サッカー狂映画監督 中村和彦のブログ

電動車椅子サッカーのドキュメンタリー映画「蹴る」が6年半の撮影期間を経て完成。現在、全国で公開中。

奇跡では決してない

2012年07月27日 | サッカー

Uー23日本代表がスペインに1対0で勝利!
ろう者サッカー男子日本代表が大会初戦でスペインを6対1で撃破しましたが、
Uー23日本代表も続きました。
何とか引き分けてくれないかなとは思っていたのだが、勝ち点3ゲット!
決勝トーナメント進出の可能性が俄然高まりました。

スペインはオフ明けから時間もなくコンディショがあまり良くないようで、1戦目に対戦したのはラッキーでした。しかも退場者も出たわけで。
しかしその退場は、永井のスピード、頑張りがあってこそ。
前線からの永井の献身的なプレスは素晴らしかった。
東も頑張って走ってました。怪我による交代がなければ、お疲れ様で途中交代したんでしょうが。
最後は完全に足にきてましたが何とか走り切りました。

アジア予選では永井の1トップはなかなかうまく機能しませんでしたが、スペイン戦でうまくはまりました。
決定機を決めていれば良かったかったんでしょうが、相手GKのポジショニングも的確でTVで見ているよりシュートコースが狭く見えたんでしょうか。
まあ永井、清武、山口蛍の誰かには決めてほしかったですが。

CKからのゴールは素晴らしかった。
非公開練習で試したパターンだったのだろうか。
ニアに3人が飛び込み相手DFをひきつける、扇原はニアを超え、急速に曲がり落ちるボールを蹴る。
そこに大津が飛び込む。
数少ないチャンスをものした素晴らしいセットプレーからのゴールでした。
アジア予選アウェイのバーレーン戦で、扇原のCKからファーに飛び込み右足アウトで蹴り込んだゴールをちょっと思い出しました。

権田も良いセーブを見せたし、DFラインも安定、山口も攻撃の目を摘むいい動きをしてました。

心配は酒井宏樹の怪我、どのくらいでも戻ってこれるんでしょうか。
大津は大事をとっただけ?たいしたことではなかったのでしょうか。

とにかく、せっかく初戦を勝利で飾ったわけであるし、
絶対に決勝トーナメントに進出してほしい。