しろつめ・楚々・くちかずこ姫のお部屋 goo

安易に清水の舞台から飛び降りるが、意外に用心深い。極めて自己中心的だが、意識がない部分で情が深かったりもする。

一人に一つの道

2010年03月28日 20時04分00秒 | 日記・エッセイ・コラム

花金は、送別会でした。
51年も生きてくれば、送別会も、それなりに出席してきましたが・・・

振り返れば、生活に、仕事に、目一杯で余裕がなく、この席に居ながら、これまでの送別会は心が上すべっていたような・・・

今回、良い職場の良い同僚との別れ、心に沁みました。
祝うべき別れですけれどね。

くちこは今、裏庭で風に吹かれています・・・
しろつめ・楚々・くち・個・姫として。
週半分は、一人暮らしです。
母の看板を降ろし、妻の看板も休業し、今日は、看護師も休業。
それでも、からっぽであってはならじ!
くちこの中には51年分のくちこが入っています。

妻になる前のくちこ。
母になる前のくちこ。
入っています。
どう見ても・・・
やっぱり、わがままで、肩で風を切っています。



一人に一つの道
くちこに、くちこの道。
ただいま、いろいろ迷いもあり、
裏庭にて 気持ちを見つめています。



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海軍病院の桜

2010年03月24日 18時06分00秒 | 日記・エッセイ・コラム

くちこが勤務する病院は、元海軍病院。
広大な敷地に桜の古木が美しい。

春ともなれば、
見事に咲き、
見事に散る。

昨春くちこは、癌末期の患者さん達と関わっていました。

とても可愛いおじいちゃんと病室を脱走して、
藤棚の下、並んで腰掛け、
桜吹雪の中、ただただ二人・・・
黙って散る桜を愛でていました。
ほどなく脱走は発覚、二人すごすごと帰室しました。

とても素敵なおじいさんもいて、
教養豊かで、人品卑しからず、
立派な人でした。
病室の窓から二人で桜を見下ろし、
愛でました。
「もうすぐ散りそうですね・・・」
(ああ・・・ばかくちこ!!!)
たった一人妹を残して逝くことに心を痛めていました。

今年も咲き始めました。
くちこ、たった一人・・・
ただただ黙って見るしかありません。

この、元海軍病院の桜・・・
いったい、どれほどの悲しい視線を受けてきたのか。

生きるということは、
生き残るということ。

この桜のように。

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くちこんちを巣立った悪い子へ

2010年03月22日 09時47分00秒 | 子供達のこと

新生活ですね。
心新たに。
生き方、暮らし方、皆、心新たに。

強い意志を持たないと変わらないこともたくさんあるかと思います。

後回しにしない。
一手間を惜しまない。
今が楽な方でなく、
後が楽な方を選ぶこと。

最後に自分の強みとなってくれるのは、
努力で裏打ちされた物だけですよ。
骨惜しみせず動くことで本当の新しい人生が開けるはずです。
したいことを優先でなく、するべき事を優先に。

十分な頭と体が備わっています。
十分な愛情も受けて育っています。
そして故郷という母港もあるのだから、
思い切って自分の可能性を試してください。

したくてもそれが出来なかった祖父や母の分まで。
貴方は自由に思い切り自分の道を切り開いてください。
やれると信じていますよ。

      母くちこ

という手紙を添えて、これから宅急便をだそうかと。

昨日は、午前中は友達4人と久しぶりのお喋りを楽しみ(ホテルでケーキタイム)、午後は墓参り後に伯母と従姉妹の家に行き昔話を楽しみ、夕方からは、デパートで一人お買い物を楽しみ、ついでに足裏マッサージまで・・・・
夫は実家なので、一人暮らしをエンジョイ中。


