しろつめ・楚々・くちかずこ姫のお部屋 goo

安易に清水の舞台から飛び降りるが、意外に用心深い。極めて自己中心的だが、意識がない部分で情が深かったりもする。

栴檀は、看学より、華々しく

2017年04月21日 20時17分29秒 | 日記・エッセイ・コラム

絶対に行くつもりの無かった看護学校。

→が、親の説得で行くことに

 

面接では、当時の副院長に喧嘩を売った次第。

→後々の名誉院長。

「尊敬する人は誰か」と聞かれたので、

「尊敬する人はいないが、

 たかが紙一枚で人のなりを判断する人を尊敬することは無い」と。

 

だって、くちこの個人票を見て、

「一人っ子はわがままだからなあ」って言ったから。

事実だけれど、今会っただけの人に言われる所以は無いから

なんだか、面接に飽きたのか、他の受験生を軽くからかって困らせていたのが、

くちこをイラッとさせていたしね。

→頼まれてもいないのに、人の仇を打つタイプです。

 

渋々入学して、廊下を歩いていたら、副院長が向こうから・・・

くちこを見て、ちょっと固まっていました

 

すぐに辞めるつもりで、段ボールの荷物もそのまま出さなかったのに、

事の流れとは恐ろしいもので、卒業しました。

まあ、両親は安堵したと思います。

全寮制とは言え、家から車で一時間だし、

学費、食費、寮費、全て国費で賄われる学校だったのでね。

 

高校時代、握力が8Kgしか無かったくちこは、

食器洗剤が片手で持てず、

→両手で、下に置いたスポンジに向かってピューっと・・・

 

人が閉めた油性マジックのキャップが開かず、

→人が居ないことを確認して歯で開け・・・

 

母が準備してくれた布団が重くて押し入れに入らず、

→下の段の押し入れに、足で突っ込み・・・

 

一日中授業を受けるのは面倒なので、

勝手に寮で寝ていました。

教務主任が訪ねて来たので、

「一日中、人の話を聞くような体にできていない」

と答えました

本来、国に養成される相当厳しい学校だったのですが、

何処にいても、くちこはくちこでした。

 

不本意な理由で外出外泊禁止になった時は、

院内屈指の地位にある医師を抱き込んで

「会わせたい教授が居る」と言わせ、

一緒に外出し、町で奢って貰い

それから勝手に大学祭とか一人で遊びまわって帰ったことも。

敵もサルモノで、最寄りの駅まで、くちこが、その医師と電車に乗るか確認に来ていました。

呆れた話だわ・・・どっちが

 

人生初の赤点を取ったのも、この医師のテストで、

殆どの生徒が赤点でしたが、

それでも、くちこは、自分が赤点なのは許せんと思い、

その医師の部屋に行き、

くちこの人生の汚点になるし、

母が悲しむので、よおく見て、どこか一つ〇にするように説得しました。

で、赤点はなくなりました。

やればできる・・・

 

高慢な、人を見下す医師がいて、

その医師のテストで、くちこが誤答とされた問題、

他の医師から習ったことを突き合わせると正答だったので、

高慢な医師のところに、その間違いを正したところ、当然激怒。

が、他の医師の方が上級医で、その医師の授業をくちこはノートに書いていたし、

上級医の口添えもあり、

くちこ勝利

高慢医師は、憤懣やるかたなしで、教務に怒鳴り込んだらしい。

フン、ザマーミロ、バカヤロー

 

なんとも、規則でがんじがらめの学校で、

草取りとか、窓磨きとか、

先輩のチェックは、小姑一人は鬼千匹に向かう・・・の世界。

それでも、やってはいけない事を一つ一つやっていくのがくちこでした。

門限破りで、あの高い金網を何度よじ登ったことか。

あれはね、ギリギリで遅れたら、未だ見張っているから駄目。

どんと遅れた方が安心。

まあ、ボーイフレンド達はみんな生真面目だったので、

基本は、踏切等々で、運悪く遅れて、

くちこの指導の下、時間を潰すって感じだったけど。

 

結構、地味で真面目な生徒が多い中で、

くちこの存在は・・・

だから?

門限ぎりぎりまで、いつも寮には居なかったな。

それでも、三年も同じ釜の飯を喰い、苦楽を共にしたので、

思い出も濃いし、懐かしいんだなあ。

 

人の生き方、暮らし方、考え方、

全寮制は、上辺だけの綺麗ごとでは済まないので、

たくさん学ばせて貰って、

たくさん語り合った三年間だったのでした。

 

色恋沙汰については、その内、追々と

長くなるし、ね。

 

                     

 

看護学校一年の時に、フラリと高校時代写真部で一緒だったBFが遊びに来て撮ってくれた写真です。

なので、実物以上に。

音信不通だけれど、まさかプロカメラマンにはなっていないよなあ。。。

コメント (32)
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