをほのめかしても 実際にそうしようと動いたことはない
むしろあたくしが怒る 笑う そう変化する表情を楽しむようにー

あたくしは この方のそんな余裕を消したくてー
消したかった?
この方が心を乱すところが見たかった?


感情のゆらめきがエルディーヌの瞳に浮かぶ ひどく切なげな表情になる

やっと言った「あたくしは そういう類(たぐい)の告白に馴れておりません」


ーそうきたか
馴れられてちゃ困るがと思うロブレイン


「ただ・・・もう二度と会えないのは 会えなくなるのは・・・嫌です・・・」
言い終るとエルディーヌの瞳から涙が零れた

その事にエルディーヌも驚いたようだ
「貴方がブロディルに帰られてー二度と会えないのは・・・」
そう思っただけで 涙が溢れてくる
「あたくし あたくしは・・・・・」
自分が考えていた以上に いつの間にかロブレインが傍にいることが当たり前になっていたとエルディーヌは気付いた
もう会えないと思うだけで涙が止まらなくなるほどに

その腕をためらいながらロブレインはエルディーヌに回し 彼女が拒否しないとわかると強く抱きしめた
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三上延(みかみ えん)著「ビブリア古書堂の事件手帖 7 ~栞子さんと果てない舞台~」 (メディアワークス文庫)

2017-04-22 21:57:12 | 本と雑誌
ビブリア古書堂の事件手帖7 ~栞子さんと果てない舞台~ (メディアワークス文庫)
三上 延
KADOKAWA



ビブリア古書堂の事件手帖シリーズ7作目で一応完結
でも番外編とか 本シリーズで書き残された話はまだ書き続けられる予定なのだそうです

推理力ある聡明で美しい篠川栞子さんはビブリア古書堂の女主人

そこでバイトするうちに栞子さんに想いを寄せるようになり 晴れて両想いとなったのがシリーズの語り手 五浦大輔

栞子さんには進学を控える妹がいます

姉妹を置いていなくなっていた かなり厄介な性格の栞子さんによく姿が似た母親も

その母親の智恵子さんの父親が生前仕掛けたコトを 引き継いだような吉原が今回あれこれかき回してくれます

本にまつわる謎を栞子さんが解いてきたシリーズ 

栞子さんと大輔 
どうやら結婚となりそうです
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「いつかヒョウ柄で無くなるまで」

2017-04-22 11:04:49 | 自作の小説
門柱までがヒョウ柄の家を見下ろす存在があった

残念ながら人間には普通は見えない存在だが

それは全身を覆うローブというか ロングガウンというか ヒョウ柄のそうしたモノで身を包んでいた
白皙の眉間に刻まれた深い縦皺
不機嫌そうな美貌が 家中ヒョウ柄という家を見下ろしている