今日は、別の友達がランチに来ます。

今夜、夫が帰ってきて、明日は夫と焼き鳥を食べに行く予定。

息子には叱咤激励しつつ、くちこは、こんなていたらくな新しい人生を送っています。

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サクラサク くちこんちの桜

2010年03月18日 09時33分00秒 | インポート
くちこが好きなのはね、空に向かって透かした桜。
空を見上げた時の桜。
こんな感じ・・・

photo by kazukomtng from OCNフォトフレンド


賑やかに・・・山桜。
山ツツジや、栗の花も一緒に・・・

photo by kazukomtng from OCNフォトフレンド

細長いのが栗の花、でね、山桜は葉も一緒に出ます。

次は、屏風仕立ての山藤と山桜。
人の手を借りない、自然の花は、楚々としつつも力強い・・・

photo by kazukomtng from OCNフォトフレンド

猫も居眠り・・・

photo by kazukomtng from OCNフォトフレンド

ちょっと撮影失敗の箸置きシリーズ。
中央に優しい色のガラス製のほっこりした桜が写っていなかった・・・
すまないねえ・・・
ま、こんな感じ*(ウインク)*

photo by kazukomtng from OCNフォトフレンド

実は、くちこんちの庭に真っ白な藤の花が咲きます。
それで去年、押し花の作品にする準備をしたのですが・・・
くちこの押し花の先生は、よく受賞される人で、くちことは全く作風が違う・・・
生徒達も当然?先生にそっくりな作風。
くちこは超異端児。
「こんな作品では額がもったいない。」
とか、
「ちゃんと習わないから、いつまでも先生に近づけない。」
とか・・・言われて・・・
意欲を無くし、準備した藤を捨てました*(涙)*

くちこは、くちこなのに。
くちこは、くちこであることを大事にしなさいと、父も母も言っていたのに。
くちこにとって、押し花は、仕事でも修行でもない。
心を自由にして楽しみ、自分が嬉しくなる作品を作ることなのに。

まあ、さ、いつもこの個性と自分勝手が災いして大成しないくちこなんですけどね*(ジロ)*

なんと言われようと、やっぱり白い藤も作品作ろうかな・・・

ちょっとだけ言わせて貰うと、
何故か、くちこの作品は先生より高く売れます*(キラキラ)*
売る為に作ったりはしなのだけれど、頼まれて、時に家にある作品を手放しているだけですけどね。

あ、話がそれた。

サクラサク*(笑顔)*
楽しんで貰えたかしらん*(はてな)*
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当方、空き室あり

2010年03月14日 22時09分00秒 | インポート
昨夜、悪い子が旅立ちました。

母子家庭でありながら、大学院まで進学する普通の子(弟)のことを悪い子は「長すぎる助走」と言っていました。
男子たる者、先んじて家計を助ける志を持つべし・・・と。
その、普通の子も今春卒業、就職、24歳。

悪い子、意を決して、やっとくちこ家を巣立つ、27歳。
確かに、悪い子は何処で働いていても仕送りを欠かさなかったし、家に戻ってからはくちこ家の経済を支え続けたけれど・・・
百年一日の如く、母親の元で、ただ母親を支えるだけの安穏のしたぬるま湯に彼は浸かっていた。
くちこは・・・
悪い子こそが、「長すぎる助走」だったと思う。

もちろん、くちこも我が子が一人手許に残ったことに安堵し、一緒にそのぬるま湯に都合良く浸かっていたのだけれど。

人生は、同時に二通り試せない。
どう生きれば良かったなど、
誰にも解らない。
悪い子の人生も然り。

今回の上京。
その結果は、甚だ不安だけれど、
彼の背中を押した弟の行動を天命だと思ってみよう。

先日、普通の子と深夜、台湾から帰宅。
そのまま彼は就職先へレポートを作成、送信して、
翌日、自転車で四国一周に旅だった。
九日間で、ほぼ一周して帰宅。
翌日は、45キロ先のくちこ家のお墓参りに、自転車で・・・

そうやって、彼は彼なりの方法で学生生活にピリオドを打ち、
これからは、希にしか帰らない自室を片付けて、くちこ家を旅立ちました。
良い子は、在学先から4年前に東京へ就職。

昨夜、子供達がいなくなった三部屋を見て回りました。
築15年。
子供達との歴史。

絶対に泣かないことにしている。
一滴の涙から
くちこが壊れたらいけないから。

さて、東京在住の皆様。
新宿区の良い子、
江東区の悪い子、
江戸川区の普通の子、
をよしなに!
くちこは、彼等を、社会に託します。

末筆ながら、
普通の子の自転車で四国一周にあたり、
四国の皆々様には大変お世話になりました!

