しろつめ・楚々・くちかずこ姫のお部屋 goo

安易に清水の舞台から飛び降りるが、意外に用心深い。極めて自己中心的だが、意識がない部分で情が深かったりもする。

入院三日目、膵管縫合部を内視鏡的にバルーン拡張した翌日

2021年04月28日 10時54分10秒 | 膵神経内分泌腫瘍 p...

発熱無し

腹痛無し

咽頭通も軽減

 

やれやれ朝が来たかと、

早朝から点滴台に膵液ドレーンもぶら下げて、

手には、電子レンジでチンして温める湯たんぽを持ってホールへ歩いて出たら、

見た顔の医師が。

「先生!」

しばらく怪訝な風にくちこを眺め、やっと、(マスクに眼鏡だしね、しかも鼻からチューブ)

「ああ、くちこさん

くちこの入院を知らなかった様子でした。

カンファレンスで名前が出ても、くちことは思わなかった?(よくある名前)

 

「くちこさん、元気そうだね」

「先生、元気な訳無いじゃん

持続点滴をぶら下げて、鼻から膵液出してる姿の何処を見たら元気なんだよお

 

と、彼・・・

「最近、体がしんどくてねえ・・・

 歳を感じるよ・・・

 運動とかしていないしね・・・

 くちこさんは良いなあ。

 外国とか、どんどん遊びに行けて。

 まあ、遊ばないとやってられないよね。

 こっちは無理だけど・・・」

力なく自販機から珈琲を出してエレベーターへ向かう彼の背中に、

「先生、未だ若いよ

 大丈夫

 ちゃんと、くちこを治してね

 責務だからね

「責務かあ・・・は、は、は」

エレベーターの中に消えました。

 

後で考えたら、

なんて自分勝手なくちこ

元々高い地位で、更に出世した彼の背中。

どんだけのモノを背負っていたのか

当直?

徹夜?

早朝出勤?

 

ごめんね自己中で・・・   by くちこ

 

8:45

三角定規医師と、彼が背負っているヒヨコ研修医君が訪室。

※ヒヨコ君、呼吸器外科が希望とのことでした。

 

ドレーンから、膵液を採取。

結局、トータル5回、膵液は細胞診に出されていました。

 

マジに膵管の開口部は狭くて、何度も諦めかけたけど、どうにか見つかった、と。

このピンホールの開口部は、ガイドワイヤーの三分の一の大きさしかなかったそうです。

じゃ、1㎜以下だね・・・

それをバルーンを拡げて、一旦は6-7㎜まで拡張したそうです

 

で、

この面倒で違和感満載の鼻から出している管(膵液ドレナージ)

木曜日、ステント留置目的の内視鏡まで継続、と。

ガーーーーーーン

イチイチショックを受けるくちこ。

こんな流れが想定されるならさあ、

最初に聞いときたかったわ

くちこは、翌日、問題無ければ抜管って、勝手に想定していたのでね。

ま、そこがアホなんですが

 

膵液の細胞診の結果は一週間後なので、次回の外来で訊いてください、と。

そして、愛しの外科医長の外来に戻ってください、と。

はい、そうしますとも

 

真偽の程は解らないんだけど・・・

愛しの外科医長って、存在感、威圧感があり過ぎて、

そんな彼が、自分の縄張り外?の消化器内科なんかに出没したら、みんな萎縮してしまう、とか。

三角定規医師も、愛しの外科医長の指示を仰がなければ、何も決められないのではないか?とか。

なんて説が小耳に。

 

くちこは威圧感解らないんだけど、

それは、くちこにも同等な威圧感があるから

まあ、

人は、自分の目と心で測るからね。

真実って、あるような、無いような。

そ、

自分のモノサシ。

 

昼から食事再開。

昼は三分粥(勿論?ずっと脂肪制限食)

有は五分粥。

 

持ち込んだ手持ち内服薬は、全て病棟管理になり、くちこの手元には無いんです

大した薬じゃ無いんだけどね。

朝だけ降圧剤オルメテック20mg一錠と、胃酸を抑制するネキシウムカプセル20mg一錠。

毎食後に、リパクレオン顆粒300㎎一包。

後は不眠時の処方、マイスリー5㎎と、アルプラゾラム0.4㎎。

※これは、適宜調整すて服用しています。

くちこに自己管理させてくれなかった理由はなんだったのか?

不眠時の処方が問題なら、就寝前の処方のみの管理にして欲しかったわ。

 

と言うのも、

食後の薬、なかなか配薬されないのよ

ずっと、軽くハラハラしていました

 

毎食後のリパクレオンってね、

膵切除したら誰でもお世話になるってイメージの薬で、

分泌を損なわれた膵臓に替わって、膵消化酵素を補う薬なのよね。

1日3回、食直後に経口投与する薬なの

食べたら、すぐに必要なのが消化酵素だからね。

忘れたころに貰ってもねえ

 

この日の夕食後も、貰ったのは二時間後。

「遅くなりましたーーー」

と、ひらりとリパクレオンを一包持ってくる。

そのくせ?

毎度、内服確認した証拠に空袋を持ち帰る。

それ以前の問題なんだけど・・・

 

この薬が遅くなった意味、

解っているのかしら???と。

食直後に貰える可能性は、2割?

なんなら、食前薬と思って欲しいわ。

食事中に飲む処方もある位ですからね。

 

数日後・・・

堪り兼ねて、

「食直後なのよね」と呟いてみました。

効果があったような、無かったような?

多分、その日の勤務者の資質なんだと思う。

忙しさ、よりも。

 

いつまで点滴がありますかと訊くと、

明日まで、と。

諦めて寝ていたら、また点滴が落ち切っていて、慌ててナースコール

 

これで終わりだから良いんです。

よく寝てたから放置していました、と。

はあ・・・

まあ、抜針されて、やっと肘が曲げられるようになり、やれやれと安堵したくちこでした

 

閑話休題。

そう言えば、孫王子がね、

音声メッセージで、

どうだ?

大丈夫か?等々、沢山訊いてきてました。

心配の嵐だったみたいです。

何か、感じるものがあったのかしら?

 

   

 

パフェは自分で作ったらしいです。

退院したら、毎日、電話してきています。

くちこは、貴重な遊び相手なんですわ。。。

あまりに殺伐とした内容なので、王子の写真でもと載せてみました。

 

 

コメント (18)
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