サッカー狂映画監督 中村和彦のブログ

電動車椅子サッカーのドキュメンタリー映画「蹴る」が6年半の撮影期間を経て完成。現在、全国で公開中。

なでしこジャパン&Uー23日本代表

2012年07月12日 | サッカー

「川澄菜穂美物語」特別版に付いていた川澄奈穂美シリコンバンドを腕に巻き、
ろう者サッカー日本代表応援Tシャツを身にまとい、なでしこジャパン&Uー23日本代表を観戦してきました。

なでしこジャパンは3対0の快勝!
特に2点目の流れは素晴らしかった。
澤がボールを奪い、阪口が右サイドの宮間に展開、その間に近賀がオーバーラップ、
タメを作った宮間から近賀へ、近賀がダイレクトでGKとディフェンスの間にクロスを入れ、
飛び込んだ大儀見(旧姓永里)が左足で流し込みゴール。
各々の持ち味が出たゴールでした。

いやあでも、ポストプレーに決定力と大儀見の安定感は本当に素晴らしい。
川澄も相変わらず、運動量、スピード、キレを両立させているし。

交互にポストに下りてくる大儀見と安藤の2トップもいいし、
川澄が大儀見の周りを衛星のように動き回る2トップも魅力的。
そして大野をどう使うのか。
コンディション、あるいは相手に合わせていろいろと組み合わせてくるのでしょう。

澤のコンディションも徐々に戻りつつあるし、本大会にはきっちりと仕上げてくるでしょうし、
楽しみです。


Uー23日本代表はロスタイムの同点に追いつかれるという、後味の悪い終り方となってしまいました。

前半からチャンスはかなり作り出すのですが、ゴールの気配が漂わない感じでした。
相手からすると怖くないというか。
ボランチやセンターバックからの縦パスがほとんど入らないのも気になる点ではありました。
ボランチの攻め上がりも、あまりありませんでしたし。
というか本大会仕様で2列目より前の選手によるショートカウンターを構築しようとしているのでしょうか。

左サイドバックの徳永は、2列目左の永井が自分で行っちゃうので攻め上がりの場面はほとんどありませんでしたが、
後半に入り、2列目の左右のポジションチェンジも多くなるにつれ、徳永の攻め上がりも多くなり、その徳永のミドルシュートのこぼれ球に杉本が詰めて先制。
いいゴールでした。

バックアップメンバーが2人出てきたのには、ちょっとびっくりしました。
特に山崎。
米本はもしもの場合のために一度使っておきたかったこともあるだろうし、
村松のテストのためでもあるのかなとも思ったりしました。
つまりアンカーのポジションでのテストと、扇原のバックアッパーでのテスト。
現状では扇原のバックアッパーは、山村ということになるわけでしょうから。
よくわかりませんが。

1トップも大津がファーストチョイスなのか杉本なのか、よくわかりません。
次のテストマッチには全員揃うわけで、杉本の先発を見てみたいです。
もちろん吉田、宇佐美、酒井高徳も先発で。
やっとそこで形が見えてくるのでは。

ミスはあったのですが、守備は以前に比べれば安定してきているわけで、
さらなるディフェンスラインの整備を推し進めてほしいです。


サッカー観戦に行くと知人によく会いますが、
ヴェルディ&ベレーザ、サポーターの知人が近くの席でした。
杉本がゴールを決めた時は、
「ウチの、ウチの杉本です!」とガッツポーズしてました。
おめでとうございます。

試合の合間には、ジャンボこと中村義昭さんとも遭遇!
DVD「日本代表劇登録 Uー23日本代表&なでしこジャパン ロンドンオリンピック2012サッカーアジア地区最終予選」のナレーターをやってもらった方ですが、
なでしこジャパンの快勝の後ということもあり、がっちりと握手を交わしました。 

DVDでインタビューした選手では、大迫選手がメンバーから漏れてしまったわけですが、
是非奮起して日本代表に這い上がってきてほしいです。