「特定の人間が気になったら それはもう恋だ」
陽気な声をかけられたヒョウ柄美男はますます眉間の皺を深くした

新たに登場したモノは ゆったりした仕立てのフリルつきのブラウスもパンツも全身白で何故か背中にスライスした鴨を入れた袋と葱を背負っている

「おお いつもながらヒョウ柄が良く似合っているぞ」
と爆笑するのだった


ヒョウ柄美男は嘆く「ああ あの時 じゃんけんに負けたばっかりに このザマだ」

そう このヒョウ柄はもともとはカモネギ背負い男のモノだった

おそろしいほどじゃんけんに弱いひょう柄美男は カモネギ背負い男とのじゃんけんに負けたその日からずうっとヒョウ柄を着ている

カモネギ背負い男は もう二度とじゃんけんをしてやらないでいる
恐ろしく身勝手だった
「もう じゃんけんをする気分じゃない」


「なんでそのスタイルで鴨と葱を背負う?」

「これぞ俺のポリシーだ 何しろ俺はカモネギ大魔王なのだから」

カモネギ大魔王とヒョウ柄美男の神様は どういう家族構成かきょうだいなのであった

カモネギ大魔王は兄の権限をふりかざす

ヒョウ柄美男は神様なのに おにいちゃんに勝てない
じゃんけんだけでなく

「お前もヒョウ柄信者をふやしているようで めでたいぞ」


ヒョウ柄美男神は 実はヒョウ柄は嫌いなのだ

なのにヒョウ柄を信仰する ヒョウ柄好みの女性を気にしてしまう

「お前があの娘を応援するならば 俺は弟の方を応援してやろう」
とカモネギ大魔王は言いだした

完全に面白がっている

さてこのカモネギ大魔王とヒョウ柄美男神の ひどくゆるいずっこけたやりとりは 地上の姉弟にどんな影響を及ぼしていくのだろうか

そしてヒョウ柄美男神は いつかめでたくヒョウ柄を脱げる日が来るのだろうか
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桜木紫乃著「硝子の葦」 (新潮文庫)

2017-04-22 01:17:00 | 本と雑誌
硝子の葦 (新潮文庫)
桜木 紫乃
新潮社


火事で女が死んだ

そこから物語は過去に遡っていく

母親の愛人だった男と結婚した節子
夫の勧めで歌集を出している

その夫は交通事故で意識不明

節子と正反対の歌風の倫子は娘のまゆみを節子に預ける

節子は前妻の娘の梢にバイト代わりにと まゆみを預けた

倫子の夫は どうしようもないDV夫

覚悟を決めた女達は 軽々と人殺しをやってのける


節子の以前の雇主の澤木は 節子の結婚後も男女の関係を続けていた


節子が火事で死んで 節子の夫の葬儀も終わってから 刑事の都築が澤木を訪ねてきた

ある疑問を持って・・・


節子と節子の母親の律子は姉妹と間違えられるくらいによく似ていた

行方不明の律子

火事で死んだのは本当に節子だったのだろうか


澤木はある場所へ確かめに行く


ー生きていてくれたらいい それでいいー

逃げてくれ
逃げてくれ

刑事が疑っている


都築はそこまで来ている



暴力をふるう夫を殺した倫子
その娘のまゆみ

まゆみが どういう人間に成長するのか
ひどく不気味でもある



普通に幸せに生きることもできない
幸せを選べない人間もいるのかもしれない

そんなふうにも思わされる物語です
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「Number 永久保存版 浅田真央」 (株)文藝春秋

2017-04-21 20:15:20 | 本と雑誌
Number5/5特別増刊号「永久保存版 浅田真央 ON THE ICE 1995‐2017」 (Sports Graphic Number(スポーツ・グラフィック ナンバー))
クリエーター情報なし
文藝春秋



フィギュアスケート選手生活から引退された浅田真央さんへ送られた言葉
これまでの浅田真央さんの写真 そうしたもので構成されている本です



これが表紙です



こちらは裏表紙



目次です


小塚崇彦さんと小塚嗣彦さんの寄せられた言葉は 特に読み応えがあります

トリプルアクセルの先駆者でもある伊藤みどりさんの言葉も

少し残念なのは ここに高橋大輔さんと浅田舞さんの言葉がないこと

浅田真央さんを語るなら このお二人は欠かせないと思うのですがー
(鈴木明子さんより 村上佳菜子さんの言葉がほしかったなーと思ったりーね^^;)

掲載された浅田真央さんの写真はどれも美しいです

目次の次のページの2ページ見開きのリチュアルダンスの赤い衣装の写真

14ページと15ページと2ページにわたるソチ五輪ショートのアップの写真
16ページと17ページの2ページにわたるソチ五輪フリーの演技中の姿
特に浅田真央さんの美しさに はっとさせられます

テレビでは国別対抗の様子が放送されています 
でも もうこの試合に浅田真央さんが出ることはない

各選手の演技を観ながら そうした想いの方が強いです

頑張れ!と思いながら それでも見ているのですけれど

浅田真央さんがいない大会 試合

熱と力がー入らなくて


滑っているわね
そうねえとー
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