サッカー狂映画監督 中村和彦のブログ

電動車椅子サッカーのドキュメンタリー映画「蹴る」が6年半の撮影期間を経て完成。現在、全国で公開中。

負けないで!

2012年03月28日 | 手話・聴覚障害

聴覚障害者である女性プロボクサー小笠原恵子さんの自伝「負けないで!」(創出版)を読んだ。

不勉強ながら、彼女や本の存在を知らなかった。
家族や恩師、ボクシングジムの会長など、複合的な視点も盛り込まれていてなかなかいい本でした。


地の底のヤマ

2012年03月27日 | 日記

先日手話サークルで、ろう者と聴者の「趣味」に対する概念の違いが話題になった。

聴者は、人より得意な事だったり、凄くはまっていることだったり、コレクションしていることだったり、1つか2つをあげる場合が多い。
それに対して、ろう者は、好きなこと、よくやることなども含まれ、範囲が凄く広いようだ。
実際、ろう者に「手話は何ですか?」と質問するとたくさんあげる人は多い。

自分が質問された場合は「サッカーです」って答えてるんだけど、ひよっとしたら読書が趣味なんではないかと最近思うこともある。
一度も「趣味は読書です」って言ったことはないし、必要あって読んでいるという感じでもあるし。
でも電車に乗る前に本がないと落ちつかなったりするし。

まあ、それはそれとして、先日「地の底のヤマ」(西村健)という863ページもある小説を読んだ。
なんで読んだかというと、、映画「アイ・コンタクト」の上映でいろいろとお世話になった方の息子さんが書いた小説だし、生まれ故郷の福岡県大牟田市が舞台だし。

1人の刑事を軸として、戦前の炭鉱での労働、三池争議、三池炭鉱の炭塵爆発事故、その事故による一酸化炭素中毒、閉山、ヤクザの抗争等々、大牟田の歴史を網羅し日本の戦後をも討つ内容。
というと堅苦しそうだが、グイグイとした筆力で読ませてくれます。

ちなみに、この作品で吉川英治新人文学賞を受賞されたみたいです。
おめでとうございます。

 


仙台から「アイ・ラブ・ユー」

2012年03月19日 | サッカー

昨日「やべっちFC」を観ていたら、ベガルタ仙台、太田選手のゴール後のパフォーマンスが取り上げられていた。
親指と人差し指と小指を立てるというパフォーマンス。
何かで見たイラストだかなんだかの真似らしいが、本人も特に意味は知らないそうだ。

それは手話的には、「アイ・ラブ・ユー」です。
アメリカ手話でね。
太田選手は知らず知らずのうちに仙台から愛を発信していたわけですね。
先日の試合は横浜だったけど。

今後もゴールを決めて、仙台から「愛」を発信し続けてくれ。

 

ところで、明日20日(火・祝)は、東京都板橋区高島平区民館で「アイ・コンタクト」の上映。
都営三田線高島平駅南口すぐです。
時間は、15時~ 18時~の2回。
料金は1200円(高校生以下は800円)。
収益のすべては「たましろの郷」に寄付されます。
「たましろの郷」は、東京都内にあるろう重複障害者就労施設です。

私も行きます。
お待ちしております。

国立競技場で14時から開催される、FC東京のACL試合観戦後でも間に合います。
(本当は俺もACL観たかったんだけど…)
フットサルポイント狭山で12時から開催される、ブラインドサッカー日本代表 vs スペイン代表の試合観戦後でも間に合います。
詳しくはhttp://www.b-soccer.jp/
(本当は俺も行きたかったんだけど…)


スペイン代表来日!

2012年03月17日 | サッカー

スペイン代表の試合を観てきました。

ブラインドサッカーの。

いやあ、面白かった。
“攻”への切り替えが速くスペースがあればドリブルで駆け上がり、マークされても切り替えしたり球際で激しくいく。引きつけたところで逆サイド、あるいは前方斜めへダイレクトのパスを出し、遠目からでもガンガンとシュートを放つ。
なかなか、ブラインドサッカーでは目にしたことのないまさしくサッカーが繰り広げられた。

しかし勝利したのは、日本のクラブチームである「たまハッサーズ」。
第2PKで得た1点を守りきり、1対0と勝利。
GKの活躍などもあり、見応えのある試合でした。

明日(日)と20日(火・祝)もスペイン代表の試合があります。
一見の価値有りです。
詳しくは、http://www.b-soccer.jp/


夜は、FC東京 vs 名古屋グランパス戦観戦。
小川、藤本や中村を怪我で欠き、かなり苦しい陣容の名古屋が先制点を挙げるが、FC東京が“つなぐ”攻撃的なサッカーで3対2と逆転勝利。
FC東京の梶山はトップ下で先発。ボランチのポジションで責め上がった後の“守”への切り替えが常に気になっていたが、今季からキャプテンマークを巻き自覚が出てきたのか、気持ちの見えるプレーだった。

今後もFC東京、楽しみです。
名古屋も怪我人が戻ってきたら上昇曲線を描くでしょう。


ここ最近のサッカー

2012年03月15日 | サッカー

このところサッカーネタもご無沙汰していました。
ざっとサッカーライフを振り返ります。

3月3日には、スーパーカップ「柏レイソル VS FC東京」生観戦。
一言で言えば、その時点でのチームの完成度が高いレイソルが勝ったという印象。

なでしこジャパンのアルガルベカップは全試合リアルタイムTV観戦。
とにかく、層が厚くなったのが一番の収穫。
永里も素晴らしかったし、宇津木もよかったなあ、有吉も。
どういうふうに18人に絞り込んでいくのか、興味は尽きません。
澤はとにかく五輪には万全の状態で臨んでほしい。

ACLもTV観戦。
うーん、ガンバどうした。
FC東京初戦勝利おめでとう。内容もいいし。
名古屋、オー、ノー!なんじゃあのロスタイムのオーバーヘッドキックは?
しかし逃げ切りに入ったのが、いったいよかったのか?
柏レイソル、ACLの洗礼か?
今年は、どこかに優勝してほしい!!

ちなみに浦和レッズとガンバ大阪のACL優勝時のDVDは、私が作らせていただきました。

日本代表、コンディションが悪く事前練習の時間が少ないと苦戦もするという試合。
最終予選の対戦相手も決まり、6月のオマーン戦、ヨルダン戦は絶対取りこぼしは許されません。

昨日は、Uー23日本代表の五輪予選を撮影に国立へ。
(俺が撮影するんじゃないんだけど)
前半は点が入る雰囲気が感じられなかったけど、ハーフタイムに監督の的確な指示があったのか、自分たちでも意見をぶつけ合ったか、後半劇的によくなり2対0で五輪出場決定!
男子も18人をどう選んでいくのか?香川は?宮市は?オーバーエイジは?
これからも興味は尽きません。

やるサッカーはご無沙汰、肉がだぶついてきた。 
やばい。