パンクした自転車を軽トラに積んで、いろんな自転車やさんを回ってくれたもみじマークのおじいちゃん、
何十キロもどうもありがとうごさいました。

カルテに何故か「四国一周」と書いた皮膚科の先生、
お寺の皆様、釣り人の皆様、行きずりの皆様、
くちこの普通の子に良くしていただき、謹んでここに御礼申し上げます。

cafe友の皆様、
くちこも新しく出発します*(ウインク)*
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遺徳

2010年03月11日 19時18分00秒 | インポート
何を遺して去るか。

ちょっと台湾の日本統治時代について読書中。
「台湾に残る日本」

くちこは歴史や政治について極めて不案内。
で、内容について責任を負えませんが。

何故、台湾の対日感情が良いのか?
中国や韓国と違って。

台湾統治を任された、「後藤新平」という人。
台湾を新たに発生した日本の一部として扱っている。
その考えは・・・
台湾国土を日本国土とし、
台湾人を日本人とする。
(もちろん、台湾人にとっては迷惑な話で抗日運動も起こっているのだけれど)
植民地として搾取する対象として見ていない。
衛生状態を改善し、道路を整備。
教育制度、付随した施設、文化施設も。
あらゆる技術の伝授。
(だから、くちこはザルを買えました*(ウインク)*)

産業を振興し、伐採した森林は、必ず植林している。
日本の手を離れてからは、乱伐採されて、植林もされていない・・・

カミカゼ特攻隊の基地は台湾にもある。
そして、台湾人の日本兵がたくさん出撃している。
その基地の残骸に案内してくれた老人は・・・
「あの頃は、とても大変だった。台湾人も、日本人も・・・」
そして、今でも当時一緒に過ごした日本人と交流をしていると*(クローバー)*

くちこの訪台にあたり、叔父から電話あり。
(くちこの祖父は、台湾で商売をしていた)
当時雇っていた台湾の人達(子、孫を含む)が、くちこ達を歓迎したいと。
叔父達は、今でも交流している。
年賀状やクリスマスカードも。

台湾の対日感情に、統治時代の日本人による徳が絡んでいるとしたら・・・
祖父に雇われていた台湾の人達の感情に、祖父の徳が絡んでいるとしたら・・・
それは、遺徳かと。

叔父達が、くちこに良くしてくれること。
実家近くの人達がくちこに良くしてくれること。
それは、くちこの両親の遺徳。

くちこは、子供達に遺せるのか・・・

何を遺して去るか。

この世を去るまでの宿題かな*(ウインク)*
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台湾回顧

2010年03月05日 22時09分00秒 | インポート
まず、わがままな母の旅に付き合ってくれた良い子と普通の子に謝謝!

くちこは三十数年来の一途なスヌーピーファン。
前回の渡台では、お墓参りに行くと、世界スヌーピー博覧会が*(ドキュン)*
とか・・・まあ・・・色々あり・・・
次第にくちこは、どうも、この祖母・・・なかなかやるな・・・と思い始めた*(ウインク)*

今回の天気予報は連日雨、雷付きの日も*(雨)**(雷)*
台中に向かう朝も肌寒く、バスの窓には雨が吹き付ける。
でも、くちこ達は何故か晴れる予感。
そして、曇り、晴れへ*(ウインク)*

くちこは、最近、とある韓国ドラマに夢中*(ハート6つ)*
さて、良い子に付き合って、CDショップに入ると、ガラスの鍵付きショーケースの中に、その韓国ドラマのグッズが*(びっくり2)*
しかも、超格安*(びっくり2)*
店員に聞くと、どれも一点限りと。
くちこが買ったらおしまい。
え?あったのはね、そのドラマのグッズだけ。
だって、普通のCDショップなので。

昨年末、突然、亡き祖父の履歴書が出てきたので、父が生まれ育った所を訪ねました。
既に夕暮れ、今ひとつ、詳しい場所が解らない・・・
くちこが、道を尋ねると、
「貴女、日本人?」
昭和九年生まれで日本語教育を受けた人でした。
完璧な日本語*(キラキラ)*
そして親切に案内して貰いました*(チョキ)*

はい、全て偶然と言えば、それまでの話です。
でも、くちこは・・・
「おばあちゃん、ありがと、またね*(笑顔)*」です。
祖母は、父が小四の時に亡くなっているのですけどね。

さて、大きい*(びっくり2)*けれど、くちこお気に入りのお土産は・・・

photo by kazukomtng from OCNフォトフレンド

ね、ビビットで、裏表別にきちんと編まれていて・・・デカイ*(爆弾)*

photo by kazukomtng from OCNフォトフレンド

くちこね、ザル、欲しかったの。
日本では民芸品扱いで、破格の値段に変わってしまっているでしょ?
ザル、どれも120円。
さっきのカゴは千円です。
「何も台湾から買ってこなくでも・・・」
夫はあきれ顔ですが。

最後に、これが祖母からの?プレゼント?

photo by kazukomtng from OCNフォトフレンド

ところで・・・
台湾の占い師によると・・・
「周りを幸せにする」とか*(はてな)*
はい、そこのあなた!
どうぞ、お幸せに*(クローバー)*
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